沢田謙太郎(サンフレッチェ広島ユース)高校サッカー強豪校監督
目次
1. 監督総評
沢田謙太郎は、日本最高峰の育成組織であるサンフレッチェ広島ユースを長年牽引してきた指導者である。現役時代は中央大学から柏レイソルに入団し、激しい対人守備とカバーリング能力を武器に主力DFとして活躍した。日本代表キャップも記録し、のちにサンフレッチェ広島へ移籍して堅守を支えた。現役引退後は広島のアカデミーで指導者の道を歩み始め、ジュニアユース監督やトップチームコーチを歴任。トップチームの暫定監督を務めた経験も持ち、アカデミーからトップまでクラブの哲学を深く理解する重鎮である。
ユース監督としては第1期(2015年〜2019年)に高円宮杯プレミアリーグWEST優勝や日本クラブユース選手権制覇など輝かしい実績を残した。その後トップチームのヘッドコーチ等を務めたのち、2024年より再びユース監督へ復帰。指導における最大の特長は、プロ基準の戦術眼とインテンシティを選手へ徹底的に落とし込みつつ、個々のクリエイティビティを最大限に引き出す点にある。広島伝統の組織的ポゼッションと鋭いトランジションを融合させ、トップチームで即戦力となるタレントをコンスタントに輩出し続けている。
2. 基本情報
- 氏名:沢田 謙太郎(さわだ けんたろう)
- 生年月日:1970年5月15日
- 出身地:神奈川県鎌倉市
- 出身校:日本大学藤沢高等学校 → 中央大学
- 指導チーム:サンフレッチェ広島F.Cユース
- 役職:ユース監督
3. 指導歴
- 2004年〜2007年:サンフレッチェ広島ジュニアユース コーチ
- 2008年:サンフレッチェ広島 コーチ
- 2009年:サンフレッチェ広島ユース コーチ
- 2010年〜2014年:サンフレッチェ広島ジュニアユース 監督
- 2015年〜2019年:サンフレッチェ広島ユース 監督
- 2020年〜2021年:サンフレッチェ広島 ヘッドコーチ(2021年10月より監督代行・暫定監督)
- 2022年〜2023年:サンフレッチェ広島 アカデミーダイレクター
- 2024年〜:サンフレッチェ広島ユース 監督
4. 大会の戦績
日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会
監督通算優勝回数:1回(2017年)
| 年度 | チーム名 | 大会名(出場回数) | 成績・結果 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 2015年度 | サンフレッチェ広島ユース | 第39回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会 | 全国ベスト8 | 準々決勝敗退 |
| 2016年度 | サンフレッチェ広島ユース | 第40回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会 | グループステージ敗退 | 全国大会出場 |
| 2017年度 | サンフレッチェ広島ユース | 第41回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会 | 全国優勝(日本一) | 決勝:0-0(PK4-3) モンテディオ山形ユース |
| 2018年度 | サンフレッチェ広島ユース | 第42回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会 | 全国ベスト4(3位) | 準決勝:1-3 清水エスパルスユース |
| 2019年度 | サンフレッチェ広島ユース | 第43回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会 | 全国ベスト16 | 3回戦敗退 |
| 2024年度 | サンフレッチェ広島ユース | 第48回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会 | 全国準優勝(2位) | 決勝:0-2 ガンバ大阪ユース |
| 2025年度 | サンフレッチェ広島ユース | 第49回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会 | 全国ベスト4(3位) | 準決勝敗退 |
| 2026年度 | サンフレッチェ広島ユース | 第50回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会 | 全国ベスト8 | 準々決勝敗退 |
