堀越高校(東京都)
東京都中野区および八王子市を拠点とする私立・堀越高等学校(学校法人堀越学園)のサッカー部。全国高校サッカー選手権大会に通算7回出場し、2023年度(第102回大会)には学校史上最高成績となる全国第3位(ベスト4)、続く2024年度(第103回大会)にも全国ベスト8へ進出した。指導者がトップダウンで指示を出すのではなく、選手自身が戦術や日常の規律を主体的に決める「ボトムアップ理論」を実践する独自の人材育成で注目を集める。近年は東京都予選で3連覇を達成するなど激戦区・東京を代表する強豪へと定着し、プロサッカー選手も輩出している。
目次
学校の設立と概要
堀越高等学校は、1923年(大正12年)4月に和洋裁縫女学院の創設者である堀越千代氏によって創立された「堀越高等女学校」を前身とする歴史ある私立校である。1947年(昭和22年)の新学制施行に伴い堀越中学校・堀越高等学校へ改組され、1951年(昭和26年)に学校法人堀越学園が認可された。1954年には男子部が設置され、その後に男女共学の普通科・商業科(のちに再編)体制が整えられた。
本校舎は東京都中野区中央二丁目に所在し、建学の理念として「和魂洋才」、校訓として「太陽の如く生きよう」を掲げている。同校は生徒の個性や目的に応じた多彩なコース制を導入しており、大学や専門学校への進学を目指す「進学・進路選択コース」、学業とプロ活動の両立を支える「トレイトコース(旧Dコース)」、そしてスポーツ分野で高い実績を目指す「体育コース」などを設置している。
運動部の活動拠点としては、東京都八王子市館町にある兄弟校・穎明館中学高等学校と同一敷地内の「八王子学習センター(堀越学園総合グラウンド)」を活用している。体育コースに所属する運動部生徒は同施設を中心に学園生活や専門的なトレーニングに励んでおり、充実した施設環境のもとで文武両道の教育が展開されている。
サッカー部創部の経緯
サッカー部の創部は1982年(昭和57年)。創部から着実に力を蓄え、1980年代後半から1990年代初頭にかけて東京都内の有力校へと急成長を遂げた。1988年度(昭和63年度)および1991年度(平成3年度)に全国高校総体(インターハイ)初出場を果たし、1989年度(第68回大会)には全国高校サッカー選手権大会に初出場を果たして全国ベスト16に進出。創部からわずか10年足らずの1991年度(第70回大会)にも選手権出場とインターハイ出場を同時に果たすなど、黎明期から全国舞台での足跡を刻んだ。
しかし、1990年代半ば以降は激戦区・東京予選の厚い壁に阻まれ、全国大会から約30年近く遠ざかる長期の低迷期を経験した。転機となったのは、OBである佐藤実氏が2007年にコーチへ就任し、2014年に監督へ昇格したことである。従来の強制的なトップダウン型指導を見直し、選手自身が話し合って練習メニューや試合戦術を決定する「ボトムアップ方式」を導入してチーム改革を断行した。
地道な意識改革が結実し、2020年度(第99回大会)に29年ぶり3回目となる選手権出場を果たすと、勢いそのままに全国ベスト8へ進出。続く2021年度(第100回大会)も連覇して全国へ駒を進め、名実ともに復活を遂げた。
現監督と指導陣
- 佐藤実(さとうみのる)(在籍期間:2014年〜在任中)
1976年5月5日生まれ、東京都出身。堀越高校サッカー部OB。高校卒業後は社会人として働きながら関東サッカーリーグでプレーし、その後指導者の道へ進んだ。松商学園高校サッカー部コーチや長野エルザSC(現・AC長野パルセイロ)監督を務めた後、2007年に母校・堀越高校のコーチに就任。2014年に監督へ昇格した。選手主体で意思決定を行うボトムアップ理論をチームに根付かせ、2020年度に29年ぶりの選手権出場およびベスト8へ導き、2023年度には学校史上最高成績となる選手権全国ベスト4(第3位)を達成。2023年度から2025年度にかけて東京予選3連覇を達成するなど卓越した指導力を発揮している。
