30日に開幕する第91回全国高校サッカー選手権に初出場する正智深谷が10日、さいたま市北区の埼玉新聞社を訪れ、本大会での活躍を誓った。
本社に表敬訪問したのは、渡辺達治校長と原正彦事務長、サッカー部の小島時和監督、若松徹朗コーチ、主将の小島圭貴、清水和哉、小島凌の3選手。
悲願の初出場に渡辺校長は「バスケ部とバレー部も、それぞれ全国大会を決めた。その波に乗ってサッカー部も激戦区を戦い抜いた」と語った。小島監督は「新チーム始動時は前途多難かなと思ったが、結果的には過去最強に仕上がった。全国はまず初戦突破したい」と士気を高めた。
チームをまとめた小島圭主将は、「日が経つにつれて責任を感じる」と真剣な表情。同主将とダブルボランチを組むチームの司令塔、清水選手は「本番まであと3週間しかない。埼玉代表として一つでも多く勝ちたい」と目を輝かせた。攻撃の中心、小島凌選手は「お祝いムードも切り替わった。ここから引き締めたい」と意気込んだ。
そのほかこの日は、さいたま市浦和区の県議会議事堂を訪れ、県議会サッカー振興議員連盟の多くの県議から激励を受けた。
野本陽一会長は「(埼玉大会)決勝のPK戦を勝ち抜いたみなさんに敬意を表します」と歓迎し、「全国大会での活躍を心から激励します」と力を込めた。小島圭主将は「埼玉代表の誇りを持って最後まで戦いたい」と決意表明すると、議員らから「頑張れ」と力強い声援が飛んでいた。
【埼玉新聞】