高校・クラブユースのチーム紹介ページ▼

佐野日大高校(栃木県)

佐野日大_栃木県

佐野日大高校(栃木県)

栃木県佐野市石塚町を本拠地とする私立・佐野日本大学高等学校(学校法人佐野日本大学学園)のサッカー部。全国高校サッカー選手権大会に過去9回出場し、2016年度の第95回大会では栃木県勢として初となる全国第3位(ベスト4)へ進出した北関東屈指の強豪校である。全国高等学校総合体育大会(インターハイ)にも通算10回出場し、伝統の「桜色(ピンク)」のユニフォームを身に纏い、強固な守備組織と鋭いカウンターアタックをベースとする「堅守速攻」のサッカースタイルで全国舞台に確固たる足跡を残している。

学校の設立と概要

佐野日本大学高等学校は、1964年(昭和39年)4月に日本大学の準付属高等学校として開校した私立高等学校である。創設以来、日本大学の建学の精神である「自主創造」を教育理念の根幹に据え、文武両道を掲げた総合的な人間形成を推し進めてきた。校訓には「自主創造」「真・善・美」を掲げ、学力向上とともに豊かな人間性とたくましい体力の育成を目指している。

1988年(昭和63年)には佐野日本大学中学校を開校し、中高一貫教育体制を確立した。さらに1990年(平成2年)には佐野女子短期大学(現・佐野日本大学短期大学)を開学するなど、学園全体での教育環境の拡充を進めてきた。学校法人佐野日本大学学園が運営を担い、特別進学コースから進学コースまで多様な教育ニーズに応える教育プログラムを展開している。

校地内には充実したスポーツ施設が整備されており、野球部や陸上競技部、剣道部などとともに、サッカー部も全国大会出場の常連として学校のスポーツ振興の象徴的な存在となっている。広大な敷地には人工芝グラウンドをはじめとする近代的なトレーニング環境が整えられており、県内のみならず関東一円や全国各地から志の高い生徒が集い、学業と部活動の両面で切磋琢磨を続けている。

サッカー部創部の経緯

佐野日大高校サッカー部は、学校創立と同じ1964年(昭和39年)に創部された。創部当初は土のグラウンドでの地道な基礎練習からスタートし、県内の強豪校に対抗すべくチーム強化を進めた。1980年代から1990年代にかけて徐々に県内上位へと進出し、真岡高校や宇都宮学園(現・文星芸大附)といった古豪がしのぎを削る栃木県内において着実に頭角を現していった。

1992年度(平成4年度)の第71回全国高校サッカー選手権栃木県予選を制し、創部28年目にして念願となる冬の選手権全国大会初出場を果たした。さらにインターハイにおいても1998年度に全国初出場を記録すると、2000年代初頭にかけて栃木県内における確固たる地位を築き上げた。

2000年代以降は小林成光や石堂和人といったプロ選手を輩出し、名実ともに関東を代表する強豪へと進化を遂げた。2002年からは同校OBである海老沼秀樹氏が監督に就任し、組織的な守備組織の構築と規律あるチーム作りを推進。2016年度の第95回選手権では全国ベスト4進出を果たし、2022年度の第101回大会でもベスト8進出を成し遂げるなど、新時代における躍進を続けている。

現監督と指導陣

  • 海老沼秀樹(えびぬまひでき)(在籍期間:2002年〜在任中)

    佐野日大高校サッカー部OB。高校時代に選手として全国大会の舞台を経験し、日本大学へ進学。大学卒業後に母校の指導陣に加わり、2002年に監督に就任した。JFA公認A級コーチライセンスを保持する。チームの代名詞である強固な守備ブロックと迅速なカウンターアタックを融合させた「堅守速攻」を磨き上げ、2016年度の選手権全国第3位(ベスト4)や2022年度の選手権全国ベスト8、2025年度の10年ぶり10回目となるインターハイ出場へ導いた。

  • 金子典央(かねこのりお)

    サッカー部部長を務め、JFA公認A級ライセンスを保持。海老沼監督とともに長年にわたり部の運営およびチーム強化を統括している。

  • 高瀬亮(たかせりょう)

