高校新人体育大会は26日、サッカーの決勝を行った。
沖縄タイムズによると県総合運動公園陸上競技場で行われたサッカー決勝は、男子は那覇西が6-0で具志川に快勝。那覇西は新城太貴のハットトリックなどで相手を圧倒した。上位2校は九州大会(2月・長崎)に出場する。
技術力と守備力の高さを見せた男子那覇西。具志川に6―0と大差をつけ、優勝を奪った。なかでも攻守で存在感を見せたのはFW新城太貴。高校の公式戦としては自身初のハットトリックを決め、チームを勝利に導いた。
出だしからがっちり主導権を握った。開始わずか1分、センターライン近くでボールを受け取った新城が、一気に相手ペナルティーエリアまで駆け上り、冷静に相手GKの動きを読み先制。その5分後も、FW比嘉映幸が左足でネットを揺らした。FW宮城良壽も負けじとシュートを決めると新城も追加点を挙げ、前半だけで4得点。
後半も持ち前の素早いプレスで何度も相手のパスを奪うと、ショートカウンターで見せ場を作った。宮城からアシストを受けた新城が相手守備を置き去りにし、右足でゴール。MF中川貴友樹もダメ押しの6点目を奪い、圧勝した。
余裕の勝利の那覇西。しかし、強豪校として下馬評こそ高かったものの、勝てない時期が続いた。昨年の新人戦は3回戦負け。インターハイ県予選は初戦敗退、選手権も4回戦負けと、辛酸をなめた。