古沢徹(帝京長岡)高校サッカー強豪校監督
目次
1. 監督総評
古沢徹は、雪国・新潟県の帝京長岡高校サッカー部を全国トップクラスの強豪校へと押し上げた指導者である。現役時代は帝京長岡高校で主将を務めたのち、新潟経営大学でプレーした。大学卒業後の2009年に母校へ戻りコーチに就任。同校サッカー部の基盤を築いた谷口哲朗総監督とともに指導体制を固め、2014年より監督に就任した。
指導における最大の特長は、フットサルの技術や狭い局面でのボールコントロール、フリーランニングを高度に融合させた独自のパスサッカーを展開する点にある。雪深い環境を逆手に取り、下部組織の長岡JYFC等との一貫指導体制を活かして、個々の卓越したボール保持能力と状況判断力を徹底的に磨き上げた。第97回選手権で全国ベスト8へ進出すると、続く第98回大会および第99回大会では2大会連続で全国ベスト4(3位)進出を達成。2023年度には激戦のプリンスリーグ北信越を制してプレミアリーグ昇格を果たし、2024年度のインターハイでは全国ベスト4へ躍進するなど、個の技術を前面に押し出すスタイルで高校サッカー界に大きな衝撃を与え続けている。
2. 基本情報
- 氏名:古沢 徹(ふるさわ とおる)
- 生年月日:1985年11月21日
- 出身地:新潟県
- 出身校:帝京長岡高等学校 → 新潟経営大学
- 指導チーム:帝京長岡高等学校
- 役職:サッカー部監督
3. 指導歴
- 2009年〜2013年:帝京長岡高等学校 サッカー部 コーチ
- 2014年〜:帝京長岡高等学校 サッカー部 監督
4. 大会の戦績
全国高校サッカー選手権大会(全国大会・新潟県予選)
監督通算全国大会出場回数:6回(最高成績:全国ベスト4・2回)
| 年度 | 高校名 | 大会名(出場回数) | 成績・結果 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 2014年度 | 帝京長岡 | 第93回全国高校サッカー選手権新潟県予選 | 県予選準優勝 | 決勝:0-1 開志学園JSC |
| 2015年度 | 帝京長岡 | 第94回全国高校サッカー選手権新潟県予選 | 県予選ベスト4 | 準決勝敗退(優勝:新潟明訓) |
| 2016年度 | 帝京長岡 | 第95回全国高校サッカー選手権大会(全国出場) | 全国1回戦敗退 | 1回戦:1-1(PK4-5) 徳島市立(県予選優勝) |
| 2017年度 | 帝京長岡 | 第96回全国高校サッカー選手権新潟県予選 | 県予選準優勝 | 決勝:1-2 日本文理 |
| 2018年度 | 帝京長岡 | 第97回全国高校サッカー選手権大会(全国出場) | 全国ベスト8 | 準々決勝:1-2 尚志(県予選優勝) |
| 2019年度 | 帝京長岡 | 第98回全国高校サッカー選手権大会(全国出場) | 全国ベスト4(3位) | 準決勝:0-1 青森山田(県予選優勝) |
| 2020年度 | 帝京長岡 | 第99回全国高校サッカー選手権大会(全国出場) | 全国ベスト4(3位) | 準決勝:2-2(PK3-5) 山梨学院(県予選優勝) |
| 2021年度 | 帝京長岡 | 第100回全国高校サッカー選手権大会(全国出場) | 全国2回戦敗退 | 2回戦:2-3 神村学園(県予選優勝) |
| 2022年度 | 帝京長岡 | 第101回全国高校サッカー選手権新潟県予選 | 県予選準優勝 | 決勝:0-0(PK2-4) 日本文理 |
| 2023年度 | 帝京長岡 | 第102回全国高校サッカー選手権大会(全国出場) | 全国3回戦敗退(ベスト16) | 3回戦:1-1(PK3-5) 市立船橋(県予選優勝) |
| 2024年度 | 帝京長岡 | 第103回全国高校サッカー選手権大会(全国出場) | 全国2回戦敗退 | 2回戦:1-1(PK4-5) 高川学園(県予選優勝) |
| 2025年度 | 帝京長岡 | 第104回全国高校サッカー選手権大会(全国出場) | 全国2回戦敗退 | 県予選優勝 |
| 2026年度 | 帝京長岡 | 第105回全国高校サッカー選手権新潟県予選 | 県予選 進行中 | 大会開催中 |
全国高校総体(インターハイ)(全国大会・新潟県予選)
監督通算全国大会出場回数:5回(最高成績:全国ベスト4)
| 年度 | 高校名 | 大会名(出場回数) | 成績・結果 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 2014年度 | 帝京長岡 | 平成26年度全国高校総体(全国出場) | 全国2回戦敗退 | 2回戦:0-1 大津(県予選優勝) |
| 2015年度 | 帝京長岡 | 平成27年度全国高校総体新潟県予選 | 県予選準優勝 | 決勝:0-1 開志学園JSC |
