葛飾区にある市立修徳高校(葛飾区青戸8)男子サッカー部が11月16日、東京Aブロック予選決勝に勝利し全国大会出場を決めた。
同校が全国大会の出場を決めたのは7年ぶり8回目。地区大会の決勝では、試合を最後まで諦めなかった暁星(千代田区)に先制点を許さず、GK野口選手の攻守も伴って2-0の完封勝利となった。
12月31日の初戦では鳴門(徳島県)との組み合わせが決まっており、120人を超える部員たちは現在、グラウンドでの練習を通じて最終調整を行っている
同校サッカー部の岩本慎二郎監督は「久しぶりの大舞台。今までの練習の成果を大きく発揮し、優勝へと導いていきたい。全国から来る強豪に、どれだけ自分たちのサッカーが展開できるかが現在行っている練習」と話す。
岩本監督は監督に就任してから一貫して「試合に勝つ意識」を、選手・コーチ陣に徹底して教えてきたという。岩本監督は「地区決勝まで勝ち進むことができるチーム作りは以前からできていた。しかし、決勝となって逆転負けするような自体も数多く経験してきた。チームに足りなかったのは勝ち続けることと、勝つためにどのようにするのかというイメージを植え付けること」と話す。監督は練習のほかにも、試合のビデオなどを選手たちと鑑賞し、敗因や勝てる原因などを検証。次の試合に生かすための活動を行った。
「もちろん過程は大事。過程の努力も認められることだが、あくまでもサッカーは試合。試合では勝てなければ次の試合はやってこない。現在も練習試合を含めて連勝中で、勝つイメージが備わってきたと思う。今後このイメージを共有しながら年末の試合に臨みたい」(岩本監督)という。
対鳴門戦は12月31日、駒沢陸上競技場(世田谷区)で予定する。
【葛飾経済新聞】