清水の「超新星」MF石毛秀樹(17)が、ナビスコ杯で最も活躍した23歳以下の選手に贈られる「ニューヒーロー賞」獲得に向けて特別調整を行った。東京とのナビスコ杯準決勝第1戦を2日後に控えた3日、通学する清水西のテストのため全体練習には合流できなかったが、放課後に用意された「特別メニュー」で体調を整えた。
学校を終えたMF石毛が仕事モードに変わった。この日、テストのため午前9時30分から行われた全体練習を欠席。しかし、アフシン・ゴトビ監督(48)が午後3時から特別メニューを用意。GK碓井健平(25)らを待機させ、約1時間のフルメニューを黙々と消化した。両手で汗を拭うと「自分のためにやってくれて本当に感謝している。中途半端なプレーはできないし、優勝へ貢献しないといけない」と、東京戦へ気持ち引き締めた。
◆ 石毛秀樹のプロフィール
中学時代より清水ジュニアユースに所属。U-15から各年代の日本代表に選出される。清水エスパルスユースに昇格した後も、U-18Jリーグ選抜やU-19日本代表などに選出され、2011年にはFIFA U-17ワールドカップメキシコ大会に出場、中心選手として4試合3得点の活躍で過去最高に並ぶ18年ぶりのベスト8入りに貢献し、自身もアジア年間最優秀ユース選手賞を受賞した。
ユース在籍中の2012年3月16日には公式戦出場が可能な2種登録も完了し、2012年3月30日にはプロC契約締結が発表された。 プロ契約を結んだ直後の2012年4月4日にナビスコカップ第2節、アルビレックス新潟戦で公式戦初出場を果たし市川大祐(現J2水戸)が持つ17歳7カ月のクラブ公式戦最年少出場記録更新を更新した。