木藤健太(国見)高校サッカー強豪校監督
目次
1. 監督総評
木藤健太は、戦後最多タイとなる全国高校サッカー選手権大会優勝6回を誇る名門・長崎県立国見高校サッカー部を復活へ導いた指導者である。現役時代は名問・小嶺忠敏監督率いる国見高校でプレーし、3年時の第79回全国高校サッカー選手権大会で主力センターバックとして全国制覇を達成。順天堂大学を経てJリーグのアビスパ福岡やJFLの強豪・Honda FCで屈強なディフェンダーとして活躍した。
現役引退後はセレッソ大阪の育成組織で指導経験を積み、2018年より母校・国見高校の教員およびサッカー部監督に就任。全国大会から遠ざかり長期の低迷に苦しんでいた名門の再建を託された。指導における特長は、国見の伝統である徹底したハードワークや球際の厳しさを基軸としながら、プロやJアカデミーで培った現代的な論理的ポジショニングと判断力を融合させた点にある。2022年度の第101回全国高校サッカー選手権大会で同校を12年ぶりとなる全国の舞台へ復活させ、北雄・尚志高校などを下して全国ベスト16へ進出。名門復活の狼煙を上げ、九州および全国の舞台で再び存在感を示している。
2. 基本情報
- 氏名:木藤 健太(きふじ けんた)
- 生年月日:1981年10月5日
- 出身地:長崎県諫早市
- 出身校:長崎県立国見高等学校 → 順天堂大学
- 指導チーム:長崎県立国見高等学校
- 役職:サッカー部監督(同校教諭)
3. 指導歴
- 2010年〜2017年:セレッソ大阪U-15 コーチ / セレッソ大阪和歌山U-15 監督
- 2018年〜:長崎県立国見高等学校 サッカー部 監督
4. 大会の戦績
全国高校サッカー選手権大会(全国大会・長崎県予選)
監督通算全国大会出場回数:1回(最高成績:全国3回戦敗退・ベスト16)※2018年度監督就任以降
| 年度 | 高校名 | 大会名(出場回数) | 成績・結果 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 2018年度 | 国見 | 第97回全国高校サッカー選手権長崎県予選 | 県予選ベスト4 | 準決勝:1-2 長崎日大(就任1年目) |
| 2019年度 | 国見 | 第98回全国高校サッカー選手権長崎県予選 | 県予選準優勝 | 決勝:1-2 長崎総合科学大附 |
| 2020年度 | 国見 | 第99回全国高校サッカー選手権長崎県予選 | 県予選ベスト4 | 準決勝:1-1(PK3-4) 創成館 |
| 2021年度 | 国見 | 第100回全国高校サッカー選手権長崎県予選 | 県予選準優勝 | 決勝:0-2 長崎総合科学大附 |
| 2022年度 | 国見 | 第101回全国高校サッカー選手権大会(全国出場) | 全国3回戦敗退(ベスト16) | 3回戦:1-1(PK1-3) 青森山田(12年ぶり全国出場) |
| 2023年度 | 国見 | 第102回全国高校サッカー選手権長崎県予選 | 県予選準優勝 | 決勝:1-3 長崎総合科学大附 |
| 2024年度 | 国見 | 第103回全国高校サッカー選手権長崎県予選 | 県予選ベスト4 | 準決勝:長崎総合科学大附に敗退 |
| 2025年度 | 国見 | 第104回全国高校サッカー選手権長崎県予選 | 県予選準優勝 | 決勝敗退 |
| 2026年度 | 国見 | 第105回全国高校サッカー選手権長崎県予選 | 県予選 進行中 | 大会開催中 |
全国高校総体(インターハイ)(全国大会・長崎県予選)
監督通算全国大会出場回数:2回(最高成績:全国ベスト8・1回)※2018年度監督就任以降
| 年度 | 高校名 | 大会名(出場回数) | 成績・結果 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 2018年度 | 国見 | 平成30年度全国高校総体長崎県予選 | 県予選ベスト8 | 準々決勝敗退 |
