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大成高校(東京都)

大成_東京都

大成高校(東京都)

東京都三鷹市上連雀に校舎を構える大成高等学校の男子サッカー部。かつては地区予選レベルに位置していたものの、豊島裕介監督の就任以降に着実なチーム改革を推し進め、2019年の全国高校総体(インターハイ)東京都予選で準優勝を果たし悲願の全国初出場を達成した。2020年度および2021年度の全国高校サッカー選手権大会東京都予選で2年連続の決勝進出(準優勝)を果たし、2024年には関東高校サッカー大会で初優勝を飾るなど、激戦区・東京において急速に存在感を高めている注目の新興勢力である。校名に由来する「大器晩成」をテーマに掲げ、3年間の確実な成長を促す育成力でプロ選手や大学サッカー界で活躍する選手を輩出している。

学校の設立と概要

大成高等学校は、1888年(明治21年)に創設された国語伝習所、および1889年(明治22年)に設立された私立東京英語学会を源流とし、1897年(明治30年)に杉浦重剛らによって尋常中学大成学校として設立された、130年近い歴史を有する私立高等学校である。建学の精神に「志を高く持ち、自らの道を切り拓く」ことを掲げ、初代校長を務めた松岡良棟をはじめとする先人たちの教えを受け継ぎ、知・徳・体の調和がとれた有為な人材の育成を目指してきた。

当初は男子校として発展し、東京都三鷹市の武蔵野の自然を残す閑静な住宅街にキャンパスを構えている。1998年(平成10年)には創立100周年記念事業の一環として男女共学化へと舵を切り、時代に即した教育環境の刷新を進めた。現在は「普通科」の中に、国公立・難関私立大学合格を目指す「特別進学コース」、GMARCH等の中堅〜上位私立大学への進学を視野に入れる「文理進学コース」、多様な進路希望に対応する「総合進学コース」を設置。学業と部活動の両立を高い次元で実践する進学校・スポーツ振興校として、多摩地域を中心に広く支持を集めている。

サッカー部創部の経緯

大成高等学校サッカー部は、学校の歴史とともに歩んできた伝統ある部活動の一つである。昭和期から平成初期にかけては東京都内の地区大会や支部予選で活動する一般的な高校運動部であり、全国大会や都大会上位へ進出する実績を持つチームではなかった。

チームの歴史が大きく転換したのは、帝京高校サッカー部出身で全国制覇の経験を持つ豊島裕介氏が2000年代中盤に監督へ就任してからである。就任当初は部員の意識改革や日々の練習規律の徹底から着手し、ボールを大切にする丁寧なパスワークと前線からの連動した守備組織の構築を推進した。地道な強化と選手の自主性を引き出す指導が実を結び、東京都高校サッカーリーグ(Tリーグ)において下位カテゴリーからT3リーグ、T2リーグ、T1リーグ(都1部)へと着実に昇格を果たしていった。

そして2019年、令和元年度全国高校総体(インターハイ)東京都2次予選において快進撃を見せ、初の決勝進出を果たして全国大会初出場を達成。続く2020年度・2021年度の全国高校サッカー選手権東京都2次予選でも2年連続で決勝進出を果たすなど、東京都の高校サッカー界を代表する強豪校の一角へと急成長を遂げた。

現監督と指導陣

  • 豊島裕介(とよしまゆうすけ)(在籍期間:2006年頃〜在任中)

    神奈川県出身。読売日本サッカークラブ(現・東京ヴェルディ)ジュニアから帝京高校へ進学し、名門・帝京の選手として全国高校サッカー選手権やインターハイ等の大舞台を経験。帝京大学を経て指導者の道へ進み、大成高校サッカー部監督に就任した。就任以来、当時無名だったチームを「大器晩成」の理念のもとで徹底的に鍛え上げ、2019年のインターハイ初出場、2020年・2021年の選手権都予選準優勝、2024年の関東大会優勝へと導いた名将である。

  • 秋元陽太(あきもとようた)(在籍期間:2024年〜在任中)

