平成25年度第92回全国高校サッカー選手権大会千葉県予選は決勝が行われ、市立船橋が後半コーナーキックからパスをつなぎ、DF柴戸の上げたゴールを守り切り、1−0で流通経済柏が勝利し、2年ぶり19回目の選手権出場を決めた。
高校総体千葉県予選決勝、そして高校総体全国大会の決勝で対戦した両校、結果は3−2、4−2で市立船橋が勝利しており、プレミアリーグイーストで首位を走る流通経済柏にとって、市立船橋は大きな壁となっていた。
市立船橋は、MF室伏が復帰、準決勝で故障した藤井は骨折でベンチのメンバーにも入らなかった。代わりには、DF田代が入り、京都内定のDF磐瀬、FWの石田など不動のメンバーを揃えた。
対する流通経済柏は、DFラインは怪我人が多く、石田以外は高校総体予選と別のメンバー、MF秋山が2ヶ月の怪我から久しぶりのスタメン、ボランチも西槙ではなく、玉城が入り、FWも先週の準決勝で決勝ゴールを上げた183cmの星野が入り、同じく182cmのジャーメイン良と高さのあるツートップを揃えた。
前半は風上に立った流通経済柏のペースで試合が進む。前線からの激しいプレッシャーとロングボールへ市立船橋陣内へボールを運んでいく。また、新潟内定のボランチ小泉が、この日1トップとなったエース石田に張り付き、仕事をさせない。しかし市立船橋も組織的な守備とペナルティエリア内での体を張った守備で得点を許さない。前半は0−0で終了した。
後半になり、流通経済柏が押し気味に試合を進める。FW星野が右サイドから逆サイドへ大きなロングパス。ジャーメイン良がGKと1対1となるが、市立グ名箸GK志村が見事にストップ、これで流れが市立船橋に傾きかけた。
そして市立船橋は左サイドからのコーナーキック。石田が蹴ったファーサイドのボールを184cmのDF山之内がヘッド、そのボールをDF田代が前方へつなぎ、ボールはフリーでDFの柴戸のもとへ、柴戸は胸でワントラップとして、強引がボレーで蹴り込み、ボールはクロスバーを弾いてゴールに吸い込まれた。市立船橋が貴重な先制点を上げた。
その後、流通経済柏は、高校総体全国得点王の立花と高沢を投入し、反撃を試みるが、GK志村、DF磐瀬を中心とした市立船橋の守りを崩すことができず、試合終了。市立船橋が2年ぶり19回目の選手権出場を決めた。
試合終了後のインタビューで、市立船橋の浅岡監督は涙をためながら、この日の選手たちを讃えた。
【決勝】
市立船橋1ー0流通経済柏
【準決勝】
○柏の葉公園総合競技場
市立船橋 4-0 千葉国際
八千代 1-2 流通経済柏
【準々決勝】
○千葉県総合SC東総運動場
市立船橋 1-0 中央学院
八千代 3ー2 東京学館浦安
○鴨川市陸上競技場
習志野 1-1(PK2-4) 流通経済柏
東海大望洋 1ー4 千葉国際
【2回戦】
市立船橋 3-1 千葉日大一
習志野 2-0 市立柏
○鴨川市陸上競技場
流通経済大柏 1延長0 東京学館
中央学院 3-1 八千代松陰
10月27日(日)
○千葉県総合SC東総運動場
東海大望洋 1ー0 千葉明徳
八千代 2ー1 渋谷幕張
○鴨川市陸上競技場
東京学館浦安 2-0 東海大浦安
千葉国際 5ー1 柏日体
【1回戦】
●東海大浦安会場
東海大浦安 1-0 県立船橋
東海大望洋 1-1 3PK2 長生
●千葉明徳会場
千葉明徳 1-0 敬愛学園
幕張総合 0-1 千葉国際
●柏日体会場
柏日体 1延長0 船橋北
八千代 6-1 我孫子
●東京学館浦安会場
柏陵 - 東京学館浦安
専修大松戸 - 渋谷幕張
の2試合は強雨によるグラウンドコンディション不良のため、延期
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