堅守の中で輝く久我山のDNAを引き継ぐアタッカー
第93回全国高校サッカー選手権東京都Bブロック予選決勝、実践学園戦で、チームの勝利を決定づける2点目を上げたのは、昨年からの主力の飯原健斗(3年生)だ。
飯原の得点は美しいの一言に尽きる。後半17分、右サイドでボールを持った飯原は前にいるDF2人を巧みなステップでタイミングを崩しながら、ゴールほぼ中央から左足を振り抜いた。インサイドキックでコントロールされたボールはゴール左上のサイドネットに吸い込まれた。GKの手が届かない絶妙のコントロールシュートだ。
中央に切り込む予感があったが、その前までは右サイドへ流れ、エグイ切り返しで相手DFを翻弄していたため、DFの対応が遅れた。
昨年のポゼッションサッカーで美しく勝つチームから今年は粘り強く守って点を取るチームに変貌した。予選では無失点で準決勝の都立久留米総合、決勝の実践学園と押し込まれる劣勢の試合展開だったが、相手の攻めに応じて、ハイプレスからのショートカウンターで少ないチャンスをモノをした。
全国大会の組み合わせも決まり、1回戦は沖縄の前原と対戦する。昨年は国立競技場での開幕戦、熊本国府にまさかの敗戦を喫した悔しさは忘れられない。攻撃陣は下級生多い今年のチーム、飯原を中心として、昨年成し遂げられなかった全国制覇を目指す。
チーム名 | 國學院久我山 | |
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ポジション | MF | |
背番号 | 14 | |
サイズ | 172cm 56kg | |
学年 | 3年 | |
前所属 | 横浜FCジュニアユース | |
代表歴 |