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作陽学園高校(岡山県)

作陽学園_岡山県

作陽学園高校(岡山県)

岡山県倉敷市玉島長尾に校舎を構える作陽学園高等学校(旧・岡山県作陽高等学校)サッカー部。全国高校サッカー選手権大会に通算24回、全国高校総体(インターハイ)に通算24回出場し、2006年度の第85回全国高校選手権では全国準優勝に輝いた中国地方を代表する名門校である。確かな個人技に裏打ちされたポゼッションフットボールと判断スピードを武器に、日本代表の青山敏弘や伊藤涼太郎をはじめとする数多くのトッププレーヤーを国内外のプロサッカー界へ輩出し続けている。

学校設立

学校法人作陽学園が運営する作陽学園高等学校は、1930年(昭和5年)に設立された津山女子音楽学校を源流とする私立高等学校である。創設者である松田藤子氏の「念願は人格の完成にあり」という崇高な建学の精神のもと、音楽教育からスタートし、時代の進展と地域社会の強い要請に応える形で総合的な私立高校へと発展を遂げた。

長年にわたり岡山県津山市八出の地で教育活動を展開し、「本気・根気・勇気・優気・元気」の「五気」を校訓・教育目標に掲げ、豊かな情操と高い知性、強靭な心身を兼ね備えた人材の育成に注力してきた。設置学科・コースとしては、普通科(特別進学コース、進学コース、総合教養コース等)や音楽デザイン科、スポーツ振興に特化したコースなど、生徒一人ひとりの夢や適性に応じた多彩な学習環境を提供している。

2023年(令和5年)4月、教育環境の抜本的な充実と新たな発展を目指し、津山市から新幹線停車駅である新倉敷駅に近い岡山県倉敷市玉島長尾の新キャンパスへと全面移転を実施。これに伴い校名も従来の「岡山県作陽高等学校」から「作陽学園高等学校」へと改称された。最先端のICT教育設備や充実したスポーツ施設を備えた新校舎のもと、学業・芸術・スポーツが高い次元で融合した先進的な私立学校として新たな歴史を歩んでいる。

サッカー部創部

作陽高校サッカー部は、1970年(昭和45年)に創部された。創部当初は県内タイトルになかなか手が届かない時期が続いたが、1981年度の第60回全国高校サッカー選手権大会において念願の全国初出場を果たし、いきなり全国ベスト8進出という快挙を成し遂げて全国にその存在を知らしめた。

1980年代後半に現総監督である野村雅之氏が指導者として着任したことで、チームの組織力と育成システムは飛躍的な進化を遂げる。野村氏が掲げた「技術と判断力を極限まで高める組織的パスサッカー」を土台にチーム強化が進み、岡山県内の絶対的な主導権を握るとともに、選手権やインターハイへの連続出場を重ねて全国屈指の強豪校としての地位を確立していった。

チームの歴史における最大のハイライトとなったのが、2006年度の第85回全国高校サッカー選手権大会である。主将としてチームを牽引した現監督の酒井貴政らを擁し、洗練されたパスサッカーと勝負強さで全国の強豪を次々と撃破して決勝へと進出。岩手県代表の盛岡商と国立競技場で激闘を演じ、惜しくも1-2で敗れたものの、岡山県勢として史上初となる全国高校選手権「準優勝」の偉業を成し遂げた。

現監督と指導陣

  • 酒井貴政(さかいたかまさ)(在籍期間:2018年〜在任中)

    1988年生まれ、岡山県出身。作陽高校サッカー部OBであり、現役時代は2006年度の第85回全国高校サッカー選手権で主将(キャプテン)としてチームを牽引し、同校史上最高成績となる全国準優勝を達成した。高知大学進学後も選手として活躍し、卒業後はカターレ富山、カマタマーレ讃岐でJFLおよびJリーグ昇格を経験したプロサッカー選手としてのキャリアを持つ。現役引退後は指導者の道へ進み、母校・作陽高校のコーチを経て監督に就任した。恩師である野村雅之総監督が築き上げたパスサッカーのDNAを継承しつつ、現代サッカーに必要なハイプレスと攻守のトランジションスピードを融合させた指導を実践している。

  • 野村雅之(のむらまさゆき)(在籍期間:1988年〜2018年監督、2018年〜現在総監督/学校長)

