福重良一(東山)高校サッカー強豪校監督
目次
1. 監督総評
福重良一は、京都府屈指の名門である東山高校サッカー部を全国トップクラスの強豪へと押し上げた名将である。現役時代は大阪府立和泉高校から大阪商業大学を経て、旧JFLおよびJリーグ黎明期の京都パープルサンガ(現・京都サンガF.C.)や大塚製薬(現・徳島ヴォルティス)で屈強なディフェンダーとしてプレーした。
現役引退後に指導者の道へ進み、2003年より東山高校サッカー部監督に就任。長年にわたってチームの基礎を築き上げた。指導における最大の特長は、徹底した基礎技術の習得をベースに、ピッチ上の選手自らが状況を判断して数的優位を作り出す緻密なパスサッカーを展開する点にある。守備面でも組織的な連動と素早いプレッシングを妥協なく求め、攻守に隙のないチームを作り上げた。第100回全国高校サッカー選手権大会で全国ベスト8に進出して脚光を浴びると、翌年度の第101回大会では聖和学園、日体大柏、大津などの強豪を相次いで撃破し、同校史上最高成績となる全国準優勝を達成。プロ経験に裏打ちされた勝負眼と育成力で高校サッカー界にその名を轟かせている。
2. 基本情報
- 氏名:福重 良一(ふくしげ りょういち)
- 生年月日:1971年1月30日
- 出身地:大阪府
- 出身校:大阪府立和泉高等学校 → 大阪商業大学
- 指導チーム:東山高等学校
- 役職:サッカー部監督(同校教諭)
3. 指導歴
- 2003年〜:東山高等学校 サッカー部 監督
4. 大会の戦績
全国高校サッカー選手権大会(全国大会・京都府予選)
監督通算全国大会出場回数:5回(最高成績:全国準優勝・1回)
| 年度 | 高校名 | 大会名(出場回数) | 成績・結果 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 2012年度 | 東山 | 第91回全国高校サッカー選手権大会(全国出場) | 全国1回戦敗退 | 1回戦:0-0(PK4-5) 帝京長岡(府予選優勝) |
| 2013年度 | 東山 | 第92回全国高校サッカー選手権京都府予選 | 府予選準優勝 | 決勝:京都橘に敗退 |
| 2014年度 | 東山 | 第93回全国高校サッカー選手権京都府予選 | 府予選ベスト4 | 準決勝敗退 |
| 2015年度 | 東山 | 第94回全国高校サッカー選手権京都府予選 | 府予選ベスト8 | 準々決勝敗退 |
| 2016年度 | 東山 | 第95回全国高校サッカー選手権京都府予選 | 府予選準優勝 | 決勝:京都橘に敗退 |
| 2017年度 | 東山 | 第96回全国高校サッカー選手権京都府予選 | 府予選ベスト4 | 準決勝敗退 |
| 2018年度 | 東山 | 第97回全国高校サッカー選手権大会(全国出場) | 全国2回戦敗退 | 2回戦:0-1 丸岡(府予選優勝) |
| 2019年度 | 東山 | 第98回全国高校サッカー選手権京都府予選 | 府予選準優勝 | 決勝:1-2 京都橘 |
| 2020年度 | 東山 | 第99回全国高校サッカー選手権京都府予選 | 府予選準優勝 | 決勝:1-2 京都橘 |
| 2021年度 | 東山 | 第100回全国高校サッカー選手権大会(全国出場) | 全国ベスト8 | 準々決勝:1-2 青森山田(府予選優勝) |
| 2022年度 | 東山 | 第101回全国高校サッカー選手権大会(全国出場) | 全国準優勝(2位) | 決勝:1-3 岡山学芸館(府予選優勝) |
| 2023年度 | 東山 | 第102回全国高校サッカー選手権大会(全国出場) | 全国1回戦敗退 | 1回戦:0-0(PK2-4) 米子北(府予選優勝) |
| 2024年度 | 東山 | 第103回全国高校サッカー選手権京都府予選 | 府予選準優勝 | 決勝敗退(京都橘が全国へ) |
| 2025年度 | 東山 | 第104回全国高校サッカー選手権京都府予選 | 府予選準優勝 | 決勝敗退 |
| 2026年度 | 東山 | 第105回全国高校サッカー選手権京都府予選 | 府予選 進行中 | 大会開催中 |
全国高校総体(インターハイ)(全国大会・京都府予選)
監督通算全国大会出場回数:4回(最高成績:全国ベスト8・2回)
| 年度 | 高校名 | 大会名(出場回数) | 成績・結果 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 2012年度 | 東山 | 平成24年度全国高校総体京都府予選 | 府予選準優勝 | 決勝敗退 |