    東京都町田市出身。横浜F・マリノスユースを経てトップチームに昇格し、湘南ベルマーレ、FC東京、FC町田ゼルビア等で長年正GKとしてJ1・J2通算300試合以上に出場した元Jリーガー。引退後に指導者へ転身し、大成高校サッカー部のGKコーチ兼テクニカルアドバイザーとしてプロ基準の技術とメンタリティを選手へ伝授している。

このほか、帝京高校や関東圏の大学サッカー出身者、アスレティックトレーナー、フィジカルコーチら専門スタッフが揃い、選手のコンディショニングと戦術理解を多面的に支える強固な指導体制が構築されている。

全国大会などでの成績

大成高校サッカー部は、2006年以降の地道なチーム強化を経てステップアップを重ね、2010年代に入ると都大会上位の常連へと成長。2019年には令和元年度全国高校総体(インターハイ)東京都予選で準優勝を果たし、創部史上初となる全国大会出場を成し遂げた。全国大会1回戦では名経大高蔵(愛知)と対戦し、1-2で惜敗したものの、全国の舞台で堂々たる戦いを披露した。

全国高校サッカー選手権大会の東京都予選においては、2018年度に都ベスト4へ進出すると、2020年度(第99回大会)および2021年度(第100回大会)に2年連続で2次予選決勝進出(準優勝)を果たした。2023年度(第102回大会)にも都ベスト4に進出。また、関東高校サッカー大会東京都予選でも上位進出を重ね、2024年度の関東大会本戦では悲願の初優勝を飾っている。

高円宮杯 JFA U-18サッカーリーグにおいては、2012年度にT3リーグ優勝、2019年度にT2リーグ準優勝を果たして最高峰のT1リーグ(都1部)へ昇格。FC東京U-18(B)や帝京、國學院久我山、関東第一、町田ゼルビアユースといった強豪チームと日常的にしのぎを削り、2025年度にはT1リーグ3位という高順位を記録している。

全国高等学校総合体育大会(インターハイ)

年度高校名(チーム名)大会名(出場回数)成績・結果備考
2006年度大成全国高校総体(東京都大会)支部予選敗退(詳細記録なし)東京都代表は成立学園・久我山/優勝・広島観音(広島)
2007年度大成全国高校総体(東京都大会)支部予選敗退(詳細記録なし)東京都代表は成立学園・修徳/優勝・市立船橋(千葉)
2008年度大成全国高校総体(東京都大会)支部予選敗退(詳細記録なし)東京都代表は成立学園・国士舘/優勝・流通経済大柏(千葉)と市立船橋(千葉)の両校優勝
2009年度大成全国高校総体(東京都大会)支部予選敗退(詳細記録なし)東京都代表は帝京・成立学園/優勝・前橋育英(群馬)
2010年度大成全国高校総体(東京都大会)都大会1次予選敗退東京都代表は駒澤大高・国士舘/優勝・市立船橋(千葉)
2011年度大成全国高校総体(東京都大会)都大会1次予選敗退東京都代表は東久留米総合・成立学園/優勝・桐蔭学園(神奈川)
2012年度大成全国高校総体(東京都大会)都大会1次予選敗退東京都代表は成立学園・三鷹/優勝・三浦学苑(神奈川)
2013年度大成全国高校総体(東京都大会)都2次予選1回戦敗退(都ベスト12)東京都代表は國學院久我山・成立学園/優勝・市立船橋(千葉)
2014年度大成全国高校総体(東京都大会)都1次予選敗退東京都代表は成立学園・駒澤大高/優勝・東福岡(福岡)
2015年度大成全国高校総体(東京都大会)都1次予選2回戦敗退東京都代表は國學院久我山・関東第一/優勝・東福岡(福岡)
2016年度大成全国高校総体(東京都大会)都1次予選敗退東京都代表は関東第一・東海大高輪台/優勝・市立船橋(千葉)
2017年度大成全国高校総体(東京都大会)都1次予選敗退東京都代表は関東第一・実践学園/優勝・流通経済大柏(千葉)
2018年度大成全国高校総体(東京都大会)都1次予選敗退東京都代表は関東第一・国士舘/優勝・山梨学院(山梨)
2019年度大成全国高校総体(インターハイ)(1回目)1回戦敗退初出場(都準優勝)/優勝・桐光学園(神奈川)
2020年度大成全国高校総体(東京都大会)大会中止新型コロナウイルス感染拡大の影響により全国大会中止
2021年度大成全国高校総体(東京都大会)1次トーナメント敗退東京都代表は実践学園・帝京/優勝・青森山田(青森)
2022年度大成全国高校総体(東京都大会)2次トーナメント1回戦敗退東京都代表は帝京・関東第一/優勝・前橋育英(群馬)
2023年度大成全国高校総体(東京都大会)2次トーナメント準々決勝敗退(都ベスト8)東京都代表は成立学園・国士舘/優勝・明秀学園日立(茨城)
2024年度大成全国高校総体(東京都大会)2次トーナメント準々決勝敗退(都ベスト8)東京都代表は帝京・駒澤大高/優勝・昌平(埼玉)
2025年度大成全国高校総体(東京都大会)2次トーナメント1回戦敗退東京都代表は帝京・堀越/優勝・神村学園(鹿児島)

