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大前元紀(流通経済大柏)高校サッカーヒーロー列伝

大前元紀_流通経済大柏

大前元紀(流通経済大柏 千葉県)高校サッカーヒーロー列伝

寸評

鋭い得点感覚と高い決定力、正確無比なプレースキックを武器に高校サッカー界を席巻したストライカー。神奈川県横浜市出身で、しらとり台FC、町田JFCジュニアユースを経て千葉県の流通経済大学付属柏高校へ進学した。高校3年時にはエースとして圧倒的な存在感を放ち、本田裕一郎監督率いるチームを史上屈指の強豪へと押し上げた。

2007年度は高校サッカー史に残る偉業を成し遂げた。夏の全国高校総体(インターハイ)で得点王(6得点)に輝いてベスト4に進出すると、秋の高円宮杯全日本ユース選手権では8得点を挙げて得点王を獲得しチームを初優勝へと牽引。さらに冬の第86回全国高校サッカー選手権でも7得点を記録して得点王に輝き、決勝の藤枝東戦でも2得点を奪って4-0の勝利と全国制覇に貢献した。同一年度における高校3大タイトル(インターハイ、全日本ユース、選手権)すべてでの得点王獲得は高校サッカー史上初の快挙であった。

卒業後は清水エスパルスに加入し、J1の舞台で主力を務めた。ドイツのフォルトゥナ・デュッセルドルフへの移籍も経験し、復帰後は大宮アルディージャ、ザスパクサツ群馬、京都サンガF.C.、南葛SCでプレー。2018年にはJ2リーグ得点王を獲得するなど、卓越した技術と勝負強さで長きにわたり第一線で活躍を続けた。

所属

流通経済大学付属柏高等学校(千葉県)

生年月日

1989年12月10日

サイズ(身長・体重)

167cm / 68kg

ポジション

FW

出身チーム

  • 3種(中学校/ジュニアユース):町田JFCジュニアユース(横浜市立谷本中学校)
  • 4種(小学校/少年団/ジュニア):しらとり台FC(横浜市立藤が丘小学校)

出場大会

高校サッカー選手権(全国高等学校サッカー選手権大会)
  • 1年時(2005年度・第84回大会):2回戦敗退(流通経済大柏は初出場。1回戦の履正社戦に1-0で勝利、2回戦の四日市中央工戦に0-1で敗れた。1年生の大前の出場状況の詳細は要確認)。
  • 2年時(2006年度・第85回大会):千葉県予選敗退。
  • 3年時(2007年度・第86回大会):全国優勝。2回戦の近江戦に2-0、3回戦の大分鶴崎戦に3-0、準々決勝の東福岡戦に0-0(PK4-2)、準決勝の津工戦に8-0、決勝の藤枝東戦に4-0で勝利し初優勝。
  • 個人表彰:大会得点王(7得点)、大会優秀選手。
高校総体(インターハイ)
  • 1年時(2005年):千葉県予選敗退。
  • 2年時(2006年):千葉県予選敗退。
  • 3年時(2007年・佐賀総体):全国ベスト4(準決勝で市立船橋に1-2で敗退)。
  • 個人表彰:大会得点王(6得点)、大会優秀選手。
全日本ユース(高円宮杯)
  • 1年時(2005年):出場なし。
  • 2年時(2006年):出場なし。
  • 3年時(2007年・第18回大会):全国優勝。決勝でサンフレッチェ広島ユースに1-0で勝利し初優勝。
  • 個人表彰:大会得点王(8得点)。
国民体育大会(国体)
  • 1年時(2005年)〜3年時(2007年):確認できた出場記録なし。

代表歴

高校時代の代表/選抜歴:日本高校選抜(2008年・ベリンツォーナ国際ユース大会、デュッセルドルフ国際ユース大会)、U-19日本代表(2008年・カタール国際ユース等)。

【高校時代の代表歴について】

大前は高校3年時の全国的な活躍により、2008年初頭の日本高校選抜に選出された。スイスで開催されたベリンツォーナ国際ユース大会やドイツのデュッセルドルフ国際ユース大会などに参加し、高校選抜のエースとして国際舞台でも高い得点能力を発揮した。

さらに同年に清水エスパルスへ入団した直後から世代別日本代表にも招集され、U-19日本代表としてカタールU-19国際親善トーナメントなどに出場。高校世代を代表するトップストライカーとしての評価を確固たるものとした。

卒業後の進路

プロ・社会人

  • 清水エスパルス(2008年〜2012年)
  • フォルトゥナ・デュッセルドルフ(ドイツ/2013年〜2014年)
  • 清水エスパルス(2013年〜2016年)
  • 大宮アルディージャ(2017年〜2019年)
  • ザスパクサツ群馬(2020年〜2021年)
  • 京都サンガF.C.(2022年)
  • 南葛SC(2023年〜)
  • 通算成績:J1リーグ通算141試合31得点、J2リーグ通算203試合58得点、J3リーグ通算13試合1得点(国内リーグ戦のみの集計)。
  • タイトル:J2リーグ優勝(2016年・清水エスパルス)、ナビスコカップ準優勝(2008年、2012年・清水エスパルス)、天皇杯全日本サッカー選手権大会準優勝(2010年・清水エスパルス)。
  • 個人表彰:J2リーグ得点王(2018年・大宮アルディージャにて24得点)。

日本代表(国際Aマッチ)

国際Aマッチ出場なし。

引退後の活動・指導歴・役職

現役選手として南葛SC等で継続プレー。

【卒業後のキャリアの総評】

2008年に清水エスパルスへ加入した大前は、プロ入り後も鋭いポジショニングと決定力を発揮し、チームの主力FWとして定着。ナビスコカップや天皇杯の決勝進出などに貢献し、清水の攻撃陣を牽引した。2013年にはドイツ・ブンデスリーガのフォルトゥナ・デュッセルドルフへ挑戦し、欧州の舞台も経験した。

復帰後の清水や移籍先の大宮アルディージャでもエースとして君臨し、2018年のJ2リーグでは24得点を挙げて自身初となるJ2得点王のタイトルを獲得した。その後もザスパクサツ群馬、京都サンガF.C.と渡り歩き、前線での起点作りや直接フリーキックによる高い得点力で存在感を示した。

高校時代に培った抜群のシュート精度と勝負強さはプロの舞台でも遺憾なく発揮され、Jリーグで多くのゴールを積み重ねた。キャリアの後半は関東サッカーリーグの南葛SCへ移籍し、豊かな経験と卓越したテクニックでチームを支えながら現役として活躍を続けている。

流経経済大柏(ヒーロー列伝)

ヒーロー列伝