歴代の指導陣としては、創部期から1990年代の躍進期を支えた指導者たちの土台の上に、現監督の佐藤実氏が新たな育成モデルを構築した。現在はコーチ陣やトレーナー、GKコーチら専門スタッフが連携し、選手の自立と主体性を引き出すサポート体制を整えている。
全国大会などでの成績
全国高校サッカー選手権大会には通算7回出場している。初出場の1989年度(第68回大会)に3回戦へ進出してベスト16を記録。2回目の出場となった1991年度(第70回大会)は2回戦で敗退した。29年ぶりの出場となった2020年度(第99回大会)には、出雲大社杯や強豪との対戦で培った粘り強さを発揮して快進撃を見せ、大社(島根)、丸岡(福井)、那覇西(沖縄)を退けて学校史上初となる全国ベスト8に進出した。2021年度(第100回大会)も2年連続で出場を果たした。
特筆すべきは2023年度(第102回大会)の戦いである。1回戦で今治東(愛媛)を2-0、2回戦で初芝橋本(和歌山)を0-0(PK8-7)、3回戦で明桜(秋田)を1-0、準々決勝で佐賀東(佐賀)を2-1で破り、堀越高校サッカー部史上初となる全国第3位(ベスト4)へ進出した。国立競技場で行われた準決勝では近江(滋賀)に1-3で敗れたものの、全国に旋風を巻き起こした。続く2024年度(第103回大会)でも津工(三重)に2-0、日章学園(宮崎)に1-0と完封勝利を重ねて2年連続の全国ベスト8へ進出。2025年度(第104回大会)にも出場し、東京都予選3連覇を達成している。
夏の全国高校総体(インターハイ)には通算4回出場(1988年度、1991年度、1992年度、1993年度)。最高成績は2回戦進出である。近年は関東高校サッカー大会や東京都U-18サッカーリーグ(T1リーグ)を主戦場としつつ、全国総体への復帰を狙っている。
全国高校サッカー選手権大会
| 年度 | 高校名(チーム名) | 大会名(出場回数) | 成績・結果 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 1982年度 | 堀越 | 全国高校サッカー選手権大会(東京都予選) | 予選敗退(詳細記録なし) | 創部年度/優勝・清水東(静岡) |
| 1983年度 | 堀越 | 全国高校サッカー選手権大会(東京都予選) | 予選敗退(詳細記録なし) | 優勝・帝京(東京) |
| 1984年度 | 堀越 | 全国高校サッカー選手権大会(東京都予選) | 予選敗退(詳細記録なし) | 優勝・帝京(東京)と島原商(長崎)の両校優勝 |
| 1985年度 | 堀越 | 全国高校サッカー選手権大会(東京都予選) | 予選敗退(詳細記録なし) | 優勝・清水市商(静岡) |
| 1986年度 | 堀越 | 全国高校サッカー選手権大会(東京都予選) | 都予選決勝敗退(準優勝) | 優勝・東海大一(静岡) |
| 1987年度 | 堀越 | 全国高校サッカー選手権大会(東京都予選) | 都予選決勝敗退(準優勝) | 優勝・国見(長崎) |
| 1988年度 | 堀越 | 全国高校サッカー選手権大会(東京都予選) | 都予選決勝敗退(準優勝) | 優勝・清水市商(静岡) |
| 1989年度 | 堀越 | 全国高校サッカー選手権大会(1回目) | 3回戦敗退(ベスト16) | 初出場/優勝・南宇和(愛媛) |
| 1990年度 | 堀越 | 全国高校サッカー選手権大会(東京都予選) | 都予選敗退(詳細記録なし) | 優勝・国見(長崎) |
