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東福岡高校【チーム紹介:福岡県】

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チームの特色

赤い彗星、西日本の雄
 東福岡はその深紅のユニフォームから”赤い彗星”と呼ばれ、現在の高校サッカー界を代表する名門校だ。全身の福岡米語義塾は昭和20年に開校し、昭和30年から現在の東福岡に校名が変更された。男子校で生徒数が3,000名の西日本を代表するマンモス校として知られ、サッカーだけでなく、ラグビー、野球、ボクシング、バレーボールが全国レベルの強豪校である。

 サッカー部は昭和51年に現在も総監督を務める志波芳則氏が監督に就任、4年目の昭和54年には早くも選手権に初出場、昭和57年には高校総体には出場。その後低迷が続くが、平成元年に元八幡製鉄所サッカー部監督で天皇杯優勝を成し遂げた寺西忠成氏をコーチに迎えると、翌年から2年連続で選手権県予選で準優勝、平成5年には13年ぶりに選手権に出場、本大会でも快進撃を続け、ベスト4に進出した。

平成7年には古賀正紘を擁して2度目のベスト4に進出し、強豪校の仲間入りをした。そして平成9年には、本山雅志、古賀誠史、千代田充、手島和希、金子聖司を擁して史上初、高校総体、全日本ユース、高校選手権の3冠を達成。新チームになってから公式戦無敗記録を作った。翌年も宮原裕司を中心に高校選手権を連覇した。

 その後も選手権に出場し、毎年安定した成績を上げている。平成15年には森重監督にバトンタッチ、日本代表DF長友を育て、プリンスリーグ九州でも上位をキープし、全日本ユースにも出場をしている。近年でレベルの高い九州でも抜きん出た存在で、新人戦、高校総体、九州大会では負けなしの状況である。平成25年のプレミアリーグウエストではJユース勢を抑えて2位、平成26年に高校総体では、初戦から圧倒的な強さで17年ぶりに優勝を成し遂げている。

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