第91回全国高校サッカー選手権佐賀大会の決勝が10日、鳥栖市のベストアメニティスタジアムであり、佐賀商が延長戦の末、3−2で昨年の覇者・佐賀東を降し、9年ぶり19回目の優勝を飾った。
2点をリードされた佐賀商は後半、FW江口裕之選手(3年)が7分と29分にゴールを決め、同点に追いついた。延長戦に入っても積極的にボールを奪って攻撃。後半3分、ゴール近くでFW山口智大選手(3年)のパスが相手守備のミスを誘い、こぼれ球をFW山崎一帆選手(2年)が押し込んだ。
佐賀東は前半、ボールを支配し、19分にDF高木洋彰選手(3年)が先制ゴール。後半もFW龍卓実選手(2年)が追加点を挙げたが、逆転を許した。
佐賀商の野方智文主将(3年)は「練習の成果が出て良かった。全国大会では県代表として胸を張り、チームメートとする最後のサッカーを楽しみたい」と話した。
佐賀商は12月30日から東京などで開かれる全国大会に出場する。【春田周平】
【毎日新聞】