| 1991年度 | 堀越 | 全国高校サッカー選手権大会(2回目) | 2回戦敗退 | 優勝・四日市中央工(三重)と帝京(東京)の両校優勝 |
| 1992年度 | 堀越 | 全国高校サッカー選手権大会(東京都予選) | 都予選敗退(詳細記録なし) | 優勝・国見(長崎) |
| 1993年度 | 堀越 | 全国高校サッカー選手権大会(東京都予選) | 都予選敗退(詳細記録なし) | 優勝・清水市商(静岡) |
| 1994年度 | 堀越 | 全国高校サッカー選手権大会(東京都予選) | 都予選敗退(詳細記録なし) | 優勝・市立船橋(千葉) |
| 1995年度 | 堀越 | 全国高校サッカー選手権大会(東京都予選) | 都予選敗退(詳細記録なし) | 優勝・静岡学園(静岡)と鹿児島実業(鹿児島)の両校優勝 |
| 1996年度 | 堀越 | 全国高校サッカー選手権大会(東京都予選) | 都予選敗退(詳細記録なし) | 優勝・市立船橋(千葉) |
| 1997年度 | 堀越 | 全国高校サッカー選手権大会(東京都予選) | 都予選敗退(詳細記録なし) | 優勝・東福岡(福岡) |
| 1998年度 | 堀越 | 全国高校サッカー選手権大会(東京都予選) | 都予選敗退(詳細記録なし) | 優勝・東福岡(福岡) |
| 1999年度 | 堀越 | 全国高校サッカー選手権大会(東京都予選) | 都予選敗退(詳細記録なし) | 優勝・市立船橋(千葉) |
| 2000年度 | 堀越 | 全国高校サッカー選手権大会(東京都予選) | 都予選敗退(詳細記録なし) | 優勝・国見(長崎) |
| 2001年度 | 堀越 | 全国高校サッカー選手権大会(東京都予選) | 都予選敗退(詳細記録なし) | 優勝・国見(長崎) |
| 2002年度 | 堀越 | 全国高校サッカー選手権大会(東京都予選) | 都予選敗退(詳細記録なし) | 優勝・市立船橋(千葉) |
| 2003年度 | 堀越 | 全国高校サッカー選手権大会(東京都予選) | 都予選敗退(詳細記録なし) | 優勝・国見(長崎) |
| 2004年度 | 堀越 | 全国高校サッカー選手権大会(東京都予選) | 都予選敗退(詳細記録なし) | 優勝・鹿児島実業(鹿児島) |
| 2005年度 | 堀越 | 全国高校サッカー選手権大会(東京都予選) | 都予選敗退(詳細記録なし) | 優勝・野洲(滋賀) |
| 2006年度 | 堀越 | 全国高校サッカー選手権大会(東京都予選) | 都予選敗退(詳細記録なし) | 優勝・盛岡商(岩手) |
| 2007年度 | 堀越 | 全国高校サッカー選手権大会(東京都予選) | 都予選敗退(詳細記録なし) | 優勝・流通経済大柏(千葉) |
| 2008年度 | 堀越 | 全国高校サッカー選手権大会(東京都予選) | 都予選敗退(詳細記録なし) | 優勝・広島皆実(広島) |
| 2009年度 | 堀越 | 全国高校サッカー選手権大会(東京都予選) | 都予選敗退(詳細記録なし) | 優勝・山梨学院(山梨) |
| 2010年度 | 堀越 | 全国高校サッカー選手権大会(東京都予選) | 都予選敗退(詳細記録なし) | 優勝・滝川第二(兵庫) |
| 2011年度 | 堀越 | 全国高校サッカー選手権大会(東京都予選) | 都予選敗退(詳細記録なし) | 優勝・市立船橋(千葉) |
| 2012年度 | 堀越 | 全国高校サッカー選手権大会(東京都予選) | 都予選敗退(詳細記録なし) | 優勝・鵬翔(宮崎) |
| 2013年度 | 堀越 | 全国高校サッカー選手権大会(東京都予選) | 都予選敗退(詳細記録なし) | 優勝・富山第一(富山) |
| 2014年度 | 堀越 | 全国高校サッカー選手権大会(東京都予選) | 都予選敗退(詳細記録なし) | 優勝・星稜(石川) |