    1966年生まれ、広島県出身。大阪商業大学を卒業後、作陽高校に教員として赴任しサッカー部監督に就任した。就任以来、長年にわたり全国高校選手権に20回以上、インターハイにも20回以上導いた高校サッカー界を代表する名将である。2006年度の選手権準優勝をはじめ、全日本ユース選手権での全国ベスト4など輝かしい実績を残した。現在は作陽学園高等学校の学校長を務めるとともに、サッカー部総監督としてクラブ全体の強化方針を統括している。

指導陣にはこのほか、作陽OBを中心とした実績豊富な専任コーチ陣、GKコーチ、アスレティックトレーナー、ストレングス&コンディショニングコーチが揃っており、選手一人ひとりの技術・フィジカル・メンタル・戦術眼を細部までサポートする充実した指導体制が整えられている。

全国大会などでの成績

全国高校サッカー選手権大会において通算24回の出場実績を誇る。第60回大会(1981年度)での初出場・全国ベスト8を皮切りに、野村雅之監督のもとで岡山県屈指の強豪へと成長。2006年度(第85回大会)には岡山県勢初となる全国準優勝を達成した。また、2001年度(第80回大会)や2012年度(第91回大会)でも全国ベスト8に進出し、県予選では2005年度から2012年度にかけて8連覇を達成するなど黄金期を築いた。

全国高校総体(インターハイ)においても通算24回の全国出場を記録。1980年代から全国の舞台に立ち、2005年および2007年には全国ベスト8へ進出するなど、激戦区の全国トーナメントで安定した強さを誇示してきた。

高円宮杯 U-18サッカーリーグでは、2011年にプリンスリーグ中国1部を制し、2012年には最高峰カテゴリーである高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグWESTに参戦。全国の強豪Jユースやトップ高校としのぎを削った。現在は高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ中国で常に上位争いを展開している。全日本ユース(U-18)選手権においても、2002年度大会で全国ベスト4(第3位)に輝くなど、数多くの輝かしい歴史を刻んでいる。

