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【第93回全国高校サッカー選手権】Bブロック展望

第93回全国高校サッカー選手権
前橋育英
國學院久我山 〇 
京都橘 
山梨学院
初芝橋本 ▲ 
日章学園  ▲ 
 
 

 前橋育英から京都橘までがBブロックだ。このブロックのは本命は前橋育英をあげたい。今年も各ポジションにいい選手が揃った。安定感があり、キックの精度の高いGK吉田、長身CB宮本、ボランチの鈴木、吉永、攻撃的MFの渡邊、FW青柳と関戸と優勝候補の一角として十分な戦力でハマった時は間違いなく一番強い。しかし初戦の初芝橋本は侮れない相手だ。高校総体では千葉の習志野に完勝、阪中監督が自信を持って送り出す世代だ。GKの立川、ドリブラーMF末吉など質の高い選手がいる。特に立川が波に乗ってファインセーブをすると番狂わせがあるかもしれない。
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 このブロックの対抗としては國學院久我山を上げておきたい。レベルの高いプリンスリーグ関東では残念ながら降格となったが、今年は堅守速攻の久我山として期待がかかる。GK仲間、DF内藤、鴻巣、花房と昨年の選手権を経験したメンバーが残り、粘り強い守備は簡単には崩されそうにもない。そして飯原、期待の1年生渋谷を擁した攻撃陣も昨年ほどの破壊力はないが計算できる。昨年のようなポゼッションではないので、相手が守りを固める機会が少ないため、ショートカウンターで決定機を多く作りいいところまで行くのでないかと期待できる。
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 そして昨年ベスト4、一昨年準優勝の京都橘も侮れない相手だ。DF小川、清水、MF志知、FW中野と昨年を経験した選手に有望な下級生もいて、今年も高いチーム力を持っている。今年初参戦して最終節で残留を決めたプレミアリーグでJユースの強豪と戦ったことは自信につながったはずだ。
 
 また、ダークホースとして山梨学院は面白い存在だ。高校総体では優勝した東福岡を苦しめ、レベルが高いプリンスリーグ関東も残留を決めた。ヘディングに絶対の自信を持つCBの渡邊、快速MF伊藤、188cmの長身FW原と強い個を持った選手をそろえている。その他にも絶対的エースFW村田を擁し、昨年の選手権で東福岡を破ってベスト8に進出した日章学園にもチャンスがある。

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