| 2015年度 | 堀越 | 全国高校サッカー選手権大会(東京都予選) | 都予選決勝敗退(0-3駒澤大高) | 都予選準優勝/優勝・東福岡(福岡) |
| 2016年度 | 堀越 | 全国高校サッカー選手権大会(東京都予選) | 都予選敗退(詳細記録なし) | 優勝・青森山田(青森) |
| 2017年度 | 堀越 | 全国高校サッカー選手権大会(東京都予選) | 都予選敗退(詳細記録なし) | 優勝・前橋育英(群馬) |
| 2018年度 | 堀越 | 全国高校サッカー選手権大会(東京都予選) | 都予選敗退(詳細記録なし) | 優勝・青森山田(青森) |
| 2019年度 | 堀越 | 全国高校サッカー選手権大会(東京都予選) | 都予選敗退(詳細記録なし) | 優勝・静岡学園(静岡) |
| 2020年度 | 堀越 | 全国高校サッカー選手権大会(3回目) | ベスト8:1回戦○1-1(PK4-3)大社/2回戦○1-0丸岡/3回戦○2-0那覇西/準々決勝●0-4青森山田 | 29年ぶり出場/優勝・山梨学院(山梨) |
| 2021年度 | 堀越 | 全国高校サッカー選手権大会(4回目) | 1回戦敗退:1回戦●0-0(PK3-4)高知 | 2年連続出場/優勝・青森山田(青森) |
| 2022年度 | 堀越 | 全国高校サッカー選手権大会(東京都予選) | 都予選敗退(詳細記録なし) | 優勝・岡山学芸館(岡山) |
| 2023年度 | 堀越 | 全国高校サッカー選手権大会(5回目) | ベスト4(全国第3位):1回戦○2-0今治東/2回戦○0-0(PK8-7)初芝橋本/3回戦○1-0明桜/準々決勝○2-1佐賀東/準決勝●1-3近江 | 学校史上最高成績/優勝・青森山田(青森) |
| 2024年度 | 堀越 | 全国高校サッカー選手権大会(6回目) | ベスト8:2回戦○2-0津工/3回戦○1-0日章学園/準々決勝●0-1前橋育英 | 2年連続出場/優勝・前橋育英(群馬) |
| 2025年度 | 堀越 | 全国高校サッカー選手権大会(7回目) | 1回戦敗退:1回戦●0-1京都橘 | 3年連続出場(都予選3連覇)/優勝・神村学園(鹿児島) |
| 2026年度 | 堀越 | 全国高校サッカー選手権大会(東京都予選) | 都予選進行中 | 優勝校はシーズン中のため未確定 |
全国高等学校総合体育大会(インターハイ)
| 年度 | 高校名(チーム名) | 大会名(出場回数) | 成績・結果 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 1982年度 | 堀越 | 全国高校総体(インターハイ)(東京都予選) | 都予選敗退(詳細記録なし) | 創部年度/優勝・清水東(静岡) |
| 1983年度 | 堀越 | 全国高校総体(インターハイ)(東京都予選) | 都予選敗退(詳細記録なし) | 優勝・四日市中央工(三重) |
| 1984年度 | 堀越 | 全国高校総体(インターハイ)(東京都予選) | 都予選敗退(詳細記録なし) | 優勝・四日市中央工(三重) |
| 1985年度 | 堀越 | 全国高校総体(インターハイ)(東京都予選) | 都予選敗退(詳細記録なし) | 優勝・九州学院(熊本) |
| 1986年度 | 堀越 | 全国高校総体(インターハイ)(東京都予選) | 都予選敗退(詳細記録なし) | 優勝・国見(長崎) |
| 1987年度 | 堀越 | 全国高校総体(インターハイ)(東京都予選) | 都予選敗退(詳細記録なし) | 優勝・市立船橋(千葉) |
| 1988年度 | 堀越 | 全国高校総体(インターハイ)(1回目) | 2回戦敗退(詳細記録なし) | 初出場/優勝・市立船橋(千葉) |
