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【高校選手権】京都橘が攻守に桐光学園を圧倒

 第91回全国高校サッカー選手権は12日、国立競技場で準決勝を行い、京都橘(京都)対桐光学園(神奈川)戦はFW仙頭啓矢(3年)の先制ゴールなどによって京都橘が3-0で快勝。京都橘は同校史上初、京都府勢としては10年度の久御山以来2年ぶりとなる決勝進出を果たした。京都橘は1月14日の決勝(国立)で初優勝を懸けて鵬翔(宮崎)と対戦する。

 京都府大会初戦から10試合連続先制点。京都橘「こだわり」の先制ゴールがチームを勢いづけた。前半42分、京都橘はカウンターから仙頭がドリブルで持ち上がる。敵陣中央から左前方へ出したスルーパスはFW小屋松知哉(2年)に合わなかったが、PAで建て直した小屋松がすぐに後方へ落とす。これに走りこんだMF中野克哉(1年)の右足シュートはクロスバーを叩いたものの、跳ね返りを仙頭が右足で押し込んで先制点を挙げた。

 正智深谷(埼玉)との初戦でPK戦を制して全国大会初勝利を挙げた勢いに乗って国立初進出を果たした京都橘と、MF中村俊輔(現横浜FM)を擁した96年度以来となる準決勝へ勝ち上がった桐光学園との東西対決。試合開始直後の3分、仙頭のスルーパスで抜けだした小屋松がビッグチャンスを迎える。シュートは飛び出した桐光学園GK長津大裕(2年)の好守に阻まれたが、京都橘自慢の俊足2トップがいきなり見せ場をつくった。

 

 だが、この後は両チームともにチャンスをつくることができない。桐光学園は10番MF松井修平(3年)を軸に攻撃を組み立て、右SB大田隼輔(3年)のオーバーラップや左MF菅本岳(3年)のドリブル突破で穴を開けようとするが、前線からアグレッシブな守備を見せる京都橘は林大樹(1年)と橋本夏樹(3年)の両CBが相手に楔のパスを入れさせず、桐光学園に思うような攻撃をさせなかった。特に松井には京都橘のボランチとオフェンシブハーフの4人で囲い込み、効果的なパスを出させなかった。

 中盤でボールを奪うと、カウンターから仙頭と小屋松の2人だけでも攻め切ってしまう京都橘は、キープ力のある仙頭や中野、MF釋康二(3年)をポイントに押し上げていく。そして42分に仙頭が先制ゴール。結局、桐光学園はシュートらしいシュートを打てないまま前半を終えてしまった。

 

 それでも後半、ボールを支配した桐光学園が流れを引き寄せる。松井からパスを受けたFW市森康平(3年)が右足シュートを放ち、松井からのスルーパスがPAの野路へ通る。サイドを起点にチャンスをつくると、大田のロングスローも交えて相手にプレッシャーをかけていった。

 

 だが再びスコアを動かしたのは京都橘だった。31分、右サイドで仙頭からのパスを受けた右MF伊藤大起(3年)がゴールライン際を切れ込むと、こぼれ球が小屋松の足元へ。DFを外した背番号10が左足を振りぬくと、ボールはゴール左隅へ吸い込まれた。2-0。まずは1点の欲しい桐光学園は残り時間10分を残して交代カード3枚を使い切る。だが39分、相手を苦しめ続けた京都橘の高速カウンターが結実。交代出場のFW赤澤祥平(2年)が抜けだすと、最後はフリーでこぼれ球を拾った伊藤が難なく3点目を決めて勝敗の行方を決定づけた。GK永井建成(2年)を中心とした守備陣は今大会初の無失点。今日は攻撃だkでなく、守備でも魅せた京都橘が初の決勝進出を決めた。

 第91回全国高校サッカー選手権は12日、国立競技場で準決勝を行い、京都橘(京都)対桐光学園(神奈川)戦はFW仙頭啓矢(3)の先制ゴールなどによって京都橘が3-0で快勝。京都橘は同校史上初、京都府勢としては10年度の久御山以来2年ぶりとなる決勝進出を果たした。京都橘は114日の決勝(国立)で初優勝を懸けて鵬翔(宮崎)と対戦する。

 京都府大会初戦から10試合連続先制点。京都橘「こだわり」の先制ゴールがチームを勢いづけた。前半42分、京都橘はカウンターから仙頭がドリブルで持ち上がる。敵陣中央から左前方へ出したスルーパスはFW小屋松知哉(2)に合わなかったが、PAで建て直した小屋松がすぐに後方へ落とす。これに走りこんだMF中野克哉(1)の右足シュートはクロスバーを叩いたものの、跳ね返りを仙頭が右足で押し込んで先制点を挙げた。

 正智深谷(埼玉)との初戦でPK戦を制して全国大会初勝利を挙げた勢いに乗って国立初進出を果たした京都橘と、MF中村俊輔(現横浜FM)を擁した96年度以来となる準決勝へ勝ち上がった桐光学園との東西対決。試合開始直後の3分、仙頭のスルーパスで抜けだした小屋松がビッグチャンスを迎える。シュートは飛び出した桐光学園GK長津大裕(2)の好守に阻まれたが、京都橘自慢の俊足2トップがいきなり見せ場をつくった。

 だが、この後は両チームともにチャンスをつくることができない。桐光学園は10MF松井修平(3)を軸に攻撃を組み立て、右SB大田隼輔(3)のオーバーラップや左MF菅本岳(3)のドリブル突破で穴を開けようとするが、前線からアグレッシブな守備を見せる京都橘は林大樹(1)橋本夏樹(3)の両CBが相手に楔のパスを入れさせず、桐光学園に思うような攻撃をさせなかった。特に松井には京都橘のボランチとオフェンシブハーフの4人で囲い込み、効果的なパスを出させなかった。

 中盤でボールを奪うと、カウンターから仙頭と小屋松の2人だけでも攻め切ってしまう京都橘は、キープ力のある仙頭や中野、MF釋康二(3)をポイントに押し上げていく。そして42分に仙頭が先制ゴール。結局、桐光学園はシュートらしいシュートを打てないまま前半を終えてしまった。

 それでも後半、ボールを支配した桐光学園が流れを引き寄せる。松井からパスを受けたFW市森康平(3)が右足シュートを放ち、松井からのスルーパスがPAの野路へ通る。サイドを起点にチャンスをつくると、大田のロングスローも交えて相手にプレッシャーをかけていった。

 だが再びスコアを動かしたのは京都橘だった。31分、右サイドで仙頭からのパスを受けた右MF伊藤大起(3)がゴールライン際を切れ込むと、こぼれ球が小屋松の足元へ。DFを外した背番号10が左足を振りぬくと、ボールはゴール左隅へ吸い込まれた。2-0。まずは1点の欲しい桐光学園は残り時間10分を残して交代カード3枚を使い切る。だが39分、相手を苦しめ続けた京都橘の高速カウンターが結実。交代出場のFW赤澤祥平(2)が抜けだすと、最後はフリーでこぼれ球を拾った伊藤が難なく3点目を決めて勝敗の行方を決定づけた。GK永井建成(2)を中心とした守備陣は今大会初の無失点。今日は攻撃だkでなく、守備でも魅せた京都橘が初の決勝進出を決めた。