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御殿場で「JFAアカデミー福島」2期生の卒校式

サカスタニュース

福島第1原発事故の影響で御殿場市内に一時移転している日本サッカー協会の選手育成機関「JFAアカデミー福島」の卒校式が2日、同市の寄宿先・御殿場高原時之栖で開かれ、福島、静岡両県の関係者が見守る中、高校3年の2期生21人が中高6年間の思い出を胸に巣立った。卒校式は2度目で同市での開催は初めて。
 式で、大仁邦彌日本サッカー協会会長は「福島に戻れぬまま卒校を迎え、残念さを感じるが、目標に向かうことが恩返しになる。未来の日本サッカーを担う存在として国際社会で活躍できる大人になってほしい」と述べ、卒校証書と記念品を2期生に手渡した。
 2期生を代表して答辞を述べた平沢俊輔さん(茨城県出身)と吉武愛美さん(福岡県出身)は「(福島県)広野町、楢葉町、富岡町は第二のふるさと。素晴らしい自然と人々の愛情が支えになった。静岡県の皆さんにも励ましていただいた。21人それぞれが、1人でも、どの舞台でもアカデミーの理念を胸に、乗り越えていく」と決意を語った。
 2期生は男子16人、女子5人。卒校後は、松本昌也選手がJ1大分、幡野貴紀選手がJ2岡山に、成宮唯選手はなでしこリーグ・ベガルタ仙台レディースに入団する。残りの18人は大学へ進学する。

【静岡SBS】