第九十一回全国高校サッカー選手権大会の県大会は十日、大津市御陵町の皇子山陸上競技場で準決勝二試合があり、野洲と綾羽がそれぞれ勝利を収めた。両校は、全国切符を懸け十七日午後零時十五分から同競技場である決勝戦に臨む。
野洲は3-2で草津東に競り勝った。先制を許したものの、一方的にボールを支配し、前半38分に右サイドを突破したDF大本祐槻選手(三年)のパスをFW玉置裕大選手(三年)が右足で蹴り込み、追いついた。
再びリードを許した後半にも得意のパス回しから玉置選手が2得点。試合をひっくり返した。草津東はカウンター主体の攻撃で野洲を脅かしたが、あと一歩及ばなかった。
綾羽は先制点を守りきり、1-0で水口東を下した。水口東の堅い守備に手を焼いたが、前半32分に左サイドを破ったMF中山翔弥選手(三年)がゴールネットを揺らした。
後半はロングボール主体の水口東の攻撃に冷静に対処した。水口東はセットプレーなどで再三、好機をつくったが、オフサイドを取られるなどして涙をのんだ。
【トーナメント表】
【中日新聞】