全国高校サッカー選手権大会

年度高校名(チーム名)大会名(出場回数)成績・結果備考
2006年度大成全国高校サッカー選手権大会(東京都予選)地区予選敗退(詳細記録なし)東京都代表は久我山・八王子/優勝・盛岡商(岩手)
2007年度大成全国高校サッカー選手権大会(東京都予選)地区予選敗退(詳細記録なし)東京都代表は帝京・三鷹/優勝・流通経済大柏(千葉)
2008年度大成全国高校サッカー選手権大会(東京都予選)地区予選敗退(詳細記録なし)東京都代表は久我山・帝京/優勝・広島皆実(広島)
2009年度大成全国高校サッカー選手権大会(東京都予選)地区予選敗退(詳細記録なし)東京都代表は東久留米総合・帝京/優勝・山梨学院(山梨)
2010年度大成全国高校サッカー選手権大会(東京都予選)地区予選敗退(詳細記録なし)東京都代表は駒澤大高・座間/優勝・滝川第二(兵庫)
2011年度大成全国高校サッカー選手権大会(東京都予選)1次予選敗退東京都代表は東久留米総合・國學院久我山/優勝・市立船橋(千葉)
2012年度大成全国高校サッカー選手権大会(東京都予選)1次予選敗退東京都代表は修徳・帝京/優勝・鵬翔(宮崎)
2013年度大成全国高校サッカー選手権大会(東京都予選)1次予選決勝敗退東京都代表は國學院久我山・修徳/優勝・富山第一(富山)
2014年度大成全国高校サッカー選手権大会(東京都予選)1次予選敗退東京都代表は三鷹・國學院久我山/優勝・星稜(石川)
2015年度大成全国高校サッカー選手権大会(東京都予選)2次予選1回戦敗退(都ベスト32)東京都代表は駒澤大高・國學院久我山/優勝・東福岡(福岡)
2016年度大成全国高校サッカー選手権大会(東京都予選)1次予選敗退東京都代表は駒澤大高・関東第一/優勝・青森山田(青森)
2017年度大成全国高校サッカー選手権大会(東京都予選)1次予選敗退東京都代表は関東第一・実践学園/優勝・前橋育英(群馬)
2018年度大成全国高校サッカー選手権大会(東京都2次予選)2次予選Aブロック準決勝敗退(都ベスト4)東京都代表は駒澤大高・国士舘/優勝・青森山田(青森)
2019年度大成全国高校サッカー選手権大会(東京都2次予選)2次予選Aブロック準々決勝敗退(都ベスト8)東京都代表は國學院久我山・東久留米総合/優勝・静岡学園(静岡)
2020年度大成全国高校サッカー選手権大会(東京都2次予選)2次予選Aブロック準優勝(都準優勝)東京都代表は関東第一・堀越/優勝・山梨学院(山梨)
2021年度大成全国高校サッカー選手権大会(東京都2次予選)2次予選Bブロック準優勝(都準優勝)東京都代表は堀越・関東第一/優勝・青森山田(青森)
2022年度大成全国高校サッカー選手権大会(東京都2次予選)2次予選Aブロック3回戦敗退(都ベスト16)東京都代表は成立学園・國學院久我山/優勝・岡山学芸館(岡山)
2023年度大成全国高校サッカー選手権大会(東京都2次予選)2次予選Aブロック準決勝敗退(都ベスト4)東京都代表は早稲田実・堀越/優勝・青森山田(青森)
2024年度大成全国高校サッカー選手権大会(東京都2次予選)2次予選Aブロック準々決勝敗退(都ベスト8)東京都代表は帝京・堀越/優勝・前橋育英(群馬)
2025年度大成全国高校サッカー選手権大会(東京都2次予選)2次予選Bブロック準々決勝敗退(都ベスト8)東京都代表は堀越・帝京/優勝・神村学園(鹿児島)

