第93回全国高等学校サッカー選手権大会京都府予選の決勝トーナメントが9月28日より開催されている。近年の京都府勢の活躍が目覚ましい。4年前の89回大会では久御山がショートパスを駆使したサッカーで準優勝、京都橘は一昨年準優勝、昨年もベスト4と結果を残している。
選手権の本命は県予選3連覇を目指す京都橘だ。やはり2年連続して選手権で国立舞台を踏んでおり、選手権の戦い方を熟知している。1年の頃から出場しているDF林と小川が最終ラインを統率、中盤では汗かき役のボランチ志知、MF仙頭は2年前の主将の仙頭啓矢の弟だ。そして1年からレギュラーで今年のエースFWの中野がおり、総合力ではナンバー1である。
今年のプラス材料として、高校総体の予選を制している点だ。昨年、一昨年は夏以降にチーム力が上がる傾向で他大会での成績はイマイチだったが、今年も高校総体に出場しているので、例年に比べ速い段階でチーム力が上がっている。プレミアリーグ初参戦で現在は最下位だが、Jユースの強豪にも粘り強く戦えている。
対抗は東山だ。今年はプレミアリーグウエストに初参戦、レベルの高い中での戦いで現在9位だが、Jリーグ入りが注目されるMF鎌田、井村のダブルボランチ、FW黒木、DF福重を中心にチーム力は高い。福重監督も京都代表はもちろん、全国制覇も狙っている。
この2校は順当にいけば、準々決勝で対決とする。今年は公式戦で3回戦っており、高校総体予選では京都橘が2-1、プレミアリーグウエストでは、1-1と0-1と1勝1敗1分けと互角の勝負だ。この2校の勝者が決勝で、新第93回全国高等学校サッカー選手権大会京都府予選の決勝トーナメントが9月28日より開催される。近年は全国レベルで活躍している京都府だが、今年もレベルの高い戦いに期待されている。今年は昨年の選手権で全国ベスト4の京都橘と東山の2強に立命館宇治が挑む。
人戦優勝、今年の府大会で安定した成績を収める立命館宇治、京都府リーグ1位の久御山など熱戦が期待される。決勝は11月15日に西京極陸上競技場で行われる。
チーム | 予想 | 昨年選手権県予選 | 県リーグ戦 | 高校総体 | 新人戦 |
---|---|---|---|---|---|
京都橘 | ○ | 優勝(全国ベスト4) | プレミア | 優勝(全国1回戦) | ベスト8 |
東山 | ◎ | ベスト4 | プレミア | ベスト8 | ベスト4 |
福知山成美 | ベスト8 | 県リーグ1部3位 | ベスト8 | 1回戦 | |
山城 | ベスト16 | ベスト4 | ベスト4 | ||
洛北 | 準優勝 | プリンス関西8位 | 3回戦 | ベスト8 | |
久御山 | ベスト8 | 県リーグ1部1位 | ベスト4 | ベスト8 | |
京都学園 | 3回戦 | ベスト8 | 1回戦 | ||
京教大附属 | 3回戦 | ベスト8 | 2回戦 | ||
立命館宇治 | △ | ベスト8 | 県リーグ1部4位 | 準優勝 | 優勝 |
莵道 | ベスト4 | 県リーグ1部6位 | 3回戦 | 準優勝 |