中辻喜敬(飯塚)高校サッカー強豪校監督
目次
1. 監督総評
中辻喜敬は、東福岡高校が長年君臨してきた激戦区・福岡県において、飯塚高校サッカー部を全国トップクラスの強豪へと飛躍させた指導者である。現役時代は名門・奈良育英高校でプレーし、3年時の第73回全国高校サッカー選手権大会で全国ベスト4に進出。天理大学へ進学して関西学生サッカーリーグ等で活躍したのち、佐川急便大阪SCでプレーした。
現役引退後はJクラブのセレッソ大阪やアビスパ福岡のアカデミーで育成指導の研鑽を積み、2011年より飯塚高校サッカー部監督に就任した。就任当時は地区大会下位に沈んでいた無名校を一から改革。最大の特長である「徹底したボール保持と個の打開力」「ピッチ全域で主導権を握るテクニカルなポゼッションフットボール」を植え付けた。2022年度の全国高校総体(インターハイ)で同校史上初となる全国大会出場へ導くと、同年冬の第101回全国高校サッカー選手権大会でも福岡県予選を初制覇。翌年度の第102回大会でも県予選連覇を達成した。高円宮杯プリンスリーグ九州でも常に上位争いを繰り広げ、高卒Jリーガーを連続して輩出するなど、福岡の勢力図を大きく塗り替えた名将として高校サッカー界の注目を集めている。
2. 基本情報
- 氏名:中辻 喜敬(なかつじ よしたか)
- 生年月日:1976年5月22日
- 出身地:奈良県
- 出身校:奈良育英高等学校 → 天理大学
- 指導チーム:飯塚高等学校
- 役職:サッカー部監督(同校教諭)
3. 指導歴
- セレッソ大阪 アカデミーコーチ
- アビスパ福岡 アカデミーコーチ
- 2011年〜:飯塚高等学校 サッカー部 監督
4. 大会の戦績
全国高校サッカー選手権大会(全国大会・福岡県予選)
監督通算全国大会出場回数:2回(最高成績:全国2回戦敗退)
| 年度 | 高校名 | 大会名(出場回数) | 成績・結果 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 2016年度 | 飯塚 | 第95回全国高校サッカー選手権福岡県予選 | 県予選ベスト8 | 準々決勝敗退 |
| 2017年度 | 飯塚 | 第96回全国高校サッカー選手権福岡県予選 | 県予選ベスト8 | 準々決勝敗退 |
| 2018年度 | 飯塚 | 第97回全国高校サッカー選手権福岡県予選 | 県予選ベスト4 | 準決勝敗退 |
| 2019年度 | 飯塚 | 第98回全国高校サッカー選手権福岡県予選 | 県予選ベスト4 | 準決勝敗退 |
| 2020年度 | 飯塚 | 第99回全国高校サッカー選手権福岡県予選 | 県予選ベスト4 | 準決勝敗退 |
| 2021年度 | 飯塚 | 第100回全国高校サッカー選手権福岡県予選 | 県予選準優勝 | 決勝:1-2 東福岡 |
| 2022年度 | 飯塚 | 第101回全国高校サッカー選手権大会(全国初出場) | 全国2回戦敗退 | 1回戦:1-0 秋田商、2回戦:0-0(PK4-5) 日体大柏(県予選初優勝) |
| 2023年度 | 飯塚 | 第102回全国高校サッカー選手権大会(全国出場) | 全国1回戦敗退 | 1回戦:0-0(PK3-5) 青森山田(県予選優勝・連覇) |
| 2024年度 | 飯塚 | 第103回全国高校サッカー選手権福岡県予選 | 県予選準優勝 | 決勝:0-2 東福岡 |
| 2025年度 | 飯塚 | 第104回全国高校サッカー選手権大会(全国出場) | 全国大会出場 | 県予選優勝 |
| 2026年度 | 飯塚 | 第105回全国高校サッカー選手権福岡県予選 | 県予選 進行中 | 大会開催中 |
全国高校総体(インターハイ)(全国大会・福岡県予選)
監督通算全国大会出場回数:1回(最高成績:全国2回戦敗退)