| 2016年度 | 帝京長岡 | 平成28年度全国高校総体新潟県予選 | 県予選ベスト4 | 準決勝敗退(優勝:開志学園JSC) |
| 2017年度 | 帝京長岡 | 平成29年度全国高校総体新潟県予選 | 県予選ベスト4 | 準決勝敗退(優勝:日本文理) |
| 2018年度 | 帝京長岡 | 平成30年度全国高校総体新潟県予選 | 県予選準優勝 | 決勝:0-1 開志学園JSC |
| 2019年度 | 帝京長岡 | 令和元年度全国高校総体(全国出場) | 全国2回戦敗退 | 2回戦:2-3 阪南大高(県予選優勝) |
| 2020年度 | 帝京長岡 | 令和2年度全国高校総体 | 大会中止 | 新型コロナウイルス感染拡大の影響により中止 |
| 2021年度 | 帝京長岡 | 令和3年度全国高校総体(全国出場) | 全国ベスト8 | 準々決勝:0-1 静岡学園(県予選優勝) |
| 2022年度 | 帝京長岡 | 令和4年度全国高校総体(全国出場) | 全国3回戦敗退(ベスト16) | 3回戦:1-1(PK2-4) 湘南工科大附(県予選優勝) |
| 2023年度 | 帝京長岡 | 令和5年度全国高校総体新潟県予選 | 県予選ベスト4 | 準決勝:1-2 日本文理 |
| 2024年度 | 帝京長岡 | 令和6年度全国高校総体(全国出場) | 全国ベスト4(3位) | 準決勝:1-2 神村学園(県予選優勝) |
| 2025年度 | 帝京長岡 | 令和7年度全国高校総体(全国出場) | 全国2回戦敗退 | 県予選優勝 |
| 2026年度 | 帝京長岡 | 令和8年度全国高校総体新潟県予選 | 県予選ベスト4 | 準決勝敗退 |
高円宮杯U-18サッカーリーグ(プレミアリーグ・プリンスリーグ等)
| 年度 | 高校名 | 大会名(出場回数) | 成績・結果 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 2014年度 | 帝京長岡 | 高円宮杯 プリンスリーグ北信越 | 第5位 | プリンス北信越残留 |
| 2015年度 | 帝京長岡 | 高円宮杯 プリンスリーグ北信越 | 第6位 | プリンス北信越残留 |
| 2016年度 | 帝京長岡 | 高円宮杯 プリンスリーグ北信越 | 第3位 | プリンス北信越上位 |
| 2017年度 | 帝京長岡 | 高円宮杯 プリンスリーグ北信越 | 第4位 | プリンス北信越残留 |
| 2018年度 | 帝京長岡 | 高円宮杯 プリンスリーグ北信越 | 第3位 | プリンス北信越上位 |
| 2019年度 | 帝京長岡 | 高円宮杯 プリンスリーグ北信越 | 第2位 | プレミアリーグプレーオフ進出 |
| 2020年度 | 帝京長岡 | 高円宮杯 プリンスリーグ北信越 | 第2位 | コロナ禍による変則開催 |
| 2021年度 | 帝京長岡 | 高円宮杯 プリンスリーグ北信越 | 第1位(優勝) | プレミアリーグプレーオフ敗退 |
| 2022年度 | 帝京長岡 | 高円宮杯 プリンスリーグ北信越 | 第1位(優勝) | プレミアリーグプレーオフ敗退 |
| 2023年度 | 帝京長岡 | 高円宮杯 プリンスリーグ北信越 | 第1位(優勝) | プレミアリーグプレーオフ勝利・昇格決定 |
| 2024年度 | 帝京長岡 | 高円宮杯 プレミアリーグWEST | 第9位 | 初参戦プレミアWEST残留達成 |
| 2025年度 | 帝京長岡 | 高円宮杯 プレミアリーグWEST | 第8位 | プレミアWEST残留 |
| 2026年度 | 帝京長岡 | 高円宮杯 プレミアリーグWEST | 中位争い | リーグ戦参戦中 |
5. 選手経歴・選手総評
選手総評
現役時代の古沢徹は、帝京長岡高校サッカー部でキャプテンを務め、チームの精神的支柱として厳しい競争を牽引した。高校卒業後は北信越大学サッカー界の名門・新潟経営大学へ進学し、センターバックや守備的ポジションを中心にプレー。屈強なフィジカルと安定した状況判断力で最終ラインを統率し、北信越大学サッカーリーグや総理大臣杯、全日本大学サッカー選手権大会(インカレ)の舞台で全国の強豪と渡り合った。プロキャリアへ進む道ではなく、学生サッカーの第一線で培った「逆境でもブレないキャプテンシー」「守備組織を破綻させない戦術眼」「選手のメンタルを引き上げるコミュニケーション能力」は、指導者へと転身した後の確かな土台となった。自らが帝京長岡の卒業生として名門の酸いも甘いも知り尽くしているからこそ、雪国のハンディキャップを言い訳にせず、全国の頂点を見据えたテクニカルなチーム作りを完遂することができた。
選手経歴
- 帝京長岡高等学校 サッカー部
- 新潟経営大学 サッカー部




















