鈴木、渡邊に負けず劣らない前橋育英のエースストライカー
先日の日本代表戦、前橋育英出身の皆川の代表デビューに刺激を受けたことに違いない。今年は渡邊凌摩、鈴木徳真の2人が世代別代表に選ばれ注目されるが、今年の前橋育英のエースストライカー青柳燎汰(3年)も素晴らしい選手だ。
8月に行われた高校総体では4試合連続で5得点、チームをベスト4に導いた。プリンスリーグ関東でも現在5ゴールと結果を残している。プリンスリーグ関東の後半戦のスタートとなった國學院久我山戦では、先制点をアシスト。と言ってもシュートしたボールがゴールポストに当たって味方が詰めたため、アシストと記録されたがほぼ青柳のゴールと言ってもいい。その後は雨の中、ボールをつなげない久我山からボールを奪い、チームは主導権を握る。前半終了間際にも左サイドからグランダーのクロスを久我山のGKとDFの間に入り、見事に合わせてゴール。後半終了間際にも見事なカウンターから梅澤ぼゴールをアシストの大活躍、鈴木、渡邊のいないチームを引っ張った。
今年の前橋育英は、ショートパスでなく、ロングボールも有効に使っている。そこで起点となるのが青柳だ。180cmの長身FWは競り合いにも強く、チームも青柳が競った後のボールをキープし、チャンスを演出している。この日も競り合いはほぼ勝ち続けた。ポストプレーもこなし、シュートも上手い。一昨年のエースストライカー外山、昨年の小口と比較しても遜色のない活躍を見せている。
小学校時代は埼玉の名門江南南に所属、中学校時代はクマガヤSCで10番を背負いトップ下としてチーム引っ張った。そして前橋育英入学後も存在感を示し、1年時には鈴木徳真と2人のみ選手層の厚い前橋育英の中、選手権のメンバーにも入った。
現在プリンスリーグ関東では3位のチームは昨年に続いて、プレミアリーグ進出に標準を合わせる。そして、高校総体ベスト4の自信を胸に高校選手権でも優勝を狙う。そのためには、青柳の活躍が不可欠だ。
チーム名 | 前橋育英 | |
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ポジション | FW | |
背番号 | 9 | |
サイズ | 180cm/70kg | |
学年 | 3年 | |
前所属 | クマガヤSC | |
代表歴 |