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【高校選手権】 埼玉は正智深谷が浦和東を破り、初出場

 

 

第91回全国高校サッカー選手権県大会(県サッカー協会、県高校体育連盟主催、読売新聞社など後援)は18日、埼玉スタジアム2002(さ

いたま市緑区)で決勝戦が行われ、正智深谷が延長の末、PK戦5―4で、昨年の覇者・浦和東を下し、初優勝を飾った。正智深谷は12月30

日に東京・国立競技場で開幕する全国大会に出場する。

 

正智深谷は前半16分、MF小島圭貴(3年)の左サイドからのクロスをDF宮地宏昂(同)がヘディングで折り返すと、MF石橋陸(同)が頭で

合わせて先制した。その後は浦和東のDF陣の体を張った守りに、シュートまで持ち込めない展開が続き、後半、同点に追いつかれて延長戦

へ。FW小島凌(同)、MF清水和哉(同)らがチャンスを作るも浦和東にしのがれPK戦に突入。5人全員がシュートを決めて、勝利を収めた。

 

浦和東は、正智深谷の徹底した守りで得意のセットプレーが機能しない。後半24分、DF真方優作(2年)がハーフライン付近からクロスを放

つと、GKの頭上を越えるロングシュートとなり同点に追いついた。その後、DF池上慧(3年)のロングスローから何度も好機を作るも、正智深谷

の好守に阻まれた。

 

 

正智深谷・小島時和監督「立ち上がりのリズムが良かった。後半は攻め急いでいるときもあったけれど、セットプレーを封じたのが大きかっ

た。選手たちはいま最高の顔をしている。この景色が見たかった」

 

正智深谷・小島圭貴主将「セットプレーは、相手選手にDFを2人つけて、集中して守った。PK戦で勝てたのは、チームが一致団結できたか

らだと思う。全国大会は初出場なので、挑戦者の気持ちで一戦ずつ勝っていきたい」

 

浦和東・野崎正治監督「セットプレーで相手が集中していて、防がれてしまった。相手は個々の力が高いので接戦に持ち込んだのはプラン

通り。PK戦も想定していたがあと一歩届かなかった。一生懸命やってくれた選手たちを誇りに思う」

 

【読売新聞】