全国高校サッカー選手権大会

年度高校名(チーム名)大会名(出場回数)成績・結果備考
1988年度作陽全国高校サッカー選手権大会(岡山県大会)県大会敗退(詳細記録なし)岡山県代表は玉野/優勝・清水市商(静岡)
1989年度作陽全国高校サッカー選手権大会(岡山県大会)県大会敗退(詳細記録なし)岡山県代表は玉野光南/優勝・南宇和(愛媛)
1990年度作陽全国高校サッカー選手権大会(岡山県大会)県大会敗退(詳細記録なし)岡山県代表は玉野光南/優勝・国見(長崎)
1991年度作陽全国高校サッカー選手権大会(岡山県大会)県大会敗退(詳細記録なし)岡山県代表は倉敷工/優勝・四日市中央工(三重)と帝京(東京)の両校優勝
1992年度作陽全国高校サッカー選手権大会(岡山県大会)県大会敗退(詳細記録なし)岡山県代表は玉野光南/優勝・国見(長崎)
1993年度作陽全国高校サッカー選手権大会(7回目)2回戦敗退優勝・清水市商(静岡)
1994年度作陽全国高校サッカー選手権大会(8回目)2回戦敗退優勝・市立船橋(千葉)
1995年度作陽全国高校サッカー選手権大会(9回目)2回戦敗退優勝・静岡学園(静岡)と鹿児島実業(鹿児島)の両校優勝
1996年度作陽全国高校サッカー選手権大会(10回目)1回戦敗退優勝・市立船橋(千葉)
1997年度作陽全国高校サッカー選手権大会(岡山県大会)県大会敗退(詳細記録なし)岡山県代表は東岡山工/優勝・東福岡(福岡)
1998年度作陽全国高校サッカー選手権大会(岡山県大会)県大会敗退(詳細記録なし)岡山県代表は玉野光南/優勝・東福岡(福岡)
1999年度作陽全国高校サッカー選手権大会(11回目)2回戦敗退優勝・市立船橋(千葉)
2000年度作陽全国高校サッカー選手権大会(岡山県大会)県大会敗退(詳細記録なし)岡山県代表は岡山理大付/優勝・国見(長崎)
2001年度作陽全国高校サッカー選手権大会(12回目)ベスト8優勝・国見(長崎)
2002年度作陽全国高校サッカー選手権大会(岡山県大会)県大会敗退(詳細記録なし)岡山県代表は水島工/優勝・市立船橋(千葉)
2003年度作陽全国高校サッカー選手権大会(13回目)1回戦敗退優勝・国見(長崎)
2004年度作陽全国高校サッカー選手権大会(岡山県大会)県大会敗退(詳細記録なし)岡山県代表は玉野光南/優勝・鹿児島実業(鹿児島)
2005年度作陽全国高校サッカー選手権大会(14回目)3回戦敗退優勝・野洲(滋賀)
2006年度作陽全国高校サッカー選手権大会(15回目)準優勝岡山県勢初の決勝進出・準優勝/優勝・盛岡商(岩手)
2007年度作陽全国高校サッカー選手権大会(16回目)3回戦敗退優勝・流通経済大柏(千葉)
2008年度作陽全国高校サッカー選手権大会(17回目)3回戦敗退優勝・広島皆実(広島)
2009年度作陽全国高校サッカー選手権大会(18回目)3回戦敗退優勝・山梨学院(山梨)
2010年度作陽全国高校サッカー選手権大会(19回目)3回戦敗退優勝・滝川第二(兵庫)
2011年度作陽全国高校サッカー選手権大会(20回目)2回戦敗退優勝・市立船橋(千葉)
2012年度作陽全国高校サッカー選手権大会(21回目)ベスト8優勝・鵬翔(宮崎)
2013年度作陽全国高校サッカー選手権大会(岡山県大会)県大会準優勝岡山県代表は玉野光南/優勝・富山第一(富山)
2014年度作陽全国高校サッカー選手権大会(22回目)1回戦敗退優勝・星稜(石川)
2015年度作陽全国高校サッカー選手権大会(岡山県大会)県大会準優勝岡山県代表は玉野光南/優勝・東福岡(福岡)
2016年度作陽全国高校サッカー選手権大会(岡山県大会)県大会準優勝岡山県代表は岡山学芸館/優勝・青森山田(青森)
2017年度作陽全国高校サッカー選手権大会(23回目)3回戦敗退優勝・前橋育英(群馬)
2018年度作陽全国高校サッカー選手権大会(岡山県大会)県大会準優勝岡山県代表は岡山学芸館/優勝・青森山田(青森)
2019年度作陽全国高校サッカー選手権大会(岡山県大会)県大会準優勝岡山県代表は岡山学芸館/優勝・静岡学園(静岡)
2020年度作陽全国高校サッカー選手権大会(24回目)2回戦敗退優勝・山梨学院(山梨)
2021年度作陽全国高校サッカー選手権大会(岡山県大会)県大会準優勝岡山県代表は岡山学芸館/優勝・青森山田(青森)
2022年度作陽全国高校サッカー選手権大会(岡山県大会)県大会準優勝岡山県代表は岡山学芸館/優勝・岡山学芸館(岡山)
2023年度作陽学園全国高校サッカー選手権大会(岡山県大会)県大会準優勝岡山県代表は岡山学芸館/優勝・青森山田(青森)
2024年度作陽学園全国高校サッカー選手権大会(岡山県大会)県大会準優勝岡山県代表は岡山学芸館/優勝・前橋育英(群馬)
2025年度作陽学園全国高校サッカー選手権大会(岡山県大会)県大会ベスト4岡山県代表は岡山学芸館/優勝・神村学園(鹿児島)

全国高等学校総合体育大会(インターハイ)

