全国高校サッカー選手権大会(読売新聞社など後援)の2回戦16試合が行われた2日、鹿児島城西は、さいたま市の浦和駒場スタジアムで前橋育英(群馬)と対戦。1―0で勝利し、3回戦進出を決めた。
鹿児島城西は序盤、前橋育英に再三サイドを破られ、GK松木の好セーブなどでしのぐ苦しい展開。ただ、浜上がパスを散らしてカウンターで好機を作ると、徐々にペースをつかみ、前半ロスタイムにはCKから新納が頭で合わせて貴重な先制点をたたき出した。
後半は途中出場の中村が右サイドを突破する攻撃を見せたが、ボールの主導権は前橋育英。それでもロングボールの増えた相手に対し、家村、染川らがゴール前で体を張って粘り強く守り、無失点で切り抜けた。
試合後、鹿児島城西の小久保悟監督は、「足がつる選手もいるなど厳しい場面が続いたが、最後まで集中力を切らさなかったことが勝因」と話した。
【読売新聞】