大会得点王のセンターバック
桐光学園、向上、桐蔭学園、厚木北と強豪を破って激戦区神奈川県を勝ち抜き、4年ぶり7回目の選手権出場を決めた日大藤沢。選手権出場に大きく貢献したのが、CBながら準々決勝から3試合連続で5点を上げ、通算6点で得点王に輝いた小野寺健也(2年)だ。183cmの長身を活かし、全得点すべてセットプレーで得点を上げている。
決勝の厚木北戦では、両チームの唯一の得点を得意のセットプレーから上げた。前半29分左サイドのコーナーキックからペナルティエリア中央に飛び出し、相手より頭1つ以上抜け出し、ヘディングシュートを決めた。
Jリーグの下部組織などクラブチーム出身がメンバーの9割以上を占める中で、小野寺は中学の部活動出身。中学3年時に夏の選抜大会で見せたプレーが佐藤監督の眼に留まり、日大藤沢への入学を決めた。入学当初はやっていけるか不安に思っていたが、自分の一番の武器であるヘディングを自主練習で磨き上げた。ただ長身で高さがあるだけでなく、セットプレーからジャンプするタイミングと相手より良いポジションに入り、体をぶつけられて動じない強さも兼ね備えている。決勝では相手の反撃を無失点に抑え守備でもチームに大きく貢献した。
チームは7年ぶりの全国の出場を決めた。前回は準優勝した藤枝東を相手に互角以上の戦いをしながらも敗れた。久しぶりの全国だが、激戦区神奈川を制したため、狙うは当然全国制覇だ。小野寺以外に能力の高い選手を揃っている。おそらく警戒されるが、全国でも小野寺がゴールを決める姿を見てみたいものだ。
桐蔭学園戦1点目
桐蔭学園戦2点目
桐蔭学園戦3点目
チーム名 | 日大藤沢 | |
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ポジション | DF | |
背番号 | 3 | |
サイズ | 183cm | |
学年 | 2年 | |
前所属 | 秦野南中 | |
代表歴 |