| 2019年度 | 国見 | 令和元年度全国高校総体長崎県予選 | 県予選ベスト4 | 準決勝敗退 |
| 2020年度 | 国見 | 令和2年度全国高校総体 | 大会中止 | 新型コロナウイルス感染拡大の影響により中止 |
| 2021年度 | 国見 | 令和3年度全国高校総体長崎県予選 | 県予選ベスト4 | 準決勝敗退 |
| 2022年度 | 国見 | 令和4年度全国高校総体長崎県予選 | 県予選準優勝 | 決勝:1-2 長崎総合科学大附 |
| 2023年度 | 国見 | 令和5年度全国高校総体(全国出場) | 全国ベスト8 | 準々決勝:0-1 尚志(12年ぶり全国総体出場) |
| 2024年度 | 国見 | 令和6年度全国高校総体(全国出場) | 全国2回戦敗退 | 県予選優勝(連覇達成) |
| 2025年度 | 国見 | 令和7年度全国高校総体長崎県予選 | 県予選準優勝 | 決勝敗退 |
| 2026年度 | 国見 | 令和8年度全国高校総体長崎県予選 | 県予選上位 | 大会開催中 |
高円宮杯U-18サッカーリーグ(プリンスリーグ九州・長崎県リーグ等)
| 年度 | 高校名 | 大会名(出場回数) | 成績・結果 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 2018年度 | 国見 | 長崎県高校サッカーリーグ1部 | 上位 | 監督就任初年度 |
| 2019年度 | 国見 | 高円宮杯 プリンスリーグ九州参入戦 | 昇格決定 | プリンスリーグ九州復帰 |
| 2020年度 | 国見 | 高円宮杯 スーパープリンスリーグ九州 | グループ5位 | コロナ禍による変則開催 |
| 2021年度 | 国見 | 高円宮杯 プリンスリーグ九州 | 第8位 | プリンス九州残留 |
| 2022年度 | 国見 | 高円宮杯 プリンスリーグ九州1部 | 第6位 | プリンス九州1部中位残留 |
| 2023年度 | 国見 | 高円宮杯 プリンスリーグ九州1部 | 第5位 | プリンス九州1部中位維持 |
| 2024年度 | 国見 | 高円宮杯 プリンスリーグ九州1部 | 第5位 | 安定した戦いで1部残留 |
| 2025年度 | 国見 | 高円宮杯 プリンスリーグ九州1部 | 第4位 | プレミア参入争いを展開 |
| 2026年度 | 国見 | 高円宮杯 プリンスリーグ九州1部 | リーグ参戦中 | リーグ戦継続中 |
5. 選手経歴・選手総評
選手総評
現役時代の木藤健太は、小嶺忠敏監督率いる国見高校で強靭なフィジカルと卓越した対人守備力を武器に活躍した。3年時の第79回全国高校サッカー選手権大会ではセンターバックの主力として大久保嘉人らとともに全国制覇を達成。順天堂大学を経て2004年にJ2・アビスパ福岡へ加入し、屈強なストッパーとしてプロの激しいプレッシャーに揉まれた。2006年からはJFLの名門・Honda FCで長年にわたり主力DFとしてプレーし、2007年の天皇杯で柏レイソルなどのJ1勢を相次いで撃破しベスト8へ進出するジャイアントキリングに大きく貢献した。プロおよび全国トップレベルの社会人リーグで培った「プロ基準の守備戦術」「妥協なき球際の強さ」「試合の流れを読む状況判断力」は、指導者へと転身した後の最大の強みとなっている。Jクラブ育成組織での指導経験も活かし、かつての根性論に偏らない論理的なトレーニングで母校を12年ぶりの選手権全国舞台へ復帰させた手腕は高く評価されている。
選手経歴
- 長崎県立国見高等学校 サッカー部
- 順天堂大学学友会サッカー部
- 2004年 – 2005年:アビスパ福岡
- 2006年 – 2009年:Honda FC























