すべてが高レベル!高体連屈指のセンターバック
170cm/57kg 数字だけ聞くと小柄で頼りなさそうな感じがするが、井上瑠寧(桐光学園3年)は、スピード、フィジカル、カバーリング、フィードとすべての項目で高い能力を持つセンターバックだ。
この日は高校選手権神奈川県予選、桐光学園にとって初戦となった日大藤沢戦、立ち上がりからリズムを掴めない桐光学園は開始早々に先制点を許す。しかし、その後左サイドで得たFKをゴール前に上がっていた井上が頭で落とし、2年生エースFWの小川がフリーで押し込み、すぐに同点に追いついた。
その後は両チーム互角の展開となるが、日大藤沢の縦へのボールは、抜群のスピードと体を入れ替え相手にボールを触らせず、奪った後は縦へのフィードで攻撃を牽引した。後半は攻撃に転じた後のカウンターも的確に防いでいたが、後半終了間際にゴールされ、自身の高校選手権はわずか1試合で終わってしまった。
昨年からの主力であり、抜群の高さを誇るCB東海林と左SB堀内が競り合ったスペースをカバーし、こぼれ球を確実に拾う姿は風格すら感じる。試合後、人目をはばからず涙している姿がとても印象的だった。
選手権は終わったが、まだプリンスリーグ関東での戦いが残っている。現在4位で、3位までが出場できるプレミアリーグ参入決定戦の切符を勝ち取る可能性は十分残されている。11月22日は、ジュニアユース時代に所属していた古巣横浜Fマリノスユースと対戦。前期は2-0と快勝しており、まずは失点せずに勝利したいところだ。3位前橋育英とは勝ち点差2で残り3試合、3位以内に入り後輩のためにも来年のプレミアリーグ参戦に貢献したいところだ。
チーム名 | 桐光学園 | |
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ポジション | DF | |
背番号 | 3 | |
サイズ | 170cm/57kg | |
学年 | 3年 | |
前所属 | 横浜マリノスMMジュニアユース | |
代表歴 |