第91回全国高校サッカー選手権大会で県勢初の優勝を果たした鵬翔高校サッカー部が20日、空路帰郷した。宮崎空港には約800人の市民が出迎え、快挙を祝った。
選手は優勝旗やトロフィーを掲げ、首にメダルをさげて登場。笑顔で拍手に応えた。決勝を含む6試合中4試合をPK戦で勝ち、矢野大樹主将は「PK戦は運がとても大事だが、勝てたのは県民の皆さん、選手、スタッフが一つになれたから。宣言通り優勝旗を宮崎に持ち帰れてうれしいです」と語った。松崎博美監督はしゃがれ声で「連戦で声が出ません」と笑いを誘い、「日本一、やりました」と声を上げて、歓声を浴びた。
決勝を家族4人で、国立競技場で応援した宮崎市の会社員、後藤貴博さん(46)は「しびれるPK戦で感動しました」。サッカーをしている息子の聖矢君=市立小松台小3年=も「いつか僕も国立でプレーしたい」と話していた。
【毎日jp】