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盛岡誠桜高校(岩手県)

盛岡誠桜_岩手県

盛岡誠桜高校(岩手県)

岩手県盛岡市高松に所在する私立盛岡誠桜高等学校の男子サッカー部。2014年の創部以来、徹底した強化と充実した施設環境を武器に急速な成長を遂げ、全国高校サッカー選手権岩手県予選や高校総体(インターハイ)予選で決勝進出を果たすなど、伝統校がひしめく岩手県高校サッカー界に新たな風を吹き込む注目の新興強豪校である。

学校の設立と概要

盛岡誠桜高等学校は、1948年(昭和23年)に久保ヤヨイによって設立された盛岡女子高等学校を前身とする私立高等学校である。創立以来、建学の精神に基づき豊かな教養と実践的な人間力を備えた人材の育成に取り組んできた。

2013年(平成25年)4月、長年の女子校の歴史から男女共学化へと舵を切り、現在の「盛岡誠桜高等学校」へと校名を変更。設置学科には「普通科」「商業科」「食物調理科」「服飾デザイン科」の4学科を擁し、生徒一人ひとりの個性と進路に応じた多様な教育プログラムを展開している。

本校舎は岩手県盛岡市高松一丁目21番14号に位置し、文武両道を掲げて部活動の強化にも注力。バレーボール部や女子硬式野球部などが全国レベルで活躍する中、共学化を機に創部された男子サッカー部も目覚ましい躍進を見せている。

サッカー部創部の経緯

盛岡誠桜高等学校男子サッカー部は、男女共学化の翌年である2014年(平成26年)に正式に創部された。創部当初は部員わずか5名という厳しい環境からのスタートであったが、指導陣の熱意と明確な育成ビジョンにより急速にチーム力を高めていった。

創部初期から岩手県内の公式戦やU-18リーグ戦で着実に結果を積み重ね、県内高校としては初となる夜間照明付きの専用人工芝ピッチを整備するなどハード面も充実。近年では県外からの実力者や留学生選手も加わり、県内屈指の戦力層を誇るまでに成長した。

2024年度の第103回全国高校サッカー選手権岩手県予選で初のベスト4に進出すると、2025年度の第77回岩手県高校総体(インターハイ予選)および第104回全国高校サッカー選手権岩手県予選で創部初となる県大会決勝進出(準優勝)を達成。岩手県高校サッカーの新たな勢力図を形成する存在として確固たる地位を築いている。

現監督と指導陣

  • 秋濱克弥(あきはまかつや)(在籍期間:2014年〜在任中)

    盛岡誠桜高校サッカー部の創設時から監督として指揮を執る。ゼロからの立ち上げからわずか10年余りでチームを県大会決勝進出レベルへと育て上げた。徹底した規律とハードワークを重んじつつ、選手の自主性と創造性を引き出す指導でチームを牽引している。

  • 工藤光輝(くどうみつてる)(在籍期間:2018年〜在任中)

    1991年生まれ、北海道出身。コンサドーレ札幌(現・北海道コンサドーレ札幌)やSC相模原、グルージャ盛岡(現・いわてグルージャ盛岡)で活躍した元プロサッカー選手。同校に教員として着任後、ヘッドコーチとしてトップレベルの戦術眼と高度な技術指導を選手たちに伝承している。

  • 土井康平(どいこうへい)

    1988年生まれ、兵庫県出身。ヴィッセル神戸やいわてグルージャ盛岡で長年にわたり正守護神としてゴールマウスを守った元プロGK。現在はGKコーチとして専門的なGK育成にあたっている。

  • 吉田修(よしだおさむ)

    トレーナーとして選手のフィジカルトレーニング、コンディショニング管理、怪我の予防・リハビリを専門的にサポートしている。

プロ経験者を含む高度な専門スタッフ陣が揃い、個々のスキルアップから戦術理解、フィジカル強化まで一貫したハイレベルな指導体制が構築されている。

全国大会などでの成績

全国高校サッカー選手権大会岩手県予選においては、2014年度の創部以来着実に勝ち上がり、2024年度(第103回大会)に初の県ベスト4へ進出。続く2025年度(第104回大会)には創部初となる決勝進出を果たし、専修大学北上との熱戦の末に堂々の準優勝に輝いた。

全国高校総体(インターハイ)岩手県予選においても、2024年度の第76回大会でベスト4に進出。2025年度の第77回大会では初の決勝へと駒を進め、伝統校・盛岡商業を相手に0-1の惜敗を喫したものの見事な準優勝を成し遂げた。