高円宮杯U-18サッカーリーグ(プレミアリーグWEST・ファイナル等)
監督通算プレミアリーグWEST優勝回数:2回(2018年、2019年)、ファイナル優勝:1回(2018年)
| 年度 | チーム名 | 大会名(出場回数) | 成績・結果 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 2015年度 | サンフレッチェ広島ユース | 高円宮杯 プレミアリーグWEST | 第4位 | プレミアWEST残留 |
| 2016年度 | サンフレッチェ広島ユース | 高円宮杯 プレミアリーグWEST | 第2位 | 優勝争いを牽引 |
| 2017年度 | サンフレッチェ広島ユース | 高円宮杯 プレミアリーグWEST | 第3位 | 上位キープ |
| 2018年度 | サンフレッチェ広島ユース | 高円宮杯 プレミアリーグWEST / ファイナル | WEST優勝 / ファイナル優勝(真の日本一) | ファイナル:2-1 鹿島アントラーズユース |
| 2019年度 | サンフレッチェ広島ユース | 高円宮杯 プレミアリーグWEST / ファイナル | WEST優勝(連覇) / ファイナル準優勝 | ファイナル:1-3 青森山田高校 |
| 2024年度 | サンフレッチェ広島ユース | 高円宮杯 プレミアリーグWEST | 第3位 | 監督復帰初年度、優勝争いに加わる |
| 2025年度 | サンフレッチェ広島ユース | 高円宮杯 プレミアリーグWEST | 第2位 | 終盤まで首位を争う |
| 2026年度 | サンフレッチェ広島ユース | 高円宮杯 プレミアリーグWEST | 首位争い・上位進出 | シーズン継続中 |
Jユースカップ(Jリーグユース選手権大会)
| 年度 | チーム名 | 大会名(出場回数) | 成績・結果 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 2015年度 | サンフレッチェ広島ユース | 2015 Jユースカップ | 全国ベスト8 | 準々決勝敗退 |
| 2016年度 | サンフレッチェ広島ユース | 2016 Jユースカップ | 全国ベスト4(3位) | 準決勝敗退 |
| 2017年度 | サンフレッチェ広島ユース | 2017 Jユースカップ | 全国ベスト4(3位) | 準決勝敗退 |
| 2018年度 | サンフレッチェ広島ユース | 2018 Jユースカップ | 全国ベスト8 | 準々決勝敗退 |
| 2019年度 | サンフレッチェ広島ユース | 2019 Jユースカップ | 全国ベスト8 | 準々決勝敗退 |
| 2024年度 | サンフレッチェ広島ユース | 2024 Jユースカップ | ノックアウトステージ進出 | 上位進出 |
| 2025年度 | サンフレッチェ広島ユース | 2025 Jユースカップ | 全国ベスト4(3位) | 準決勝進出 |
| 2026年度 | サンフレッチェ広島ユース | 2026 Jユースカップ | 出場予定 | 大会開催中 |
5. 選手経歴・選手総評
選手総評
現役時代の沢田謙太郎は、冷静沈着な読みと身体を張った対人守備、そして的確なラインコントロールを誇る日本屈指のセンターバックであった。日大藤沢高校から中央大学へ進み、大学サッカー界のトップレベルで守備の要として君臨。1993年に柏レイソルへ加入すると、クラブのJリーグ昇格およびJ1定着に大きく貢献した。その卓越した守備センスが高く評価され、1995年から1996年にかけて日本代表へ招集され国際Aマッチ4試合に出場。1999年からはサンフレッチェ広島へ完全移籍し、ベテランとして最終ラインを統率しながら数々の激闘を演じ、2003年の現役引退までJリーグ通算300試合以上に出場した。プロトップレベルで培った守備のディテール、研ぎ澄まされた危機察知能力、そして日本代表の重圧を肌で知る経験は、指導者としての揺るぎない土台となった。現代サッカーにおいて不可欠な強度の高い守備組織構築と、選手個々が自律して戦況を読む判断力の養成は、自身の輝かしいプレーキャリアに裏打ちされている。
選手経歴
- 日本大学藤沢高等学校 サッカー部
- 中央大学学友会サッカー部
- 1993年 – 1998年:柏レイソル
- 1999年 – 2003年:サンフレッチェ広島



