年度高校名(チーム名)大会名(出場回数)成績・結果備考
1988年度作陽全国高校総体(インターハイ)(4回目)1回戦敗退優勝・市立船橋(千葉)
1989年度作陽全国高校総体(岡山県大会)県大会敗退(詳細記録なし)岡山県代表は玉野光南/優勝・清水市商(静岡)
1990年度作陽全国高校総体(インターハイ)(5回目)1回戦敗退優勝・清水市商(静岡)
1991年度作陽全国高校総体(岡山県大会)県大会敗退(詳細記録なし)岡山県代表は玉野/優勝・清水市商(静岡)
1992年度作陽全国高校総体(インターハイ)(6回目)2回戦敗退優勝・徳島市立(徳島)
1993年度作陽全国高校総体(岡山県大会)県大会敗退(詳細記録なし)岡山県代表は玉野光南/優勝・国見(長崎)
1994年度作陽全国高校総体(インターハイ)(7回目)1回戦敗退優勝・東福岡(福岡)
1995年度作陽全国高校総体(インターハイ)(8回目)2回戦敗退優勝・市立船橋(千葉)
1996年度作陽全国高校総体(インターハイ)(9回目)3回戦敗退優勝・清水市商(静岡)
1997年度作陽全国高校総体(岡山県大会)県大会敗退(詳細記録なし)岡山県代表は玉野/優勝・東福岡(福岡)
1998年度作陽全国高校総体(インターハイ)(10回目)2回戦敗退優勝・市立船橋(千葉)
1999年度作陽全国高校総体(岡山県大会)県大会敗退(詳細記録なし)岡山県代表は玉野光南/優勝・八千代(千葉)
2000年度作陽全国高校総体(インターハイ)(11回目)2回戦敗退優勝・国見(長崎)
2001年度作陽全国高校総体(岡山県大会)県大会敗退(詳細記録なし)岡山県代表は東岡山工/優勝・市立船橋(千葉)
2002年度作陽全国高校総体(インターハイ)(12回目)3回戦敗退優勝・帝京(東京)
2003年度作陽全国高校総体(インターハイ)(13回目)2回戦敗退優勝・国見(長崎)
2004年度作陽全国高校総体(インターハイ)(14回目)3回戦敗退優勝・国見(長崎)
2005年度作陽全国高校総体(インターハイ)(15回目)ベスト8優勝・青森山田(青森)
2006年度作陽全国高校総体(インターハイ)(16回目)1回戦敗退優勝・広島観音(広島)
2007年度作陽全国高校総体(インターハイ)(17回目)ベスト8優勝・市立船橋(千葉)
2008年度作陽全国高校総体(インターハイ)(18回目)3回戦敗退優勝・流通経済大柏(千葉)と市立船橋(千葉)の両校優勝
2009年度作陽全国高校総体(インターハイ)(19回目)3回戦敗退優勝・前橋育英(群馬)
2010年度作陽全国高校総体(岡山県大会)県大会敗退(詳細記録なし)岡山県代表は玉野光南/優勝・市立船橋(千葉)
2011年度作陽全国高校総体(インターハイ)(20回目)3回戦敗退優勝・桐蔭学園(神奈川)
2012年度作陽全国高校総体(インターハイ)(21回目)2回戦敗退優勝・三浦学苑(神奈川)
2013年度作陽全国高校総体(インターハイ)(22回目)3回戦敗退優勝・市立船橋(千葉)
2014年度作陽全国高校総体(岡山県大会)県大会敗退(詳細記録なし)岡山県代表は玉野光南/優勝・東福岡(福岡)
2015年度作陽全国高校総体(インターハイ)(23回目)1回戦敗退優勝・東福岡(福岡)
2016年度作陽全国高校総体(岡山県大会)県大会敗退(詳細記録なし)岡山県代表は玉野光南/優勝・市立船橋(千葉)
2017年度作陽全国高校総体(岡山県大会)県大会敗退(詳細記録なし)岡山県代表は岡山学芸館/優勝・流通経済大柏(千葉)
2018年度作陽全国高校総体(岡山県大会)県大会敗退(詳細記録なし)岡山県代表は玉野光南/優勝・山梨学院(山梨)
2019年度作陽全国高校総体(岡山県大会)県大会敗退(詳細記録なし)岡山県代表は作陽(2回戦敗退)/優勝・桐光学園(神奈川)
2020年度作陽全国高校総体(インターハイ)大会中止新型コロナウイルス感染症拡大の影響により中止
2021年度作陽全国高校総体(岡山県大会)県大会敗退(詳細記録なし)岡山県代表は岡山学芸館/優勝・青森山田(青森)
2022年度作陽全国高校総体(岡山県大会)県大会敗退(詳細記録なし)岡山県代表は岡山学芸館/優勝・前橋育英(群馬)
2023年度作陽学園全国高校総体(岡山県大会)県大会敗退(詳細記録なし)岡山県代表は岡山学芸館/優勝・明秀学園日立(茨城)
2024年度作陽学園全国高校総体(インターハイ)(24回目)3回戦敗退5年ぶり24回目の全国出場/優勝・昌平(埼玉)
2025年度作陽学園全国高校総体(岡山県大会)県大会準優勝岡山県代表は岡山学芸館/優勝・神村学園(鹿児島)

