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【高校選手権】初のベスト4を目指す対決は京都橘が猛攻を仕掛けた帝京長岡を振り切る

第91回全国高校サッカー選手権は5日、準々決勝を行い、ともに初の4強進出を懸けた帝京長岡(新潟)と京都橘(京都)との一戦は、京都橘が2-1で勝利。京都橘は1月12日に国立競技場で行われる準決勝で桐光学園(神奈川)と対戦する。

 ともに全国大会初勝利の勢いに乗って8強へ進出した両チームの戦い。初の国立への道を切り開いたのは、今大会得点ランキング首位タイの小屋松知哉(2年)と仙頭啓矢(3年)の快速2トップ擁する京都橘だった。

 前半9分、警戒されていた2トップがいきなりゴールをもたらす。右オープンスペースへ抜けだした小屋松がスピードを活かし右サイドを快走。小屋松の折り返しを中央の仙頭がダイレクトで右足インフロントにややかけた技ありシュートでゴール右隅を破る。

 先制された帝京長岡は直後にFW山田貴仁(3年)がディフェンスラインの背後へ抜け出すが、GKとの1対1から放った右足シュートはゴール左へ。絶好の同点機を活かすことが出来ない。ポゼッションからアルビレックス新潟内定のMF小塚和季(3年)とMF長坂拓海(3年)のスルーパスで相手の背後を取ろうとする帝京長岡は、13分にも左ゴールライン際でDFをかわしたMF柳雄太郎(2年)の折り返しにMF三田陽介主将(3年)が飛び込むが、京都橘GK永井建成(2年)が何とか手に当てて決定機を阻んだ。

 危ない場面もつくられたが、この後、中盤で相手のミスを誘発した京都橘が徐々に流れを傾ける。27分には敵陣でのインターセプトから仙頭が右足を振りぬき、直後には仙頭が相手を3人引き付け、DFとGKの間に絶妙のスルーパスからスピードで抜けだしたMF中野克哉(1年)がPAへ持ち込むと、そのまま左足シュートをゴール右隅へ流し込んで2-0とした。

 帝京長岡は小塚がやや強引なドリブルから中盤に穴を開けるが、林大樹(1年)と橋本夏樹(3年)の両CB中心にPAで粘る京都橘から追撃ゴールを奪えず、0-2で前半を折り返した。前半精彩を欠いた帝京長岡は、後半開始から三田に代えて負傷を抱えるMF星田朋弥(3年)を投入した帝京長岡が立ち上がりのラッシュで追撃ゴールを奪う。

 6分、セットプレーの流れから右中間の左SB丸山晃生(3年)が逆サイドへ展開すると、フリーのMF島村旭(3年)が右足で回転をかけたループシュートでゴールを破って1点差とした。前半に比べてミスが減り、さらに攻める帝京長岡は小塚と柳のドリブル突破や、丸山のドリブルシュートなど京都橘に圧力をかけていく。

 我慢の時間帯が続いた京都橘だが、PAにエンジの壁を築いて同点ゴールを許さない。逆にカウンターを繰り出し、仙頭がクロスバー直撃の右足ミドルを放つなど隙あらば3点目を奪おうとした。小塚と柳を起点に反撃する帝京長岡はともに181cmのFW永井勝輝(3年)とFW笛木浩大(2年)をピッチへ送り出してパワーと高さも加えて攻める。だが、好守を見せる京都橘から最後まで得点を奪うことができず。京都橘が同校史上初、京都府勢としては久御山以来2年ぶりとなる4強進出を決めた。

 京都橘は12日、国立競技場で桐光学園と対戦する。