| 2013年度 | 東山 | 平成25年度全国高校総体(全国出場) | 全国2回戦敗退 | 初戦(2回戦)敗退(府予選優勝) |
| 2014年度 | 東山 | 平成26年度全国高校総体京都府予選 | 府予選準優勝 | 決勝敗退 |
| 2015年度 | 東山 | 平成27年度全国高校総体京都府予選 | 府予選ベスト4 | 準決勝敗退 |
| 2016年度 | 東山 | 平成28年度全国高校総体京都府予選 | 府予選ベスト4 | 準決勝敗退 |
| 2017年度 | 東山 | 平成29年度全国高校総体京都府予選 | 府予選準優勝 | 決勝敗退 |
| 2018年度 | 東山 | 平成30年度全国高校総体(全国出場) | 全国ベスト8 | 準々決勝:0-3 桐光学園(府予選優勝) |
| 2019年度 | 東山 | 令和元年度全国高校総体京都府予選 | 府予選準優勝 | 決勝敗退 |
| 2020年度 | 東山 | 令和2年度全国高校総体 | 大会中止 | 新型コロナウイルス感染拡大の影響により中止 |
| 2021年度 | 東山 | 令和3年度全国高校総体(全国出場) | 全国2回戦敗退 | 2回戦:0-1 三重(府予選優勝) |
| 2022年度 | 東山 | 令和4年度全国高校総体(全国出場) | 全国ベスト8 | 準々決勝:0-2 矢板中央(府予選優勝) |
| 2023年度 | 東山 | 令和5年度全国高校総体京都府予選 | 府予選準優勝 | 決勝敗退 |
| 2024年度 | 東山 | 令和6年度全国高校総体京都府予選 | 府予選ベスト4 | 準決勝敗退 |
| 2025年度 | 東山 | 令和7年度全国高校総体京都府予選 | 府予選準優勝 | 決勝敗退 |
| 2026年度 | 東山 | 令和8年度全国高校総体京都府予選 | 府予選上位 | 大会開催中 |
高円宮杯U-18サッカーリーグ(プリンスリーグ関西等)
| 年度 | 高校名 | 大会名(出場回数) | 成績・結果 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 2017年度 | 東山 | 高円宮杯 プリンスリーグ関西 | 第6位 | プリンス関西残留 |
| 2018年度 | 東山 | 高円宮杯 プリンスリーグ関西 | 第5位 | プリンス関西残留 |
| 2019年度 | 東山 | 高円宮杯 プリンスリーグ関西 | 第4位 | プリンス関西上位 |
| 2020年度 | 東山 | 高円宮杯 プリンスリーグ関西 | 第6位 | コロナ禍による変則開催 |
| 2021年度 | 東山 | 高円宮杯 プリンスリーグ関西 | 第3位 | プリンス関西上位 |
| 2022年度 | 東山 | 高円宮杯 プリンスリーグ関西1部 | 第5位 | プリンス関西1部残留 |
| 2023年度 | 東山 | 高円宮杯 プリンスリーグ関西1部 | 第4位 | プリンス関西1部残留 |
| 2024年度 | 東山 | 高円宮杯 プリンスリーグ関西1部 | 第4位 | 上位争いを展開 |
| 2025年度 | 東山 | 高円宮杯 プリンスリーグ関西1部 | 第3位 | プリンス関西上位維持 |
| 2026年度 | 東山 | 高円宮杯 プリンスリーグ関西1部 | リーグ参戦中 | リーグ戦継続中 |
5. 選手経歴・選手総評
選手総評
現役時代の福重良一は、大阪府立和泉高校から大阪商業大学へ進学し、関西学生サッカーリーグ屈指の強固なディフェンダーとして頭角を現した。大学卒業後の1993年、Jリーグ参入を目指していた京都紫光クラブ(のちの京都パープルサンガ)へ加入。創設期の主力DFとして激しいフィジカルコンタクトと粘り強い対人守備を武器に最終ラインを統率し、クラブのJFL上位進出とJリーグ昇格への足がかりを築いた。1996年には旧JFLの大塚製薬(現・徳島ヴォルティス)へ移籍し、トップレベルの第一線で修羅場を経験した。プロフェッショナルとして培った「プロ基準の守備のディテール」「試合の流れを読む戦術眼」「勝負所で妥協しないインテンシティ」は、指導者へと転身した後の最大の強みとなっている。自身の高いプレー基準を高校生にわかりやすく落とし込み、華麗なテクニックの追求だけでなく、球際の厳しさと自律した判断力をピッチで体現させる指導力は高く評価されている。
選手経歴
- 大阪府立和泉高等学校 サッカー部
- 大阪商業大学 サッカー部
- 1993年 – 1995年:京都紫光クラブ / 京都パープルサンガ
- 1996年:大塚製薬サッカー部




