高円宮杯 JFA U-18 サッカーリーグ岩手(i.LEAGUE)では、2020年度にDivision 1グループAを無敗(7戦6勝1分)で制覇。以降も岩手県トップカテゴリーであるDivision 1に定着し、セカンドチームもDivision 2に参戦するなど、強固な選手層で東北プリンスリーグ参入を射程圏内に捉えている。

全国高校サッカー選手権大会

年度高校名(チーム名)大会名(出場回数)成績・結果備考
2014年度盛岡誠桜全国高校サッカー選手権大会(岩手県大会)県大会敗退(詳細記録なし)創部初年度/岩手県代表は遠野/優勝・星稜(石川)
2015年度盛岡誠桜全国高校サッカー選手権大会(岩手県大会)県大会敗退(詳細記録なし)岩手県代表は遠野/優勝・東福岡(福岡)
2016年度盛岡誠桜全国高校サッカー選手権大会(岩手県大会)県大会敗退(詳細記録なし)岩手県代表は遠野/優勝・青森山田(青森)
2017年度盛岡誠桜全国高校サッカー選手権大会(岩手県大会)県大会3回戦敗退岩手県代表は遠野/優勝・前橋育英(群馬)
2018年度盛岡誠桜全国高校サッカー選手権大会(岩手県大会)県大会敗退(詳細記録なし)岩手県代表は遠野/優勝・青森山田(青森)
2019年度盛岡誠桜全国高校サッカー選手権大会(岩手県大会)県大会ベスト8準々決勝敗退/岩手県代表は専大北上/優勝・静岡学園(静岡)
2020年度盛岡誠桜全国高校サッカー選手権大会(岩手県大会)県大会敗退(詳細記録なし)岩手県代表は遠野/優勝・山梨学院(山梨)
2021年度盛岡誠桜全国高校サッカー選手権大会(岩手県大会)県大会敗退(詳細記録なし)岩手県代表は専大北上/優勝・青森山田(青森)
2022年度盛岡誠桜全国高校サッカー選手権大会(岩手県大会)県大会敗退(詳細記録なし)岩手県代表は盛岡商/優勝・岡山学芸館(岡山)
2023年度盛岡誠桜全国高校サッカー選手権大会(岩手県大会)県大会ベスト8準々決勝敗退/岩手県代表は遠野/優勝・青森山田(青森)
2024年度盛岡誠桜全国高校サッカー選手権大会(岩手県大会)県大会ベスト4準決勝 0-5 専大北上/岩手県代表は専大北上/優勝・前橋育英(群馬)
2025年度盛岡誠桜全国高校サッカー選手権大会(岩手県大会)県大会準優勝決勝 2-4 専大北上(初決勝進出)/岩手県代表は専大北上/優勝・神村学園(鹿児島)

全国高校総体(インターハイ)

年度高校名(チーム名)大会名(出場回数)成績・結果備考
2014年度盛岡誠桜全国高校総体(岩手県大会)県大会敗退(詳細記録なし)創部初年度/岩手県代表は盛岡商/優勝・東福岡(福岡)
2015年度盛岡誠桜全国高校総体(岩手県大会)県大会ベスト8準々決勝敗退/岩手県代表は盛岡商/優勝・東福岡(福岡)
2016年度盛岡誠桜全国高校総体(岩手県大会)県大会敗退(詳細記録なし)岩手県代表は盛岡商/優勝・市立船橋(千葉)
2017年度盛岡誠桜全国高校総体(岩手県大会)県大会敗退(詳細記録なし)岩手県代表は遠野/優勝・流通経済大柏(千葉)
2018年度盛岡誠桜全国高校総体(岩手県大会)県大会敗退(詳細記録なし)岩手県代表は盛岡商/優勝・山梨学院(山梨)
2019年度盛岡誠桜全国高校総体(岩手県大会)県大会敗退(詳細記録なし)岩手県代表は専大北上/優勝・桐光学園(神奈川)
2020年度盛岡誠桜全国高校総体大会中止新型コロナウイルス感染拡大の影響により中止
2021年度盛岡誠桜全国高校総体(岩手県大会)県大会ベスト8準々決勝敗退/岩手県代表は専大北上/優勝・青森山田(青森)
2022年度盛岡誠桜全国高校総体(岩手県大会)県大会敗退(詳細記録なし)岩手県代表は花巻東/優勝・前橋育英(群馬)
2023年度盛岡誠桜全国高校総体(岩手県大会)県大会ベスト8準々決勝敗退/岩手県代表は遠野/優勝・明秀日立(茨城)
2024年度盛岡誠桜全国高校総体(岩手県大会)県大会ベスト4準決勝敗退/岩手県代表は遠野/優勝・昌平(埼玉)
2025年度盛岡誠桜全国高校総体(岩手県大会)県大会準優勝決勝 0-1 盛岡商(初決勝進出)/岩手県代表は盛岡商/優勝・神村学園(鹿児島)
2026年度盛岡誠桜全国高校総体(岩手県大会)県大会ベスト8準々決勝 0-4 専大北上/開催中

