第91回全国高校サッカー選手権の準決勝が、12日に国立競技場で行われ、神奈川代表の桐光学園と京都代表の京都橘が対戦。京都橘が3-0で快勝して、初の決勝進出を果たした。
試合後、桐光学園の佐熊裕和監督が以下のようにコメントした。
「試合の入り方、最初の10分をしっかりと心掛けたが、国立競技場という場所に飲まれた部分はあったと思います。ただ、ゲームプランの中でも1失点まではということで、前半は抑えて後半につなげようと考えた。攻めきれないでカウンターをくらってしまう部分があったので、リスクマネジメントの意識はあったが、想像以上のカウンターを受けてしまったのは悔いが残ります」
「個人ではなく、チームで何とかしようと立ち上げたチーム。組織を形にして戦ってくれた。勝てなかったのは私の力不足だと思っています」
「2トップもそうですが、その出所を抑えたいとミーティングで話していた。ストロングポイントである攻守の切り替えからカウンターにつなげたかったが、奪えないところ、つなぎきれないところ、逆に相手に奪われることがあった」
―監督にとっても16年ぶりの国立でしたが?
「(中村)俊輔の頃でしたし、当時は選手に連れてきてもらった感じでした。今年も選手たちは一生懸命やってくれたし、最後の1分1秒まで戦ってくれた。自分が考えて、チーム、選手をこうしたいというところに以前よりも近づいたかなと思います。高校年代、ここで終わりではないし、ここからサッカー人生を歩んでいく、次のステップにつなげるという意味では、僕らのやっていることはベクトルとして間違っていないのかなとも思っています」