第96回高校サッカー選手権大会千葉県予選は11月23日、決勝が行われる。ここでは5年連続で同じ組み合わせとなった流通経済柏と市立船橋の対戦について展望をついて書いていきます
力は互角。攻撃の市立船橋、守備の流通経済柏
市立船橋はプレミアリーグ、流通経済柏はプリンスリーグと戦うため、今年は高校総体予選の1回のみで対決で、流通経済柏が勝利している。その後の全国大会では、流通経済柏が2度目の優勝、市立船橋もベスト4に進出。今年は攻撃の市立船橋、守りの流通経済柏と言える。
市立船橋はエース福元(J2岡山内定)、右サイドからのドリブルを得意とする有田、左サイドから正確なクロスを提供する杉山(J2千葉内定)最近レギュラーとなった斎藤、控えにもテクニックと決定力を併せ持つ郡司とタレントが豊富だ。
流通経済柏は安定感抜群のGK薄井、空中戦に絶対の自信を持つDF関川、カバーリング能力に優れた瀬戸山、ボランチの宮本と守備能力の高い選手が多く、高校総体、プリンスリーグ関東でも強豪を相手に堅い守りを見せている
市立船橋FW福元vs流通経済柏DF関川
試合の見どころは、福元と関川の対決だ。空中戦に関しては、高校世代屈指の強さを持つ関川が強さを発揮するだろう。そのため福元は足元のポストプレーと裏抜けや杉山からの意外性のあるピンポイントクロスで対抗。瀬戸山、宮本と連携しながら対応することになりそうだ。
市立船橋のサイド攻撃vs流通経済柏MF菊池
市立船橋は3バックのパス回しから両サイドの畑と杉山へのロングフィードからチャンスを作るのに対して、流通経済柏はFWへのロングパスから攻撃の起点を作りと、菊池の正確なパスとセットプレーからゴールを狙う
2005年から2017年までの対戦結果
選手権県予選決勝では、ここ4年では、市立船橋が3勝1敗と有利な状況ではあるが、同じトーナメントではある高校総体予選の決勝では流通経済柏が強さを発揮している。どちらにしても今年も楽しみな対決となりそうだ。
2017年 | 高校総体千葉県予選決勝 | 市立船橋 | 1-2 | 流通経済柏 |
---|---|---|---|---|
2016年 | 高校選手権千葉県予選決勝 | 2-1 | ||
プレミアリーグイースト後期 | 0-0 | |||
高校総体全国決勝 | 1-0 | |||
高校総体千葉県予選決勝前期 | 0-1 | |||
プレミアリーグイースト前期 | 1-0 | |||
2015年 | 高校選手権千葉県予選決勝 | 3-0 | ||
プレミアリーグイースト後期 | 2-1 | |||
高校総体千葉県予選決勝前期 | 2-3 | |||
プレミアリーグイースト前期 | 2-1 | |||
2014年 | 高校選手権千葉県予選決勝 | 2-3 | ||
プレミアリーグイースト後期 | 1-1 | |||
プレミアリーグイースト前期 | 2-0 | |||
2013年 | 高校選手権千葉県予選決勝 | 1-0 | ||
高校総体全国決勝 | 4-2 | |||
高校総体千葉県予選決勝 | 3-2 | |||
2012年 | 高校選手権千葉県予選準決勝 | 1-1(PK2-4) | ||
2011年 | 高校選手権千葉県予選決勝 | 1-0 | ||
高校総体千葉県予選決勝 | 2-2(PK5-4) | |||
2010年 | 高校選手権千葉県予選決勝 | 0-1 | ||
高校総体千葉県予選決勝 | 0-2 | |||
全日本ユースラウンド16 | 1-2(延長) | |||
プリンスリーグ関東 | 0-1 | |||
2008年 | 高校総体全国決勝 | 両校優勝 | ||
高校総体千葉県予選決勝 | 2-2(PK3-5) | |||
2007年 | 高校選手権千葉県予選決勝 | 0-1 | ||
高校総体千葉県予選決勝 | 0-2 | |||
プリンスリーグ関東優勝決定戦 | 3-2(延長) | |||
千葉県新人戦 | 0-0(PK3-5) | |||
2006年 | 高校総体千葉県予選決勝 | 0-1 | ||
2005年 | 高校選手権千葉県予選準決勝 | 1-2 | ||
高校総体千葉県予選決勝 | 0-1 |