高円宮杯 JFA U-18サッカーリーグ(プレミアリーグ・プリンスリーグ中国)

年度高校名(チーム名)大会名成績・結果備考
2010年度作陽プリンスリーグ中国2部優勝1部昇格/優勝・作陽(岡山)
2011年度作陽プリンスリーグ中国1部優勝プレミアリーグWEST昇格決定/優勝・作陽(岡山)
2012年度作陽高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグWEST9位プリンスリーグ中国へ降格/優勝・サンフレッチェ広島ユース(広島)
2013年度作陽高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ中国4位優勝・広島皆実(広島)
2014年度作陽高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ中国3位優勝・立正大淞南(島根)
2015年度作陽高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ中国3位優勝・米子北(鳥取)
2016年度作陽高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ中国5位優勝・米子北(鳥取)
2017年度作陽高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ中国4位優勝・サンフレッチェ広島ユース セカンド(広島)
2018年度作陽高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ中国3位優勝・サンフレッチェ広島ユース セカンド(広島)
2019年度作陽高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ中国4位優勝・岡山学芸館(岡山)
2020年度作陽スーパープリンスリーグ中国2020Aグループ3位コロナ禍による代替地域大会
2021年度作陽高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ中国4位優勝・米子北(鳥取)
2022年度作陽高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ中国3位優勝・サンフレッチェ広島ユース セカンド(広島)
2023年度作陽学園高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ中国5位優勝・ファジアーノ岡山U-18(岡山)
2024年度作陽学園高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ中国4位優勝・米子北(鳥取)
2025年度作陽学園高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ中国3位優勝・サンフレッチェ広島ユース セカンド(広島)

高円宮杯全日本ユース(U-18)サッカー選手権大会

年度高校名(チーム名)大会名(出場回数)成績・結果備考
2000年度作陽全日本ユース(U-18)選手権大会(1回目)1回戦敗退初出場/優勝・国見(長崎)
2001年度作陽全日本ユース(U-18)選手権大会(2回目)グループリーグ敗退優勝・国見(長崎)
2002年度作陽全日本ユース(U-18)選手権大会(3回目)ベスト4(全国第3位)優勝・国見(長崎)
2004年度作陽全日本ユース(U-18)選手権大会(4回目)1次ラウンド敗退優勝・サンフレッチェ広島ユース(広島)
2006年度作陽全日本ユース(U-18)選手権大会(5回目)1次ラウンド敗退優勝・滝川第二(兵庫)
2008年度作陽全日本ユース(U-18)選手権大会(6回目)1次ラウンド敗退優勝・浦和レッズユース(埼玉)
2009年度作陽全日本ユース(U-18)選手権大会(7回目)1次ラウンド敗退優勝・横浜F・マリノスユース(神奈川)

部員数

総部員数は約120名(3年生約38名、2年生約40名、1年生約42名)で構成されている。

カテゴリー構成・活動実態:

  • トップチーム(Aチーム):高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ中国、全国高校総体、全国高校サッカー選手権に参戦
  • Bチーム:高円宮杯 JFA U-18サッカーリーグ岡山県1部(Challenge League岡山1部)に参戦
  • Cチーム:高円宮杯 JFA U-18サッカーリーグ岡山県2部/3部に参戦
  • U-16(1年生チーム):中国ルーキーリーグおよび各種ルーキーフェスティバル・交流戦に参戦

部員の主な出身チームとしては、サンフレッチェ広島ジュニアユース、ファジアーノ岡山U-15、ヴィッセル神戸U-15、ガンバ大阪門真ジュニアユース、セレッソ大阪西U-15などのJリーグ下部組織をはじめ、ハジャスFC、FC Viparte、シーガル広島、RIP ACE SC、千里丘FC、サルパFC、イルソーレ小野FC、高槻ジーグFCなど中国・関西エリアを中心とした名門街クラブや中学校サッカー部から高い向上心を持つ選手が集結している。