    コーチとして指導に当たり、JFA公認B級ライセンスを保持。現場での技術・戦術指導および選手のフィジカル強化を担当している。

指導陣にはJFA指導者ライセンスを保持する専門スタッフが揃い、トップチームから下部カテゴリーまで一貫した指導方針のもとで選手育成が行われている。

全国大会などでの成績

全国高校サッカー選手権大会には過去通算9回出場している。初出場は1992年度の第71回大会で、1996年度の第75回大会で2回目の出場を果たした。2002年度(第81回)から2003年度(第82回)にかけて2年連続出場を果たすなど定期的に全国切符を獲得し、2016年度の第95回大会では快進撃を披露。和歌山北(和歌山)、米子北(鳥取)、一条(奈良)、駒澤大高(東京B)を撃破して準決勝へ進出し、栃木県勢として初の全国第3位(ベスト4)に輝いた。2022年度の第101回大会でも大分(大分)、奈良育英(奈良)、履正社(大阪)を下して全国ベスト8へ進出し、全国的な存在感を示した。

夏の全国高等学校総合体育大会(インターハイ)には通算10回出場。1998年度に初出場を果たして以来、2000年度、2001年度、2007年度、2008年度、2009年度、2012年度、2013年度、2015年度、2025年度と出場を重ねている。最高成績は2000年度、2001年度、2012年度の3回戦進出(ベスト16)である。

高円宮杯 JFA U-18サッカーリーグにおいては、2000年代初頭から高円宮杯プリンスリーグ関東に参戦。激戦区の関東地域においてJリーグユースや強豪私学と鎬を削り、近年は栃木県U-18リーグ1部(ユースリーグ1部)を主戦場としながら、プリンスリーグ関東復帰を目指して参戦を続けている。

全国高校サッカー選手権大会

年度高校名(チーム名)大会名(出場回数)成績・結果備考
1992年度佐野日大全国高校サッカー選手権大会(1回目)1回戦敗退初出場/優勝・国見(長崎)
1993年度佐野日大全国高校サッカー選手権大会(栃木県大会)県大会敗退(詳細記録なし)栃木県代表は宇都宮学園/優勝・清水市商(静岡)
1994年度佐野日大全国高校サッカー選手権大会(栃木県大会)県大会敗退(詳細記録なし)栃木県代表は宇都宮学園/優勝・市立船橋(千葉)
1995年度佐野日大全国高校サッカー選手権大会(栃木県大会)県大会敗退(詳細記録なし)栃木県代表は真岡/優勝・静岡学園(静岡)と鹿児島実業(鹿児島)の両校優勝
1996年度佐野日大全国高校サッカー選手権大会(2回目)1回戦敗退優勝・市立船橋(千葉)
1997年度佐野日大全国高校サッカー選手権大会(栃木県大会)県大会敗退(詳細記録なし)栃木県代表は國學院栃木/優勝・東福岡(福岡)
1998年度佐野日大全国高校サッカー選手権大会(栃木県大会)県大会敗退(詳細記録なし)栃木県代表は小山/優勝・東福岡(福岡)
1999年度佐野日大全国高校サッカー選手権大会(栃木県大会)県大会敗退(詳細記録なし)栃木県代表は宇都宮白楊/優勝・市立船橋(千葉)
2000年度佐野日大全国高校サッカー選手権大会(栃木県大会)県大会敗退(詳細記録なし)栃木県代表は真岡/優勝・国見(長崎)
2001年度佐野日大全国高校サッカー選手権大会(栃木県大会)県大会敗退(詳細記録なし)栃木県代表は宇都宮白楊/優勝・国見(長崎)
2002年度佐野日大全国高校サッカー選手権大会(3回目)1回戦敗退優勝・市立船橋(千葉)