高円宮杯 JFA U-18サッカーリーグ(東京都リーグ・Tリーグ)

年度高校名(チーム名)大会名成績・結果備考
2006年度大成高円宮杯 東京都U-18サッカーリーグ地区リーグ所属優勝チーム等の詳細記録なし
2007年度大成高円宮杯 東京都U-18サッカーリーグ地区リーグ所属優勝チーム等の詳細記録なし
2008年度大成高円宮杯 東京都U-18サッカーリーグ地区リーグ所属優勝チーム等の詳細記録なし
2009年度大成高円宮杯 東京都U-18サッカーリーグ地区リーグ所属優勝チーム等の詳細記録なし
2010年度大成高円宮杯 東京都U-18サッカーリーグ地区リーグ所属優勝チーム等の詳細記録なし
2011年度大成高円宮杯 東京都U-18サッカーリーグ(T4リーグ)4地区所属優勝チーム等の詳細記録なし
2012年度大成高円宮杯 東京都U-18サッカーリーグ(T3リーグ)優勝T2リーグ昇格/優勝・大成高校
2013年度大成高円宮杯 東京都U-18サッカーリーグ(T2リーグ)7位優勝・FC東京U-18(B)
2014年度大成高円宮杯 東京都U-18サッカーリーグ(T2リーグ)6位優勝・実践学園高校
2015年度大成高円宮杯 東京都U-18サッカーリーグ(T2リーグ)5位優勝・國學院久我山高校(B)
2016年度大成高円宮杯 東京都U-18サッカーリーグ(T2リーグ)8位優勝・FC町田ゼルビアユース
2017年度大成高円宮杯 東京都U-18サッカーリーグ(T2リーグ)5位優勝・駒澤大高(B)
2018年度大成高円宮杯 JFA U-18サッカーリーグ東京(T2リーグ)4位優勝・國學院久我山高校(B)
2019年度大成高円宮杯 JFA U-18サッカーリーグ東京(T2リーグ)2位T1リーグ昇格/優勝・駒澤大高(B)
2020年度大成高円宮杯 JFA U-18サッカーリーグ東京(T1リーグ)6位短縮日程での開催/優勝・帝京高校
2021年度大成高円宮杯 JFA U-18サッカーリーグ東京(T1リーグ)5位優勝・成立学園高校
2022年度大成高円宮杯 JFA U-18サッカーリーグ東京(T1リーグ)7位優勝・FC東京U-18(B)
2023年度大成高円宮杯 JFA U-18サッカーリーグ東京(T1リーグ)4位優勝・帝京高校
2024年度大成高円宮杯 JFA U-18サッカーリーグ東京(T1リーグ)4位優勝・國學院久我山高校
2025年度大成高円宮杯 JFA U-18サッカーリーグ東京(T1リーグ)3位優勝・FC町田ゼルビアユース

