第92回全国高校サッカー選手権大会和歌山県予選は10月26日に31校による決勝トーナメントが開幕する。和歌山県は激戦だ。その中で高校総体出場の和歌山北が優勝候補筆頭だ。高校総体予選無失点の守備力と奪ったボールを効果的に点に結びつける攻撃に注目だ。対抗はその高校総体予選準優勝の初芝橋本だ。両校は3回対戦しており、総体予選決勝は、和歌山北が1-0で勝利、直後のプリンスリーグ関西2部では、初芝橋本が4-0と大勝している。しかし、9月に行われた対戦は3-1で和歌山北が勝利している。この両チームは順当にいけば決勝で4回目の対戦が見られるが、どちらが勝つか予想するのは難しい。
そして、この2強には劣らない実力を持っているのが、今年創立30年を迎え、和歌山県内初の人工芝グラウンドを導入した近大和歌山だ。チームは新人戦、高校総体の予選は8強止まりだが、プリンスリーグ関西2部では、初芝橋本に1勝1分け、和歌山北には1勝1敗と互角の試合を演じている。その他にも、新人優勝の桐蔭も控えており、どこが優勝してもおかしくない展開になりそうだ。決勝は11月16日に紀三井寺公園陸上競技場に行われる。