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【第62回四国高等サッカー選手権大会】高松商が香川対決制し、12年ぶりの優勝!

サカスタニュース

四国でのサッカーの頂点を決める第62回四国高等サッカー選手権大会、高松商―香川西の香川県勢対決となった男子決勝は、高松商がPK戦を5―4で制し、12年ぶり7度目の頂点に立った。

 

 

(鳴門球技場)
 ▽男子決勝
高松商 1(0―0)1 香川西
     (1―1)
     (延 長)
     (0―0)
     (0―0)
    (PK5―4)
(高松商は12年ぶり7度目の優勝)

PK戦の末、香川西破る 苦境乗り越え香川県勢対決制す
 香川県勢対決となったサッカー男子決勝は、香川県総体を制した高松商が12年ぶりの栄冠に輝き、2冠を達成した。敗れた前年覇者の香川西とともに互いの持ち味を発揮。PK戦にまでもつれた四国王者を決めるにふさわしい好ゲームを制し、陶山監督は「よく頑張ったの一言に尽きる」と選手たちの勝負強さをたたえた。

 高松商は相手の縦に速いサイド攻撃に対し、ボールをつなぎながら好機を探るパスサッカーと統率のとれた守備で対抗。後半20分、CKから失点したが、直後に反撃。DF植村が相手をかわして上げた右クロスを、県総体決勝で決勝弾を決めたFW中村が合わせて、すぐに同点に追いついた。

 その後も相手ゴールに迫ったが、得点には一歩届かず。PK戦では5人全員がしっかりと決めきると、イレブンは相手の4本目を止めたGK前田に駆け寄り、指を天に突きあげ、喜びを分かち合った。

 今大会は、初戦に前チームからレギュラーのMF山下が大けがを負うアクシデントに見舞われ、決勝までの3試合ともに先制点を許す苦しい展開を打破しての王座奪取。インターハイ優勝というチームの目標に向け、主将の久保秀は「勝てたことは自信になる。守備で絶対的な存在だった山下のためにも、全国制覇を目指す」と力強かった。