高円宮杯 JFA U-18 サッカーリーグ

年度所属リーグ成績・順位優勝チーム(備考)
2018年度岩手県2部(Division 2)2部上位1部昇格へ向け強化
2019年度岩手県2部(Division 2B)3位1部昇格圏進出
2020年度岩手県1部(Division 1 グループA)1位(勝点19)コロナ短縮グループ制覇
2021年度岩手県1部(Division 1)6位優勝:専修大学北上(1部残留)
2022年度岩手県1部(Division 1)7位優勝:専修大学北上(1部残留)
2023年度岩手県1部(Division 1)6位優勝:遠野(1部残留)
2024年度岩手県1部(Division 1)4位優勝:遠野(1部上位定着)
2025年度岩手県1部(Division 1)5位(6勝3分5敗)優勝:盛岡商業(1部残留)
2026年度岩手県1部(Division 1)参戦中優勝:盛岡中央(セカンドは2部所属)

寮・下宿生活と練習環境

盛岡誠桜高校サッカー部では、県内外から集まる選手たちのために「盛岡誠桜高等学校新庄男子寮」を完備している。規則正しい生活習慣の確立とバランスの取れた食事管理が行われ、遠方出身の選手でも安心してサッカーと学業に打ち込める環境が整っている。

練習拠点となる「盛岡誠桜高校総合グラウンド」(岩手県滝沢市卯遠坂7-32)は、岩手県内の高校としては先駆けとなる夜間LED照明付きの専用ロングパイル人工芝ピッチである。冬期や悪天候時でも充実したトレーニングを実施でき、公式戦会場としても重宝されている。平日は火曜日から金曜日の16:00〜18:30に密度の濃い練習を行い、週末はリーグ戦や県外遠征を通じて実戦力を高めている。

セレクション・入試情報

入部にあたっては、中学生を対象とした練習体験会やオープンキャンパス時の部活動見学会が定期的に開催されている。

入試形態としては推薦入試(スポーツ特待生枠含む)および一般入試が実施されており、県内出身者だけでなく全国各地から意欲ある選手を幅広く受け入れている。学科は「普通科」「商業科」「食物調理科」「服飾デザイン科」が設置されており、偏差値の目安は約41(全科一括)となっている。

※これらの情報は年度・情勢により変動するため、あくまで参考情報となります。最新かつ正確な情報は必ず学校・クラブ公式HPをご確認いただくか、直接お問い合わせください。

チーム強化・指導方針

盛岡誠桜高校サッカー部の指導方針は、徹底した「走力」「球際のインテンシティ」「攻守の切り替え(トランジション)」をベースとした現代的なハードワークサッカーの追求である。

守備面では全員が連動した前線からのハイプレスとコンパクトなブロック形成を徹底し、ボール奪取から素早く相手の背後やオープンスペースを突くダイナミックなショートカウンターを武器とする。また、Jリーグでの豊富な経験を持つ工藤光輝ヘッドコーチや土井康平GKコーチらの指導により、局面での判断力や基礎技術、ビルドアップの精度向上にも注力している。

近年ではフィジカル能力に長けた留学生選手と地元出身のテクニカルな選手が融合し、全国基準のスピード感とパワーを兼ね備えたフットボールを展開。創部10余年で県内トップクラスへ駆け上がった確固たる育成メソッドのもと、悲願の全国大会初出場とその先にある全国勝利を目指して強化を続けている。

主なプロ選手一覧

※盛岡誠桜高等学校男子サッカー部は創部10余年の新興チームであり、高卒からの直接プロ契約を結んだOB選手は現時点で該当者がおりません(※指導陣には工藤光輝ヘッドコーチ、土井康平GKコーチといったJリーグ・JFL経験者が在籍し、指導にあたっています)。

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