2003年度佐野日大全国高校サッカー選手権大会(4回目)2回戦敗退2年連続出場/優勝・国見(長崎)
2004年度佐野日大全国高校サッカー選手権大会(栃木県大会)県大会敗退(詳細記録なし)栃木県代表は矢板中央/優勝・鹿児島実業(鹿児島)
2005年度佐野日大全国高校サッカー選手権大会(栃木県大会)県大会敗退(詳細記録なし)栃木県代表は真岡/優勝・野洲(滋賀)
2006年度佐野日大全国高校サッカー選手権大会(栃木県大会)県大会敗退(詳細記録なし)栃木県代表は真岡/優勝・盛岡商(岩手)
2007年度佐野日大全国高校サッカー選手権大会(5回目)2回戦敗退優勝・流通経済大柏(千葉)
2008年度佐野日大全国高校サッカー選手権大会(栃木県大会)県大会敗退(詳細記録なし)栃木県代表は宇都宮白楊/優勝・広島皆実(広島)
2009年度佐野日大全国高校サッカー選手権大会(栃木県大会)県大会敗退(詳細記録なし)栃木県代表は矢板中央/優勝・山梨学院(山梨)
2010年度佐野日大全国高校サッカー選手権大会(栃木県大会)県大会敗退(詳細記録なし)栃木県代表は佐野日大(詳細記録なし)/優勝・滝川第二(兵庫)
2011年度佐野日大全国高校サッカー選手権大会(栃木県大会)県大会決勝敗退(1-1 PK4-5 矢板中央)栃木県代表は矢板中央/優勝・市立船橋(千葉)
2012年度佐野日大全国高校サッカー選手権大会(6回目)2回戦敗退優勝・鵬翔(宮崎)
2013年度佐野日大全国高校サッカー選手権大会(7回目)2回戦敗退2年連続出場/優勝・富山第一(富山)
2014年度佐野日大全国高校サッカー選手権大会(栃木県大会)県大会敗退(詳細記録なし)栃木県代表は矢板中央/優勝・星稜(石川)
2015年度佐野日大全国高校サッカー選手権大会(栃木県大会)県大会敗退(詳細記録なし)栃木県代表は矢板中央/優勝・東福岡(福岡)
2016年度佐野日大全国高校サッカー選手権大会(8回目)ベスト4(全国第3位)準決勝●0-1前橋育英/優勝・青森山田(青森)
2017年度佐野日大全国高校サッカー選手権大会(栃木県大会)県大会敗退(詳細記録なし)栃木県代表は矢板中央/優勝・前橋育英(群馬)
2018年度佐野日大全国高校サッカー選手権大会(栃木県大会)県大会敗退(詳細記録なし)栃木県代表は矢板中央/優勝・青森山田(青森)
2019年度佐野日大全国高校サッカー選手権大会(栃木県大会)県大会敗退(詳細記録なし)栃木県代表は矢板中央/優勝・静岡学園(静岡)
2020年度佐野日大全国高校サッカー選手権大会(栃木県大会)県大会敗退(詳細記録なし)栃木県代表は矢板中央/優勝・山梨学院(山梨)
2021年度佐野日大全国高校サッカー選手権大会(栃木県大会)県大会決勝敗退(0-1 矢板中央)栃木県代表は矢板中央/優勝・青森山田(青森)
2022年度佐野日大全国高校サッカー選手権大会(9回目)ベスト8準々決勝●0-4岡山学芸館/優勝・岡山学芸館(岡山)
2023年度佐野日大全国高校サッカー選手権大会(栃木県大会)県大会敗退(詳細記録なし)栃木県代表は矢板中央/優勝・青森山田(青森)
2024年度佐野日大全国高校サッカー選手権大会(栃木県大会)県大会敗退(詳細記録なし)栃木県代表は矢板中央/優勝・前橋育英(群馬)
2025年度佐野日大全国高校サッカー選手権大会(栃木県大会)県大会準優勝(詳細記録なし)栃木県代表は矢板中央/優勝・神村学園(鹿児島)

