今年度の全国高校選手権で4強入りした名門・桐光学園の佐熊裕和氏(49)が監督を退任し、同校を退職していたことが分かった。既にサッカー部員と保護者には報告されており、福岡などでプレーし、コーチを務めていた鈴木勝大氏(35)が監督に昇格した。
佐熊氏は、プロの指導ができる公認S級コーチライセンスの取得に向け講習会を受講していたが、このほど取得のめどが立った。多くのJリーガーを育てた実績を持つだけに、Jリーグや若い世代の日本代表の監督を目指すものとみられる。
中村俊輔の1つ上の代で桐光学園の主将を務めていた鈴木新監督は卒業後、国士舘大を経てアビスパ福岡、サガン鳥栖などでプレー。熊本のルーテル学院コーチから昨春母校サッカー部のヘッドコーチへ就任していたが、それからわずか1年弱で名門の指揮を執ることとなった。