滞空時間の長いヘディングと気持ちの入った声でチームを引き締める1年生DF
【Jユースカップ2回戦 京都サンガFC 0-2 浦和レッズ】
下馬評ではトップ昇格が内定しているFW沼擁する京都サンガが有利だと見られていたが、試合は浦和レッズが内容も圧倒しての勝利となった。その京都攻撃陣を完封に貢献したのが、浦和の1年生CB橋岡大樹(1年)だ。
沼を中心した京都攻撃陣との競り合いでは182cmの長身で尚且つ、滞空時間の長いヘディングで相手の攻撃をシャットアウト。京都の中盤に人数が足りないため、セカンドボールもしっかり拾ったため、浦和が攻める時間帯が増えた。
そして、驚いたには、1年生ながら両チームを通して、一番橋岡の声が聞こえたきた。 特にセットプレーでは、集中力の切れないようにチームメイトに声をかけ、高さのある相手DFに危ないシーンもあったが、体を入れて上手く対応していた。その姿は1年生と思えないほど存在感があった。
それもそのはずで、浦和のジュニアユース所属の中学3年からユースの試合にレギュラーとして出場しており、主にサイドバックで出場している。また今年6月に開催されたU-16インターナショナルドリームカップ2015 JAPANでは3連勝でチームは優勝、圧倒的な存在感で大会MVPを獲得した。
今週末はいよいよJユースカップの準々決勝、相手は優勝候補のセレッソ大阪、相手のFWには総合力の優れた年代別の代表の経験を持つ岸本がおり、両者の対決が楽しみだ。