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【第93回選手権千葉県予選】決勝、流通経済柏ー市立船橋の展望

 第93回高校サッカー選手権大会千葉県予選は11月16日、決勝が行われる。ここでは2年連続で同じ組み合わせとなった流通経済柏と市立船橋の対戦について展望をついて書いていきます。

90分勝負なら流通経済柏、延長までいけば市立船橋が有利

両チームともプレミアリーグイースト参戦中のため、スーパーシード(準々決勝)からの戦いとなった。まず、流通経済柏は準々決勝の柏日体戦では前半に先制されながら、後半アディショナルタイムに逆転、 準決勝の習志野戦は先制し、アディショナルタイムに同点とされたが、すぐに福井の2試合連続逆転ゴールで決勝進出を決め、劇的な勝利でチームが勢いに乗っている。
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 習志野戦後、流通経済柏の本田監督は自分たちのサッカーができなかったと話していたが、得意のハイプレスとショートカウンターで習志野に自分たちのサッカーをさせなかった。点数以上の 完勝と言える内容だった。高澤をスタメンにして、左サイドにJ注目の小川を配置し、後半には司令塔の相澤とスーパーサブ福井が控えており、今年も全国で通用するレベル選手が多い。
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   対する市立船橋は朝岡監督が八千代戦終了後のインタビューで「粘り強く我慢強く」と話していた通り、準々決勝の幕張総合戦はセットプレーと左サイドからのグランダーのクロスを相手のクリアミスを合わせて 2-0の勝利、準決勝の八千代戦では相手の堅い守備に苦しめられたが、延長後半セットプレーで得点を上げての決勝進出。
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  守備ではGK志村、DF藤井、打越、白井、1年生の杉岡が安定した守りで2試合を無失点と堅い守りを見せた一方で攻撃では、物足りなさが感じられた。八千代戦でも1トップの磯野がボールを持つが、DF、MFが下がりすぎているため、サポートを十分に得られず、孤立するシーンが目立った。サイド攻撃もゴール前の人数が少ないため、相手DFのクリアにあって得点ができない状況だ。おそらく監督の指示だと思うが、守りをしっかり固めた選手権の戦い方を展開している。
 

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