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【高校総体2013】8チームの勝ち上がりと準々決勝の展望

平成25年度全国高校総体
「2013 未来をつなぐ 北部九州総体」サッカー競技はベスト8が揃い、明日5日より、準々決勝が行われる。これまでの勝ち上がりと準々決勝の展望について簡単にまとめています。

[東平尾公園博多の森陸上競技場]
真岡(10:00)滝川二

真岡

尚志、立正大淞南を下して、ベスト4進出を果たした真岡、誰がベスト8を予想したであろうか。しかし今年から小山南を率いた川上監督が就任、これまでのカウンター主体のサッカーから、ボールを丁寧につなげるポゼッションサッカーに移行、県新人戦では、準優勝と結果を残した。関東大会は帝京に敗退したが、栃木県予選では矢板中央を4-0、佐野日大をPKで下し、出場権を獲得した。本大会では、3試合で1失点の固い守りがベースとなっている。

 

滝川第二

1回戦の秋田南は別として、2回戦で東福岡、3回戦では、格上の近大附属を1点差勝利で下し、ベスト8に駒を進めてきた。新人戦、プリンスリーグと奮わなかったチームが、総体予選で息を吹き返し、決勝では市西宮に5-0で勝利した。FWの谷本にゴールと得点に絡む活躍が大きいが、守備陣の頑張りも注目だ。準々決勝では怪我人や出場停止の選手も戻ってくる。

 

市立船橋(12:00)帝京大可児

市立船橋

 2回戦の水戸啓明戦では25本を放ち、3回戦の九国大附戦で、4ゴールと攻撃力を発揮している。FW小田、石田、MF室伏と技術とスピードのあるタレントを中心に最終ラインからシュートパスと時折魅せるロングパスで、攻撃を組み立てる。しかし、両SBが高い位置を取る攻撃的布陣のため、GK志村とDF磐瀬とタレントがいのものの以前のような堅守とは決して言えない。しかし、優勝する力は十分に持っている。

 

帝京大可児

 関西プリンス2部で首位の阪南大高、3回戦では攻撃サッカーの國學院久我山に快勝するなど、岐阜を代表する高校から全国区の高校となった。3回戦では國學院久我山の攻撃を無失点、攻撃は藤田のハットトリックで3-0、鹿島内定のMF杉本はアシストを記録した。3回戦で魅せた堅守と三島・杉本を中心とした攻撃が噛み合えば、市立船橋を倒すのも夢でない。

 

 

 

[福岡フットボールセンター天然芝]

星稜(10:00)正智深谷

星稜

今年も星稜は強い。昨年の選手権ベスト4、プリンスリーグ北信越でも首位、開催されるフェスティバルでも上位進出と勢いがある。この総体でも日章学園、麻布大渕野辺、中京大中京と、曲者相手もしっかり勝利した。DF寺田、絶対的なエースMF寺村を擁し、組織力を誇り、優勝する可能性も持っている。

 

正智深谷

昨年から埼玉での実績はNO1だが、全国での活躍はこの大会が初めてと言える。北海道大谷室蘭と鹿児島城西と名門を冷静に倒した。エースオナイウ阿道を中心にチーム力で勝利してきた。下馬評は全国での経験が豊富な星稜が有利だが、終盤まで粘れば、勝てる可能性も残されている。

 

富山一(12:00)流通経済大柏

富山一

これがプレミアリーグに参戦し続けている貫禄なのであろうか。富山一は安定した戦いで最低の目標だったベスト8を決めた。大分西、韮崎などを退けのは、前線からの連動した守備からのシュートカウンターが持ち味だ。流経のパスワークを崩し、シュートカウンターに持ち込めば勝機は見えてくる。

 

流通経済柏

今大会の圧倒的な優勝候補は1回戦7点、2回戦は4点、3回戦は強豪青森山田の前に1点に終わったが、持ち前のパスワークと圧倒的な決定力は健在だ。現在得点王の立花や青木、森永などタレント豊富で、市立船橋と星稜を残し、優勝候補が敗れる波乱が起きているため、優勝に最も近い位置にいることは間違いがない