【第92回選手権岡山県予選】決勝は作陽と岡山学芸館を破った玉野光南との対戦

　　第９２回全国高校サッカー選手権岡山県大会は、の準決勝が４日、笠岡市の笠岡陸上競技場であり、８連覇中の作陽と第２シードの玉野光南が接戦を制して決勝へ駒を進めた。

　第１試合は、前半に先取点を得た作陽が追いすがる倉敷翠松を振り切った。序盤から作陽がパスをつないで再三翠松ゴールを脅かし、３３分、ＧＫがはじいたこぼれ球を、１年のＭＦ原口がゴール左隅に押し込んだ。後半は両校とも激しく攻め上がったが、得点に結びつかなかった。原口は「夢中で蹴ったシュートが決まり、うれしかった。決勝でもチームに貢献できるプレーをしたい」と力を込めた。

　第２試合は、玉野光南がＰＫ戦の末、岡山学芸館を下した。玉野光南は同点に追いついた後の７２分、クロスボールをＦＷ桑田が頭で合わせて逆転。一方、岡山学芸館も後半ロスタイムに追いつき、計２０分間の延長でも勝負がつかなかった。

　玉野光南主将の野上は「どちらが勝ってもおかしくなかった。『打倒作陽』を掲げて練習を重ねてきたので、決勝は、最後まで諦めずにボールを追いかけたい」と話した。

決勝は１０日午後０時５分に岡山市北区のカンコースタジアムで開催される。

［決勝戦］

作陽 vs 玉野光南

【準決勝】

作陽１‐０倉敷翠松

学芸館２‐２(PK5-6) 玉野光南

【準々決勝】

作陽３‐０水島工業

倉敷翠松４‐１岡山芳泉

玉野光南３‐１関西