練習環境については、倉敷移転に伴い新設された照明設備完備の専用人工芝サッカーグラウンドをメインピッチとして使用。クラブハウス、ウエイトトレーニングルーム、ミーティングルーム、メディカルケア施設がグラウンド隣接で整備されている。練習時間は平日は放課後16:30〜19:00頃、休日はプリンスリーグ等の公式戦および県内外強豪校とのトレーニングマッチが組まれ、年間を通じて密度の高い実践的な強化が行われている。

ユニフォーム

ユニフォームサプライヤーは長年にわたりアシックス(asics)が務めている。ファーストユニフォーム(HOME)は、チーム伝統の「グリーン(深緑)」を基調とし、シャツが緑色、パンツが緑色、ソックスが緑色(またはイエローとの組み合わせ)のセットアップが象徴的である。胸には「SAKUYO」のロゴが刻まれ、全国舞台でもお馴染みの伝統カラーとなっている。セカンドユニフォーム(AWAY)は、クリーンな「白(ホワイト)」またはイエローを基調とし、シャツが白色、パンツが白色、ソックスが白色の組み合わせを採用している。ゴールキーパーユニフォームは、フィールドプレイヤーと明確に識別できるようイエロー、ピンク、ブルーなどのカラーが着用される。

ユニフォームスポンサー・パートナーシップについては、学校法人作陽学園の教育理念のもと、地域企業やオフィシャルサポーター企業との協力関係が構築されており、トレーニングウェアや移動用ジャージ等にパートナー企業の支援ロゴが掲出されている。

寮・生活環境

作陽学園高等学校では、全国各地および岡山県内外の遠方から集まるサッカー部員を受け入れるため、学校敷地近隣に冷暖房・Wi-Fiを完備した男子サッカー部専用寮(学生寮)を設置している。2023年の倉敷新キャンパス移転に伴い、寮施設も新しく衛生的な居住環境へと全面リニューアルされた。

寮費・諸経費に関しては、食費(管理栄養士監修による朝夕2食または3食提供)や施設維持管理費を含め、クラブおよび学校の指定規定に基づいて運用されているが、具体的な契約金額の詳細については公式には非公開となっている。

寮生活では、全国から集まったチームメイトが寝食を共にすることで、強い仲間意識と自立心、規律ある生活習慣を身につける。専任の寮母やスタッフが常駐して選手の体調管理や食事面を手厚くサポートし、朝夕の点呼、規則正しい学習時間の確保、消灯時間の厳守など、アスリートとしての生活リズムが徹底されている。

入学・入部案内

セレクション・練習会は、例年夏期(7月下旬〜8月頃)を中心に中学生(主に中学3年生)を対象とした体験練習会およびオープンキャンパスが実施されている。参加は公式ホームページを通じた事前申込制となっており、所属チームの指導者を通じたスカウト・打診や、一般参加が可能な部活動体験会など複数の形態で案内される。

入学後の入部資格に関しては、一般入試で合格した生徒であってもサッカー部への入部は制度上可能である。ただし、プリンスリーグ中国で戦う高い競技レベルと徹底したチーム規律が求められるため、強い覚悟と継続的な努力が不可欠となる。

偏差値および設置コースは以下の通りである。

  • 普通科 特別進学コース:偏差値目安 52〜55(国公立大・難関私立大進学を目指す)
  • 普通科 進学コース:偏差値目安 46〜49(大学・短大・専門学校への進学)
  • 普通科 総合教養コース/スポーツコース:偏差値目安 40〜44(文武両道を実践し多様な進路を目指す)
  • 音楽デザイン科:偏差値目安 42〜45(音楽表現・音響制作の専門教育)

推薦入試の有無について、同校では専願入試(自己推薦・特待生制度・スポーツ推薦)が導入されており、中学校時代におけるサッカーの競技実績や運動能力、学業成績・生活態度を総合的に評価して特待生(学費・諸経費の免除措置等)や推薦選抜を行う枠組みが整備されている。

※これらの情報は年度・情勢により変動するため、あくまで参考情報となります。最新かつ正確な情報は必ず学校・クラブ公式HPをご確認いただくか、直接お問い合わせください。

チーム強化・指導方針

作陽学園高校サッカー部の指導方針の根幹にあるのは、「人とボールが連動して主導権を握り続けるポゼッションフットボール」である。単にボールをキープするだけでなく、選手全員が常に「スペースを認知し、次の展開を予測して最適な判断を下す」インテリジェンス(戦術眼)の養成を徹底している。

