【毎日新聞】ガ大阪ユース、全寮制で集中環境

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J2から復活を目指すガ大阪が、ユースでも改革を進めている。ユースの新入生は2年前から提携先の追手門学院高校(大阪府茨木市)に入学。同じ年に寮(同市)も新設し、今春にはユース選手44人全員が同校所属で寮生となり、サッカーに真剣に打ち込める環境が整った。高い育成力に定評があるガ大阪だが、最近は同じ関西の京都やセ大阪に押され気味。ガ大阪の二宮博・アカデミー本部長は「他のクラブは打倒ガンバできているが、新しい環境でいい選手を育てたい」と巻き返しを狙う。【新井隆一】

 

 ガ大阪ユースは02、06年のワールドカップに連続出場した宮本恒靖さんをはじめ、稲本(川崎)ら日本代表を数多く輩出。だが、今季はユースからトップチームに昇格した選手は一人もいなかった。

 一方、京都は06年に「スカラーアスリートプロジェクト」を導入。ユース選手が寮生活を送りながら立命館宇治高に通う環境を整え、最近はトップチーム昇格者も目立つ。セ大阪もジュニアユースから育った扇原、山口らが昨年のロンドン五輪に出場し、4強入りの原動力になった。

 ガ大阪のユース選手はこれまで、自宅からそれぞれの高校に通い、放課後に大阪府吹田市のグラウンドに移動し練習していた。このため、選手は関西圏に限られた上、練習開始も午後6時で夜型のライフサイクルになり、学業成績が低下する傾向があった。また、ジュニアユースと練習時間が重なり、グラウンドも手狭だった。

 

 しかし、寮設置と追手門学院との提携で、全国から有望株を集めることが可能に。ジュニアユースからの昇格組と外部からの加入組が競い合えば、レベルアップも見込める。さらに、寮と高校と練習グラウンドが近く、練習開始も1時間半〜2時間半ほど早まってグラウンドも広く使えるようになった。朝型の生活で学業にも好影響が期待できるという。

 18歳以下の頂点を争う高円宮杯U18リーグで今季、1部にあたるプレミアリーグへ昇格するなど成果が見え始めている。二宮本部長は「学校、寮との連携で、選手も人間的に自立してきた。プレーに良い影響を与えるケースも増えた」と手応えを感じている。

 

 【毎日jp】

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