| 年度 | 高校名 | 大会名(出場回数) | 成績・結果 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 2017年度 | 飯塚 | 平成29年度全国高校総体福岡県予選 | 県予選ベスト8 | 準々決勝敗退 |
| 2018年度 | 飯塚 | 平成30年度全国高校総体福岡県予選 | 県予選ベスト4 | 準決勝敗退 |
| 2019年度 | 飯塚 | 令和元年度全国高校総体福岡県予選 | 県予選ベスト4 | 準決勝敗退 |
| 2020年度 | 飯塚 | 令和2年度全国高校総体 | 大会中止 | 新型コロナウイルス感染拡大の影響により中止 |
| 2021年度 | 飯塚 | 令和3年度全国高校総体福岡県予選 | 県予選準優勝 | 決勝:東福岡に敗退 |
| 2022年度 | 飯塚 | 令和4年度全国高校総体(全国初出場) | 全国2回戦敗退 | 1回戦:4-0 明徳義塾、2回戦:0-2 青森山田(県予選初優勝) |
| 2023年度 | 飯塚 | 令和5年度全国高校総体福岡県予選 | 県予選準優勝 | 決勝:東福岡に敗退 |
| 2024年度 | 飯塚 | 令和6年度全国高校総体福岡県予選 | 県予選準優勝 | 決勝:0-1 福岡大若葉 |
| 2025年度 | 飯塚 | 令和7年度全国高校総体福岡県予選 | 県予選準優勝 | 決勝敗退 |
| 2026年度 | 飯塚 | 令和8年度全国高校総体福岡県予選 | 県予選上位 | 大会開催中 |
高円宮杯U-18サッカーリーグ(プリンスリーグ九州・福岡県リーグ等)
| 年度 | 高校名 | 大会名(出場回数) | 成績・結果 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 2019年度 | 飯塚 | 福岡県高校サッカーリーグ1部 | 上位 | 県リーグ上位定着 |
| 2020年度 | 飯塚 | 福岡県高校サッカーリーグ1部 | 上位 | コロナ禍による変則開催 |
| 2021年度 | 飯塚 | 福岡県高校サッカーリーグ1部 | 第1位(優勝) | プリンスリーグ九州参入戦勝利・昇格決定 |
| 2022年度 | 飯塚 | 高円宮杯 プリンスリーグ九州1部 | 第3位 | 昇格初年度で堂々上位進出 |
| 2023年度 | 飯塚 | 高円宮杯 プリンスリーグ九州1部 | 第3位 | プレミア参入争いを展開 |
| 2024年度 | 飯塚 | 高円宮杯 プリンスリーグ九州1部 | 第2位 | プレミアリーグプレーオフ進出 |
| 2025年度 | 飯塚 | 高円宮杯 プリンスリーグ九州1部 | 第3位 | 上位争いを展開 |
| 2026年度 | 飯塚 | 高円宮杯 プリンスリーグ九州1部 | リーグ参戦中 | リーグ戦継続中 |
5. 選手経歴・選手総評
選手総評
現役時代の中辻喜敬は、確かなテクニックと洗練されたサッカースタイルで名を馳せた名門・奈良育英高校でプレーした。3年時の第73回全国高校サッカー選手権大会では中盤の主力としてチームを牽引し、同校史上最高成績となる全国ベスト4進出に大きく貢献。相手の激しいプレッシャーをいなす柔らかなボールコントロールと、広い視野で試合を組み立てる戦術眼を体得した。高校卒業後は天理大学へ進学し、関西学生サッカーリーグのハイレベルな環境でプレー。大学卒業後は社会人強豪の佐川急便大阪SCで研鑽を積んだ。プロ選手への道ではなくJクラブのアカデミーで育成理論を学んだ経験は、のちに無名だった飯塚高校を全国の舞台へ押し上げる決定的な基盤となった。自らが選手権4強という全国トップの勝負を経験しているからこそ、強豪私学がひしめく福岡において臆せず主導権を握るポゼッションサッカーを徹底追求。個の技術を極限まで磨き上げ、短期間で全国トップレベルへと進化させた手腕は高く評価されている。
選手経歴
- 奈良育英高等学校 サッカー部
- 天理大学 サッカー部
- 佐川急便大阪SC





















