10年度全国高校選手権優勝の滝川二(兵庫)や09年度同大会優勝の山梨学院(山梨)など全国の強豪8チームがトーナメント戦で優勝を争ったYASUサッカーフェスティバル~ミズノカップ2012~(滋賀)は30日、決勝が行われ、地元の野洲(滋賀)が昨年優勝の広島皆実(広島)に3-1で勝ち、優勝した。
試合は前半、野洲のコンパクトなパス回しに対し、素早いチェックで主導権を握った広島皆実
がFW田村翼のPKで先制する。だが、昨年の決勝で敗れた広島皆実への雪辱に燃える野洲は後半、立ち上がりから徐々にボール支配率で広島皆実を上回り、ペースを握ると後半10分、右サイドからオーバーラップして来た大本祐槻が名古屋グランパス加入内定のMF望月嶺臣のラストパスを受けて同点弾。その後もペースを握った野洲は22分に交代出場のFW軽墓滋之が勝ち越しゴールを決めると、33分にも軽墓がダメ押し、3-1で逆転勝ちした。
野洲は高校トップチーム相手の3試合で10ゴールと攻撃陣が爆発。タイトルも奪取し、高校選手権予選へ向けて弾みをつけた。
【決勝】
野洲 3-1広島皆実
[野]大本祐槻(45分)、軽墓滋之(57、68分)
[広]田村翼(14分=PK)