日本サッカー協会は30日、U-18(18歳以下)日本代表監督に元J1磐田監督の鈴木政一氏(58)の就任が決まったと発表した。鈴木氏は2002年、磐田を率いて前後期とも優勝する「完全制覇」を達成。11年から母校の日体大で部長兼監督を務めている。
J1監督経験者が育成年代を率いるのは異例。日本協会の原博実強化担当技術委員長は「アジアをなかなか勝ち抜けない中、もっと大学、高校、Jリーグと情報 を共有するというコンセプトを理解してくれ、なおかつ経験豊富な人材」と説明。アシスタントコーチにも元J1川崎監督の高畠勉氏を起用するなど、3大会連 続で出場を逃しているU-20ワールドカップ(W杯)出場に全力を注ぐ意向を示した。鈴木氏は「3大会出場できていないことでプレッシャーもあるが、選手 に最大限のプレーをさせ、結果が出るよう努力したい」と抱負を語った。
【産経ニュース】