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名門「清商」61年の歴史に幕…ロスタイム失点で痛恨敗退

静岡県高校サッカー新人大会2回戦が11日に行われ、4月に庵原と統合して「清水桜が丘」に校名変更する清水商は加藤暁秀に1―2で敗戦。現校名最後の大会を優勝で飾ることはできなかった。

 1951年の創部から61年、全国選手権を3度制した「清商」の歴史にピリオドが打たれた。06年度以来6年ぶりの優勝を狙ったが、東部1位の加藤暁秀にまさかの敗北。試合終了のホイッスルが響いた瞬間、イレブンはぼう然とするしかなかった。

 立ち上がりから相手にボールを支配され、速いパス回しに翻弄(ほんろう)された。必死に食らいついて得意のカウンターで攻め込んだが、相手DFの好守に阻まれ、ゴールが奪えない。0―0で迎えた後半25分には、相手FW光原に裏を取られて失点した。

 だが同33分、同校のエースナンバー8番を背負うMF大石竜平(1年)が得意のドリブルでゴール前へ攻め込み、PKを誘発。自らゴール左隅へ冷静に決めた。「あそこで抜けて決めきるのが理想だったけど、PKをもらって決められたので良かった」。父は磐田でFWとして活躍した大石隆夫氏(48)。このPKで同点としたが、後半ロスタイム1分に痛恨の失点を喫した。

 準優勝に終わった県総体、16強で散った県選手権に続いて、「清商」最後の1年は無冠に終わった。大石は「(最後の大会で)清商の名前を残したいと思っていたけど…悔しい」と無念の表情。だが、立ち止まっている時間はない。新校名で再出発する4月にはプリンスリーグ東海、県総体が開幕。74年から39年間指揮を執ってきた大滝雅良監督(61)は「過去を見たって仕方ない。先を見ていくしかない」と話した。

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