第92回全国高校サッカー選手権大会鳥取県予選は準決勝が行われ、3日、鳥取市のとりぎんバードスタジアムであり、米子北が境に4−0で快勝し、4年連続9回目の優勝を果たした。
前半、ボールが落ち着かない時間帯から主導権を握ったのは米子北。境は守備に人数を割き守りを固めたが、米子北は前半26分、セットプレーからFW小川が頭を合わせて先制。続けざまに同29分、DF森本が相手DFの頭を越える浮き球のパスを出し、左サイドから走り込んだMF定本が頭で決める「技あり」ゴールで追加点。同36分には、ドリブルで持ち込んだFW崎山が右足を振り抜き突き放した。後半、境はラインを上げ反撃を狙ったが、逆に米子北は後半37分に途中出場のMF上段が4点目を決めた。
米子北は県大会4試合で27得点無失点の快進撃で全国大会出場を決めた。【高嶋将之】
今大会を無失点で終えた米子北。初戦で先発したGK渡辺拓哉選手(3年)をけがで欠き心配されたが、次戦の準々決勝から3試合を北島拓海選手(同)が穴を埋めた。決勝も前半、ゴール前で相手と1対1になった場面があったが、頭でボールをはじき出し、ゴールを死守。2点を追う境が絶対ものにしたかった決定機を潰し、勝負の流れを渡さなかった。身長は173センチとGKとしては小柄だが、「全国でも負けたくない。日本一になりたい」と志は大きく、決勝が開かれる「国立」でのプレーを目指す。
【決勝】
米子北4−0境
【準決勝】
米子北 8-0 八頭
米子東 0-1 境
【準々決勝】
米子北8-0鳥取西
八頭6-0倉吉西
米子東1-0米子工
境7-0鳥取商
◆高校サッカー選手権鳥取県予選に関する記事
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