| 1989年度 | 堀越 | 全国高校総体(インターハイ)(東京都予選) | 都予選敗退(詳細記録なし) | 優勝・清水市商(静岡) |
| 1990年度 | 堀越 | 全国高校総体(インターハイ)(東京都予選) | 都予選敗退(詳細記録なし) | 優勝・清水市商(静岡) |
| 1991年度 | 堀越 | 全国高校総体(インターハイ)(2回目) | 出場(詳細記録なし) | 優勝・清水東(静岡) |
| 1992年度 | 堀越 | 全国高校総体(インターハイ)(3回目) | 2回戦敗退(詳細記録なし) | 優勝・徳島市立(徳島) |
| 1993年度 | 堀越 | 全国高校総体(インターハイ)(4回目) | 出場(詳細記録なし) | 優勝・国見(長崎) |
| 1994年度〜2019年度 | 堀越 | 全国高校総体(インターハイ)(東京都予選) | 都予選敗退(詳細記録なし) | 各年度の全国優勝校は公表記録に基づく |
| 2020年度 | 堀越 | 全国高校総体(インターハイ) | 大会中止 | 新型コロナウイルスの影響(出場回数には含めず) |
| 2021年度〜2025年度 | 堀越 | 全国高校総体(インターハイ)(東京都予選) | 都予選敗退(詳細記録なし) | 2025年度優勝・神村学園(鹿児島) |
| 2026年度 | 堀越 | 全国高校総体(インターハイ)(東京都予選) | 都予選敗退(1次Tブロック決勝敗退) | 優勝・静岡学園(静岡) |
高円宮杯 JFA U-18サッカーリーグ(東京都リーグ・Tリーグ)
| 年度 | 高校名(チーム名) | 大会名 | 成績・結果 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 2018年度 | 堀越 | 東京都U-18サッカーリーグ(T2リーグ) | T2所属 | 優勝校の詳細記録なし |
| 2019年度 | 堀越 | 東京都U-18サッカーリーグ(T1リーグ) | T1昇格・残留 | 優勝校の詳細記録なし |
| 2020年度 | 堀越 | 東京都U-18サッカーリーグ(T1リーグ) | T1所属 | 大会方式変更・短縮日程 |
| 2021年度 | 堀越 | 東京都U-18サッカーリーグ(T1リーグ) | T1所属 | 優勝校の詳細記録なし |
| 2022年度 | 堀越 | 東京都U-18サッカーリーグ(T1リーグ) | T1所属 | 優勝校の詳細記録なし |
| 2023年度 | 堀越 | 東京都U-18サッカーリーグ(T1リーグ) | T1所属 | 優勝校の詳細記録なし |
| 2024年度 | 堀越 | 東京都U-18サッカーリーグ(T1リーグ) | T1所属 | 優勝校の詳細記録なし |
| 2025年度 | 堀越 | 東京都U-18サッカーリーグ(T1リーグ) | T1所属 | 優勝校の詳細記録なし |
| 2026年度 | 堀越 | 東京都U-18サッカーリーグ(T1リーグ) | T1所属で参戦中 | シーズン中のため未確定 |
部員数とカテゴリー構成
部員数は約80〜90名。
カテゴリー構成・活動実態:
- トップチーム(Aチーム):東京都U-18サッカーリーグ1部(T1リーグ)に参戦
- セカンドチーム(Bチーム):東京都U-18サッカーリーグ地区リーグ/リザーブリーグに参戦
- ルーキーチーム(U-16):関東ルーキーリーグ(Hyenas KANTO U-16等)に参戦
部員全員が同一のフィロソフィーを共有しながら、学年やカテゴリーに応じたリーグ戦に出場して公式戦の経験を積んでいる。
ユニフォーム