全国高等学校総合体育大会(インターハイ)

年度高校名(チーム名)大会名(出場回数)成績・結果備考
1998年度佐野日大全国高校総体(インターハイ)(1回目)出場(詳細記録なし)初出場/優勝・市立船橋(千葉)
1999年度佐野日大全国高校総体(インターハイ)(栃木県大会)県大会敗退(詳細記録なし)栃木県代表は宇都宮/優勝・八千代(千葉)と広島皆実(広島)の両校優勝
2000年度佐野日大全国高校総体(インターハイ)(2回目)3回戦敗退(ベスト16)優勝・国見(長崎)
2001年度佐野日大全国高校総体(インターハイ)(3回目)3回戦敗退(ベスト16)2年連続出場/優勝・市立船橋(千葉)
2002年度佐野日大全国高校総体(インターハイ)(栃木県大会)県大会敗退(詳細記録なし)栃木県代表は宇都宮/優勝・帝京(東京)
2003年度佐野日大全国高校総体(インターハイ)(栃木県大会)県大会敗退(詳細記録なし)栃木県代表は真岡/優勝・国見(長崎)
2004年度佐野日大全国高校総体(インターハイ)(栃木県大会)県大会敗退(詳細記録なし)栃木県代表は矢板中央/優勝・国見(長崎)
2005年度佐野日大全国高校総体(インターハイ)(栃木県大会)県大会敗退(詳細記録なし)栃木県代表は宇都宮白楊/優勝・青森山田(青森)
2006年度佐野日大全国高校総体(インターハイ)(栃木県大会)県大会敗退(詳細記録なし)栃木県代表は真岡/優勝・広島観音(広島)
2007年度佐野日大全国高校総体(インターハイ)(4回目)出場(詳細記録なし)優勝・市立船橋(千葉)
2008年度佐野日大全国高校総体(インターハイ)(5回目)出場(詳細記録なし)2年連続出場/優勝・流通経済大柏(千葉)と市立船橋(千葉)の両校優勝
2009年度佐野日大全国高校総体(インターハイ)(6回目)出場(詳細記録なし)3年連続出場/優勝・前橋育英(群馬)
2010年度佐野日大全国高校総体(インターハイ)(栃木県大会)県大会敗退(詳細記録なし)栃木県代表は矢板中央/優勝・市立船橋(千葉)
2011年度佐野日大全国高校総体(インターハイ)(栃木県大会)県大会敗退(詳細記録なし)栃木県代表は矢板中央/優勝・桐蔭学園(神奈川)
2012年度佐野日大全国高校総体(インターハイ)(7回目)3回戦敗退(ベスト16)優勝・三浦学苑(神奈川)
2013年度佐野日大全国高校総体(インターハイ)(8回目)出場(詳細記録なし)2年連続出場/優勝・市立船橋(千葉)
2014年度佐野日大全国高校総体(インターハイ)(栃木県大会)県大会敗退(詳細記録なし)栃木県代表は矢板中央/優勝・東福岡(福岡)
2015年度佐野日大全国高校総体(インターハイ)(9回目)出場(詳細記録なし)優勝・東福岡(福岡)
2016年度佐野日大全国高校総体(インターハイ)(栃木県大会)県大会敗退(詳細記録なし)栃木県代表は矢板中央/優勝・市立船橋(千葉)
2017年度佐野日大全国高校総体(インターハイ)(栃木県大会)県大会敗退(詳細記録なし)栃木県代表は真岡/優勝・流通経済大柏(千葉)
2018年度佐野日大全国高校総体(インターハイ)(栃木県大会)県大会敗退(詳細記録なし)栃木県代表は矢板中央/優勝・山梨学院(山梨)
2019年度佐野日大全国高校総体(インターハイ)(栃木県大会)県大会敗退(詳細記録なし)栃木県代表は矢板中央/優勝・桐光学園(神奈川)
2020年度佐野日大全国高校総体(インターハイ)大会中止新型コロナウイルスの影響(出場回数には含めず)
2021年度佐野日大全国高校総体(インターハイ)(栃木県大会)県大会敗退(詳細記録なし)栃木県代表は矢板中央/優勝・青森山田(青森)
2022年度佐野日大全国高校総体(インターハイ)(栃木県大会)県大会敗退(詳細記録なし)栃木県代表は矢板中央/優勝・前橋育英(群馬)
2023年度佐野日大全国高校総体(インターハイ)(栃木県大会)県大会敗退(詳細記録なし)栃木県代表は矢板中央/優勝・明秀学園日立(茨城)
2024年度佐野日大全国高校総体(インターハイ)(栃木県大会)県大会敗退(詳細記録なし)栃木県代表は矢板中央/優勝・昌平(埼玉)
2025年度佐野日大全国高校総体(インターハイ)(10回目)1回戦敗退:●0-2日章学園10年ぶり10回目出場/優勝・神村学園(鹿児島)

高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ関東・栃木県リーグ

年度高校名(チーム名)大会名成績・結果備考
2003年度佐野日大高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ関東8位優勝・市立船橋(千葉)
2004年度佐野日大高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ関東不参加(県リーグ)優勝・市立船橋(千葉)
2010年度佐野日大高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ関東2部8位優勝・流通経済大柏(千葉)
2011年度佐野日大高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ関東2部グループA 3位優勝・鹿島アントラーズユース(茨城)
2020年度佐野日大高円宮杯 JFA U-18サッカーリーグ栃木1部上位新型コロナウイルスの影響による変則開催
2021年度佐野日大高円宮杯 JFA U-18サッカーリーグ栃木1部参戦プリンスリーグ関東参入戦進出ならず
2022年度佐野日大高円宮杯 JFA U-18サッカーリーグ栃木1部参戦優勝校・上位チーム詳細は県協会記録による
2023年度佐野日大高円宮杯 JFA U-18サッカーリーグ栃木1部参戦プリンスリーグ関東参入戦進出ならず
2024年度佐野日大高円宮杯 JFA U-18サッカーリーグ栃木1部参戦プリンスリーグ関東参入戦進出ならず
2025年度佐野日大高円宮杯 JFA U-18サッカーリーグ栃木1部上位プリンスリーグ2部参入戦出場

部員数とカテゴリー構成

部員数は約100名。県内出身者を中心に、関東各都県や東北・関西など全国から志の高い選手が集まる大所帯である。

カテゴリー構成・活動実態:

