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【第93回選手権千葉県予選】準決勝、流通経済柏ー市立習志野の展望

 第93回高校サッカー選手権大会千葉県予選は11月9日、準決勝が行われる。ここでは準決勝第一試合、流通経済柏と市立習志野の対戦について展望をついて書いています。
プレミア参戦中の流通経済柏と県リーグ優勝の習志野の組み合わせは、高校総体千葉県予選準決勝と同じ組み合わせとなった。高校総体予選では、2-1で習志野が勝利したが、流通経済柏がやや有利と見るが、やってみないとわからないのが正直な感想だ。
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 流通経済柏にとって一番重要なことは自分たちが普段やっている豊富な運動量とハイプレスにショートパスを絡めたサッカーができるかにかかっている。ハマった時は大差で勝利する可能性もあるが、ロングボール主体の蹴るサッカーになった場合は、先週の柏日体戦のように苦戦する可能性もある。
 そして常勝軍団であるがゆえであろう、プレッシャーを感じすぎてしまっているように見える。FWにコンバートされるプロが注目する小川、今年のエースストライカー高沢、相澤、宮川、久保、福井など実力者は揃っている。小川は最初からDFで使った方がチャンスも守備も安定する可能性がある。
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 対する習志野は、高校総体の敗戦から怪我人が多く、チームの状態は下降気味であったが、主将のDF佐古が怪我から復帰。先週の東京学館戦では大学入試のため出場できなかったFW木村も戻ってくる。エース串間、MF藤池、スーパーサブ米田と選手層も流通経済柏と遜色がない。そして今年は途中交代で入った選手が決勝ゴールを決める勝負強さを兼ね備えている。
 ただ守備は決して堅いとは言えないので、守備に回る時間が増えるとやられてしまうリスクがあり、自分達が攻撃する時間帯をどれだけ多く作れるかにかかっている。攻撃は、サイド攻撃とゴール前での連動したパスでの崩しは今年の千葉のチームで一番完成度が高く、勝機は見えてくる。

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