ユニフォームはシャツ・ショーツ・ソックスともに赤色(エンジ基調)をメインカラーとし、セカンドユニフォームには白色を採用している。サプライヤーはスボルメ(SVOLME)を採用しており、鮮やかな赤のウェアは都内屈指の存在感を放っている。
寮と練習環境
堀越高校サッカー部には専用の生徒寮はなく、部員全員が自宅から通学するスタイルをとっている。都内や近隣県から通学する選手たちが、自律した生活習慣とタイムマネジメントを身につけることも指導方針の一環となっている。
練習拠点は、東京都八王子市館町に位置する「堀越学園総合グラウンド(八王子学習センター)」。サッカー専用のフルサイズ人工芝グラウンドを備えており、2017年の全面改修工事によって最新鋭のロングパイル人工芝と夜間照明、クラブハウス、トレーニング設備が整備された。放課後はスクールバス等を利用してグラウンドへ移動し、恵まれた環境下で密度の高いトレーニングを行っている。
強化の成果と育成実績
堀越高校サッカー部の最大の特徴は、佐藤実監督のもとで確立された「ボトムアップ理論」に基づくチーム強化にある。戦術の決定や試合中の交代判断、日常のトレーニング計画やチームの規律設定に至るまで、選手たちが自らミーティングを重ねて主導するスタイルを徹底している。指導者は答えを与えるのではなく問いかけと対話によって選手の気付きを促し、ピッチ内外で自ら考えて行動できる自主自律の人間力を育成する。
このアプローチが実を結び、2020年度の選手権全国ベスト8進出、2023年度の選手権全国ベスト4(第3位)進出、そして2024年度の2年連続全国ベスト8進出という歴史的快挙を達成した。2023年度から2025年度にかけては激戦区の東京都予選を3連覇するなど、安定して全国トップレベルと渡り合う強固な勝負強さを確立している。
育成実績としても着実にプロ選手を輩出しており、J1からJ3、地域リーグや実業団で活躍する実力者を送り出している。
主なプロ選手一覧
- 1975年度卒:松木安太郎(堀越高校(旧・芸能コース) → 日本体育大学 → 読売サッカークラブ)※元日本代表・元ヴェルディ川崎監督・元セレッソ大阪監督
- 1986年度卒:鈴木政紀(堀越高校 → 国士舘大学 → ヤマハ発動機/ジュビロ磐田)
- 1990年度卒:奥原崇(堀越高校 → 中央大学 → 東京ガスFC/FC東京)
- 1991年度卒:新條宏喜(堀越高校 → 中央大学 → 東京ガスFC/FC東京)
- 1992年度卒:立石智紀(堀越高校 → ジェフユナイテッド市原 → アビスパ福岡 → ジェフユナイテッド市原・千葉)
- 2003年度卒:岩間雄大(堀越高校 → FCコリア → アルテ高崎 → V・ファーレン長崎 → 松本山雅FC → 栃木SC → 藤枝MYFC → ラインメール青森FC → おこしやす京都AC)
- 2005年度卒:森田真司(堀越高校 → ニューウェーブ北九州 → アローズ北陸 → カターレ富山 → グルージャ盛岡)
- 2017年度卒:岡庭愁人(堀越高校(FC東京U-18) → 明治大学 → FC東京 → 大宮アルディージャ → ジェフユナイテッド千葉 → レノファ山口FC → 湘南ベルマーレ → いわきFC)※現所属(2026年時点)
- 2019年度卒:坂本琉維(堀越高校 → 順天堂大学 → ヴァンラーレ八戸 → ブリオベッカ浦安・市川)※現所属(2026年時点)
- 2020年度卒:井上太聖(堀越高校 → 順天堂大学 → サガン鳥栖 → 横浜F・マリノス)※現所属(2026年時点)
- 2020年度卒:日野翔太(堀越高校 → 拓殖大学 → サガン鳥栖 → 愛媛FC)※現所属(2026年時点)
※掲載基準はJ1〜J3所属歴またはプロ契約実績が確認できた選手。在籍時にクラブユース(FC東京U-18)に所属していた選手や芸能コース等に在籍していたOBを含む。
























