【Jユースカップ1回戦 川崎フロンターレU-183-2ジェフ千葉U-18】
1回戦屈指の好ガードは川崎が千葉に逆転で2回戦進出を決めた。この日は川崎フロンターレのホーム等々力陸上競技場で開催され、約1,400人の観客が詰めかけた。いつもよりたくさんのサポーターが集結、この日は場内アナウンスやふろん太君、U-10の選手がボールボーイをするなど、トップチームの公式戦さながらの環境だった。
試合は川崎が立ち上がりからトップチームのように中央からボールを回して仕掛けるが、千葉もDF岡野を中心とした組織的なディフェンスでチャンスを作らせない。しかし川崎は前半26分 瀬川ヤーシャのミドルシュートで川崎が先制した。
しかし、千葉もチャンスを決定的なチャンスを迎える。前半31分縦パスから川崎の高いディフェンスラインを伊藤が抜け出しGKと1対1でシュートを放つが、ここは川崎GK奈良橋が2本連続でセーブして得点ならず。前半は1-0で終了した。
後半、千葉が反撃に移る。後半10分 千葉が同点に追いつく。左サイドきれいなスルーパスから抜け出した伊藤がGKの動きを見て、ニアに蹴り込み1-1の同点に追いつく。
さらに後半14分 千葉がはエリア内で倒され得たPKを斎藤が決め1-2と逆転。
その後川崎の攻撃も単調でこのまま千葉の勝利かと思ったが、川崎は三苫と中学3年生の宮代と攻撃的な選手を投入。この采配がピタリと当たる。
後半32分 川崎は左サイドのコーナーキックからのこぼれ球を後退したばかりの宮代が押し込み2-2。試合は盛り上がる。
勢いに乗った川崎は後半37分 ゴール中央から三苫の鮮やかなヒールパスから抜け出した渡邉が落ち着いてゴール左隅に流し込み3-2。ついに川崎が逆転に成功した。
残り時間少ない中、千葉も諦めない。千葉は186cmのDF岡野と182cmの小澤を投入してパワープレーが敢行しフリーキックやコーナーの連続で川崎ゴール前に迫る。最後は千葉GK辻もコーナーから上がるがゴールならず、川崎は3-2で逃げ切り2回戦進出を決めた。
勝った川崎は、川崎は見事な逆転勝ち!三苫のオシャレなヒールでのアシスト、中学3年の宮代のゴールと途中交代の選手が結果を残した。2回戦では昨年の優勝チーム鹿島アントラーズユースと対戦する。
千葉は残念な逆転負け。しかし、まだプリンス関東参入決定戦が残っている。見事勝利して有終の美を飾って欲しい。