高円宮杯全日本ユース(U-18)サッカー選手権大会

年度高校名(チーム名)大会名(出場回数)成績・結果備考
2006年度大成全日本ユース(U-18)サッカー選手権大会(東京都予選)地区予選敗退全国優勝・滝川第二(兵庫)
2007年度大成全日本ユース(U-18)サッカー選手権大会(東京都予選)地区予選敗退全国優勝・流通経済大柏(千葉)
2008年度大成全日本ユース(U-18)サッカー選手権大会(東京都予選)地区予選敗退全国優勝・浦和レッズユース(埼玉)
2009年度大成全日本ユース(U-18)サッカー選手権大会(東京都予選)地区予選敗退全国優勝・横浜F・マリノスユース(神奈川)
2010年度大成全日本ユース(U-18)サッカー選手権大会(東京都予選)地区予選敗退全国優勝・FC東京U-18(東京)

部員数

総部員数は約100〜120名(3年生約35名、2年生約38名、1年生約40名)で構成されている。

カテゴリー構成・活動実態:

  • Aチーム(トップチーム):高円宮杯東京都T1リーグ、全国高校総体東京都予選、全国高校サッカー選手権東京都予選、関東高校大会等に出場
  • Bチーム:高円宮杯東京都T3/T4リーグおよび地区ユースリーグに出場
  • Cチーム・サテライト:地区ユースリーグおよび各種研修リーグに出場
  • 1年生(U-16):関東ルーキーリーグ等のU-16公式戦・交流大会に参戦

部員の主な出身チームとしては、FC杉野、FCトッカーノ、横河武蔵野FC U-15、クリアージュFC、府ロクジュニアユース、Forza’02、三菱養和SC巣鴨/調布、東京ベイFC、三鷹市・武蔵野市・世田谷区・杉並区周辺の中学校サッカー部など、東京都内および近隣県のクラブチームや中体連選抜出身者が集い、高い競争意識の中でプレーしている。

練習環境については、三鷹市上連雀の校地内グラウンド(人工芝/ナイター照明完備)を主要な活動拠点として活用。グラウンドスペースが限られる都市型環境の中で、学年やカテゴリーごとに時間帯を分けて集中度の高いトレーニングを実施している。平日は放課後16:00〜19:30頃、休日は公式戦や外部グラウンド(武蔵野中央公園、三鷹市営グラウンド等)での実戦練習や遠征を行っている。

ユニフォーム

ユニフォームサプライヤーはadidas(アディダス)を採用している。ファーストユニフォーム(HOME)は、鮮やかな「水色(サックスブルー)」を基調とし、シャツが水色、パンツが水色(または濃紺)、ソックスが水色の組み合わせで、洗練された爽やかな印象を与えるデザインとなっている。セカンドユニフォーム(AWAY)は、クリーンな「白」を基調とし、シャツが白色、パンツが白色、ソックスが白色の組み合わせで統一されている。GKユニフォームにはフィールドプレイヤーと明確に識別できるイエローやピンク、グリーンなどのカラーが採用されている。

ユニフォームスポンサーやウェアサプライに関しては、高校サッカー界の規定に基づきチーム公式ジャージや移動着等において各種サポートを受けながら活動を展開している。

寮・生活環境

大成高校には学校直営の運動部専用寮は設置されていない。部員の大多数は東京都内、神奈川県、埼玉県、千葉県などの自宅から公共交通機関(JR中央線・総武線の三鷹駅や吉祥寺駅、京王線沿線などからバスまたは徒歩)を利用して通学している。

遠方や県外から入学を希望する選手については、保護者の承諾のもとで学校近隣の民間提携学生寮や指定下宿、親戚宅等を利用して通学する体制がとられている。寮費・諸経費の詳細は学校公式には固定額として公表されておらず、民間寮や個別契約先の規定に基づいて運用されている。

