２０２０年東京五輪のメーン会場となる国立競技場の改修に伴い、県は同競技場で行うサッカー天皇杯全日本選手権や全国高校サッカー選手権の決勝を埼玉スタジアムに誘致する方針を決めた。
３０日の県議会一般質問で藤沢慎也県議（刷新）が「お隣の東京に埼スタを超えるスタジアムが誕生すれば（埼スタでの）日本代表戦などが減少することが予想され、国内最大のサッカー専用スタジアム埼スタの注目度、利用頻度が低下する恐れがある」と指摘。これに対し、南沢郁一郎都市整備部長は天皇杯決勝などの誘致に言及し「新国立競技場の完成までに『サッカーの聖地』としてのブランド力を一層高めたい」と答弁した。
新国立競技場は１４年７月から改修工事に入り、１９年３月に完成予定。その間の「代替決勝会場地」として、県公園スタジアムは「県サッカー協会と協力して埼スタへの誘致活動を行っていきたい」としている。
【埼玉新聞】
