第92回全国高校サッカー選手権岡山県大会は、予選最終日は10日、岡山市のカンコースタジアムで決勝があり、光南が1―1からのPK戦を9―8で制し、9年ぶり7度目の頂点に立った。作陽の連覇を8で止めた光南は、12月30日に首都圏で開幕する本大会の代表となった。
県王座を懸けた一戦は延長戦でも決着がつかず、PK戦も手に汗握る展開。光南は11人目のGK山本が豪快に決めてリードを奪った後、ゴール右隅を狙った相手PKを山本が阻み、優勝を決めた。
前半23分、MF塩田晃のFKが相手ミスもあり、そのままゴールに吸い込まれて先制。後半15分、セットプレーから同点に追い付かれたが、DF野上ら守備陣が粘った。延長を含め20本のシュートを浴びながら1失点で切り抜けたのが生きた。
光南は4日にあった準決勝も学芸館とのPK戦を制して勝ち上がっており、勝負強さが光る。学校創立30周年の節目に花を添える栄冠。主将の野上は「もっとたくましくなり、全国に乗り込む」と話した。
MF平岡など今年もタレントを揃えた作陽だったが、全国へ行くことはできなかった。プリンスリーグ中国で優勝し、プレミア参入戦で勝利し、2年ぶりの復帰を目指したいところだ。
[決勝戦]
作陽 1(PK8−9)1玉野光南
【準決勝】
作陽 1‐0 倉敷翠松
学芸館 2‐2(PK5-6) 玉野光南
【準々決勝】
作陽 3‐0 水島工業
倉敷翠松 4‐1 岡山芳泉
玉野光南 3‐1 関西
学芸館 1‐0 岡山朝日
【4回戦】
岡山朝日2-1鷲羽
玉野光南4-1明誠
作陽6-0おかやま山陽
学芸館5-0岡山龍谷
水島工3-1岡山工
芳泉1-1(PK6-5)玉野
関西1-0津山
倉敷翠松5-1津山東
【3回戦】
おかやま山陽3-1瀬戸
水工4-0玉島
津山10-0高梁
明誠3-1笠岡
鷲羽3-0一宮
津山東1-0総社
関西2(PK5-4)2備前緑陽
翠松1-0興陽
岡工3-2東岡工
龍谷3-1天城
玉野1(PK6-5)1倉南
朝日3-0高梁城南
◆高校選手権岡山県予選に関する記事
【第92回選手権岡山県予選】決勝は作陽と岡山学芸館を破った玉野光南との対戦
【第92回選手権岡山県予選】作陽、岡山学芸館、玉野光南が順当にベスト8進出
◆引用
山陽新聞