  • トップチーム(Aチーム):高円宮杯 JFA U-18サッカーリーグ栃木1部(ユースリーグ1部)に参戦
  • セカンドチーム(Bチーム):高円宮杯 JFA U-18サッカーリーグ栃木2部に参戦
  • サードチーム(Cチーム):高円宮杯 JFA U-18サッカーリーグ栃木3部およびU-16ルーキーリーグに参戦

各学年の選手が実戦経験を積めるようカテゴリー分けが整備されており、系列の佐野日本大学中学校や提携する佐野フットボールアカデミーなどの中学年代組織とも連携を図り、継続的な選手強化体制を敷いている。

ユニフォーム

ユニフォームは、学校のシンボルカラーである「桜色(ピンク)」を基調とした鮮やかなシャツに黒または紺のショーツを組み合わせるデザインが伝統のファーストキットである。アウェイ用のセカンドユニフォームは白色をベースに仕立てられており、全国大会の舞台でも「ピンクの佐野日大」として親しまれている。

寮と練習環境

遠方から進学する男子運動部員向けに「佐野日大高校生徒寮」が整備されている。佐野市石塚町に位置する鉄骨造2階建ての施設で、4人部屋や個室など計21部屋を備え、専任の寮監が常駐して規律正しい共同生活の管理に当たっている。管理栄養士の指導に基づいたバランスの良い食事が提供され、アスリートとしての体づくりが生活面からサポートされている。

練習環境は、校地内にサッカー部専用のフルサイズ人工芝グラウンドを備えており、ナイター照明設備も完備されているため日没後も充実したトレーニングが可能である。さらにクラブハウスやウェイトトレーニングルームなどの付帯施設も充実しており、天候に左右されず集中して競技に打ち込める恵まれた環境が整っている。

強化の成果と育成実績

佐野日大高校サッカー部の最大の強みは、伝統的に受け継がれてきた組織的な守備力と、ボールを奪ってから瞬時にゴールへ迫る高速カウンターである。全員がハードワークを惜しまず、球際の強さと献身的なフリーランニングを徹底することで、全国トップクラスの強豪相手にも互角以上に渡り合う戦いぶりを見せてきた。

この強化方針の成果が最大限に発揮されたのが2016年度の第95回全国高校サッカー選手権である。堅守を武器に快進撃を続け、栃木県勢として初となる全国第3位(ベスト4)という金字塔を打ち立てた。さらに2022年度の第101回選手権でも全国ベスト8へ進出し、2025年度には10年ぶり10回目となるインターハイ出場を果たすなど、矢板中央高校と並ぶ栃木県内2強の一角として常に全国レベルの競争力を維持している。

プロサッカー選手の育成面においても確固たる実績を残している。黎明期には水戸ホーリーホックでプレーした横濱誠、FC東京などでサイドアタッカーとして活躍した小林成光や前田和也、福島ユナイテッドFCなどで活躍した石堂和人、栃木SCの稲葉久人を輩出した。近年では、ヴァンフォーレ甲府でセンターバックを務める野澤陸、カマタマーレ讃岐でプレーする宇都木峻、ジェイリースFCの平吹楽など、高卒直接および大学経由を含め多くの実力派プレイヤーをプロや全国リーグの舞台へと送り出している。

主なプロ選手一覧

  • 1994年度卒:横濱誠(佐野日大高校 → 水戸ホーリーホック)
  • 1996年度卒:小林成光(佐野日大高校 → FC東京 → サガン鳥栖 → 栃木SC)※元日本代表候補
  • 2000年度卒:石堂和人(佐野日大高校 → 帝京大学 → ソニー仙台FC → 松本山雅FC → FC町田ゼルビア → 福島ユナイテッドFC)
  • 2001年度卒:前田和也(佐野日大高校 → FC東京 → 佐川印刷SC → FC東京 → モンテディオ山形 → 栃木ウーヴァFC)
  • 2003年度卒:稲葉久人(佐野日大高校 → 法政大学 → 栃木SC)
  • 2014年度卒:宇都木峻(佐野日大高校 → 関西学院大学 → 栃木シティ → カマタマーレ讃岐)※現所属
  • 2016年度卒:野澤陸(佐野日大高校 → 産業能率大学 → ヴァンフォーレ甲府 → FC岐阜(期限付き移籍) → ヴァンフォーレ甲府)※現所属
  • 2017年度卒:平吹楽(佐野日大高校 → 東京経済大学 → FC大阪 → ジェイリースFC)※現所属

※掲載基準:J1〜J3所属歴、JFLまたはプロ契約実績が確認できた選手を中心に記載(生年月日に基づき卒業年度を計算:1〜3月生まれは生年+17、4〜12月生まれは生年+18)。

●●県(チーム紹介)

チーム紹介