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【高校選手権】鵬翔イレブンがVパレード 高校サッカー日本一に地元沸騰

全国高校サッカー選手権大会で宮崎県勢として初優勝した宮崎市の鵬翔高が26日午前、同市中心部をパレードした。青空の下、沿道をぎっしり埋めた市民から「宮崎の誇りだ」「格好いい」など祝福の歓声が飛び交った。

 感動をもらったお礼にと、市や宮崎商工会議所などが主催した。パレードに先立ち戸敷正市長から宮崎市栄誉賞スポーツ特別賞が授与され、矢野大樹主将は「みなさんの応援で、絶対優勝するぞという熱い気持ちを持ち続けて日本一になれました」と感謝の意を述べた。

6大会ぶり12回目出場の鵬翔は、決勝を含む6試合中4試合をPK戦で制す激戦続きだった。首都圏の大雪で決勝が5日間延期されるアクシデントも乗り越え、全国4175校の頂点に立った。

 パレードに先立ち、県庁前特設ステージで、チームに宮崎市栄誉賞スポーツ特別賞が贈られた。松崎博美監督は「皆さんの応援のおかげで日本一になれた。最高の気持ちです」。矢野大樹主将は「県民の熱い声援を聞き、絶対に優勝旗を持ち帰るという熱い気持ちで戦えた。大勢の人が来てくれ、うれしい」と述べた。

 サッカー少年団でディフェンダーを務める市立檍小6年、野中隆太郎さん(12)は、同じポジションの矢野主将があこがれ。「(決勝で)PKも決め、さすがと思った。ああいう選手になりたい」と沿道から声援を送った。

 県庁を発着点にした約2キロのパレードでは松崎博美監督らユニホーム姿の部員74人、マーチング部、市スポーツ少年団ら総勢300人が行進。チームカラーの青色小旗が揺れる中、優勝メダルを首に掛けた選手たちは市民とハイタッチするなど笑顔で応えた。

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