野村雅之総監督が長年培った「止める・蹴る・運ぶ」という基礎技術の極限までの追求に加え、酒井貴政監督のもとでは、現代フットボールに不可欠なハイインテンシティ、攻守の切り替え(トランジション)のスピード、球際のデュエルにおける強度が融合された。どんな強豪に対しても怯むことなくボールを動かし、相手の隙を突いてゴールへ迫る魅力的なアタッキングスタイルを貫いている。

さらに、人間教育としての「社会で通用する人材の育成」を最重要視。「五気(本気・根気・勇気・優気・元気)」の精神に基づき、挨拶・礼儀・時間厳守・整理整頓・感謝の心を日常生活から徹底させている。ピッチ内での優れた判断力は、ピッチ外での自立した行動力と直結しているという哲学のもと、高校3年間を通じて人間的にも大きく成長できる育成プログラムを確立している。

主なプロ選手一覧

  • 1988年度卒:古邊考功(作陽高校 → 大阪体育大学 → アビスパ福岡 → FC東京)
  • 1992年度卒:秋田英義(作陽高校 → 名古屋グランパスエイト → ブレイズ熊本 → 名古屋サッカークラブ → FC刈谷 → ガイナーレ鳥取 → FC岐阜)
  • 2003年度卒:池松秀明(作陽高校 → 京都パープルサンガ → ファジアーノ岡山 → ルーマニア・ペトロール・ベルカ)
  • 2003年度卒:青山敏弘(作陽高校 → サンフレッチェ広島)※元日本代表(2014年FIFAワールドカップブラジル大会出場、2015年JリーグMVP)
  • 2004年度卒:田中秀哉(作陽高校 → アルビレックス新潟 → アルビレックス新潟シンガポール → カターレ富山)
  • 2004年度卒:森本勇一(作陽高校 → 駒澤大学 → ファジアーノ岡山)
  • 2005年度卒:奈良林寛紀(作陽高校 → 青山学院大学 → 藤枝MYFC)
  • 2006年度卒:酒井貴政(作陽高校 → 高知大学 → カターレ富山 → カマタマーレ讃岐)※現作陽学園高校サッカー部監督
  • 2007年度卒:櫻内渚(作陽高校 → 関西大学 → ジュビロ磐田 → ヴィッセル神戸 → FC今治 → 台湾・台中Futuro)
  • 2008年度卒:木下淑晶(作陽高校 → 中央大学 → 徳島ヴォルティス → FC大阪)
  • 2010年度卒:河津良一(作陽高校 → 専修大学 → ジェフユナイテッド千葉 → アスルクラロ沼津 → グルージャ盛岡 → ヴァンラーレ八戸)
  • 2012年度卒:河面旺成(作陽高校 → 明治大学 → 大宮アルディージャ → 名古屋グランパス → アビスパ福岡)
  • 2012年度卒:米原祐(作陽高校 → 関西学院大学 → SC相模原 → いわてグルージャ盛岡 → クリアソン新宿)
  • 2013年度卒:山本義道(作陽高校 → びわこ成蹊スポーツ大学 → ツエーゲン金沢 → 横浜F・マリノス → ジュビロ磐田 → ツエーゲン金沢)
  • 2013年度卒:平岡翼(作陽高校 → FC東京 → モンテディオ山形 → 栃木SC → FC今治)
  • 2015年度卒:伊藤涼太郎(作陽高校 → 浦和レッズ → 水戸ホーリーホック → 大分トリニータ → アルビレックス新潟 → ベルギー・シント=トロイデンVV)※日本代表
  • 2016年度卒:小林大智(作陽高校 → 桃山学院大学 → ヴァンラーレ八戸 → 高知ユナイテッドSC)
  • 2018年度卒:羽田一平(作陽高校 → 桐蔭横浜大学 → FC岐阜)
  • 2018年度卒:西山拓実(作陽高校 → 東海大学 → SC相模原 → ジェイリースFC)

※上記プロ選手一覧は、J1〜J3、海外プロリーグ、JFL等の上位全国リーグ等においてプロ契約・公式戦出場実績が確認された男子選手のみを掲載しています。女子サッカー部のOG選手や、プロ契約実績のないアマチュア選手は除外しています。

岡山県(チーム紹介)

チーム紹介