限られた練習環境の中で朝練や放課後の活動を効率的にこなすため、部員たちは徹底したタイムマネジメントと自己管理を実践し、通学時間と学業、サッカーのトレーニングを両立させる規律ある生活リズムを維持している。

入学・入部案内

セレクション・練習会は、例年7月〜8月の夏期休暇期間を中心に中学3年生を対象とした「部活動体験練習会」が開催される。参加条件は原則としてオープン制または所属チーム指導者の推薦・打診を通じた事前申込制であり、サッカー部公式Webサイトや学校ホームページにて募集要項が告知される。

入学後の入部資格に関しては、一般入試で合格した生徒であってもサッカー部への入部は可能である。ただし、総部員数が100名を超える大所帯であり、都内トップレベルのT1リーグや全国大会出場を目指すハイレベルな強化指定クラブであるため、入部後は走力テストやカテゴリー選抜など厳しい競争環境が課される。

偏差値および設置コースは以下の通りである。

  • 特別進学コース:偏差値目安 58〜60(国公立・難関私立大学進学を目指すカリキュラム)
  • 文理進学コース:偏差値目安 53〜55(中堅〜上位私立大学への現役合格を目指す)
  • 総合進学コース:偏差値目安 49〜51(多様な進路希望や部活動との両立を重視)

推薦入試の有無について、単願推薦・併願優遇入試が実施されており、調査書基準(内申点)に加えて部活動における実績や運動能力を評価する選考枠組みが活用されている。

※これらの情報は年度・情勢により変動するため、あくまで参考情報となります。最新かつ正確な情報は必ず学校・クラブ公式HPをご確認いただくか、直接お問い合わせください。

チーム強化・指導方針

大成高校サッカー部の指導方針の根底にあるのは、「大器晩成(たいきばんせい)」の精神である。中学時代にJリーグ下部組織のトップチームに昇格できなかった選手や、全国大会の舞台を経験していない中体連出身の選手であっても、高校3年間の正しいアプローチと熱意あるトレーニングによって飛躍的に成長できるという育成哲学が貫かれている。

ピッチ上でのプレースタイルは、後方からボールを丁寧に動かすポゼッションと、相手守備陣の隙を突く鋭いサイドアタック、そして前線からの素早い守備への切り替え(ネガティブトランジション)を高い強度で融合させた近代的なアタッキングフットボールを志向する。グラウンドサイズが限られる環境を逆手に取り、狭いエリアでの正確なボールコントロール、プレッシャー下での的確な状況判断、1対1の球際の強度を日常のトレーニングで徹底して磨き上げている。

また、ピッチ外における人間形成も重視されており、挨拶や礼儀、学校生活での規律、学業との両立を厳格に指導。目先の勝利だけにとらわれず、大学サッカーやJリーグの舞台、社会に出てからもリーダーシップを発揮できる自立した人間の育成を目指している。

主なプロ選手一覧

  • 2009年度卒:阿部正紀(大成高校 → 東京国際大学 → FC岐阜)
  • 2013年度卒:楠本卓海(大成高校 → 東京国際大学 → レノファ山口FC → 水戸ホーリーホック → 藤枝MYFC)
  • 2019年度卒:宮脇茂夫(大成高校 → 新潟経営大学 → アスルクラロ沼津 → テゲバジャーロ宮崎)
  • 2021年度卒:永田陸(大成高校 → 駒澤大学 → 高知ユナイテッドSC)
  • 2021年度卒:バーンズ・アントン(大成高校 → FC町田ゼルビア → ロアッソ熊本 → ガイナーレ鳥取)※2021年にプロ契約締結・U-18日本代表候補

※掲載基準:大成高校サッカー部出身者で、J1〜J3または海外プロクラブ、プロ契約実績(JFLプロ契約等を含む)が確認できた選手のみを記載。卒業年度は生年月日に基づき厳密に算出(4〜12月生まれ=生年+18、1〜3月生まれ=生年+17)して表記している。

東京都(チーム紹介)

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